続きがかけなさそうなものを供養する場所   作:lkjhg

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とりあえずどうぞ。


原作:Fate/Grand Order
クリームヒルトさんとジークフリートで一緒にバルムンクさせたかった話


「そんなに憎いのか。クリームヒルト。」

 

 クリームヒルト。ジークフリートの妻。クラスはバーサーカー。クラス通り狂っている。というよりはヒステリックなだけだという印象だった。ジークフリートとかハーゲンが関わらなければ彼女は聡明で美しい女性だ。

 

「そんなに他人の家庭事情が気になるわけ?」

「まぁ、踏み込むべきではないと思うけど。」

「だったらそうしなさい。」

「それでも気になるだろ?復讐をしたにも関わらずアヴェンジャーじゃないんだから。」

 

 紅茶とお菓子でのティータイム。彼女を召喚してからコミュニケーション目的で始めた。最初はインスタントで済ませていたがどうたら満足してくれなくて勉強した。最初はこっぴどく叱られたさ。だってクリームヒルトってお嬢様なんだぜ?そりゃいい茶葉とプロの技があるんだから多めに見てほしいものだった。最近は上達してきたっぽくて褒められはしないけど文句を言われることも無くなった。

 

「ところでどうして私を戦わせるのかしら。」

「いや、サーヴァントでしょうが。」

「いい?私は戦ったことも剣を持ったこともない女なのよ?あの人の妻だからこの魔剣がくっついてきたのでしょうけど。ああ、思い出して腹が立ってきた。」

「落ち着いてくださいな。俺も一応戦えるけどさ、サーヴァントには遠く及ばないの。せいぜい5分。いや、1分だな。」

「行き過ぎた謙遜は嫌味になるわよ。」

「事実さ。」

 

 先祖代々受け継がれる刀のおかげであんまり魔術を使えない俺でも戦える。戦えるが、サーヴァント相手じゃ捨て身でもない限り勝利することはできないだろうさ。

 

「次の特異点、どうするつもり?また、藤丸立香に任せるの?」

「適度にサポートするつもりだ。俺は君以外を召喚するつもりはない。」

「そ、そんなこと言われても嬉しくないわよ。」

 

 可愛いやつめ。ところでバーサーカーの定義を確認したいんだがよろしいか?

 ・・・ああそう。諦めろってか?確かにな。アーチャーなのに弓使わないやつ多いもんな。アサシンなのにアサシンしないやつもいるしセイバー名乗る奴もいるし。

 

『クリームヒルトさん。刀也さん。次の特異点が発見されたのでブリーフィングを行います。管制室にきてください。』

 

 

「邪魔されたわね。」

「(何気にティータイム気に入ってんのな。)行こうぜ。それが俺たちの仕事なんだから。」

「私じゃなくてあなたの仕事よ。」

「おいおい前に共犯者だーって話したのはクリームヒルトじゃないか。」

「だからってバディではないわよ!?」

「マスターとサーヴァントなんだからバディだろ!」

「マスターとサーヴァントなら主従じゃないかしら!?というかその共犯者の話は私の復讐の話じゃない。人理修復には関係ないわ。」

「じゃあなんで召喚に応じたんだよ。」

「何でって・・・何で応じてしまったのかしら。」

「おいおい。」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 レイシフト先は中世のフランス。ジャンヌダルクがいたとかいう時代だ。だからこそジークフリートは関係ないと思うのだが…何故かいる。それもボロボロの状態で。なんでかなぁ?俺なんか悪いことした?なんで最初から(クリームヒルトの)地雷が足元にあるわけ?

 

「それで?夫と再会した感想は?」

「そうね・・・何とも言えないわ。そう、何とも言えないのよ。マスターと一緒にいた時間が長かったせいか今はそこまで恨みつらみはないし、むしろ好きという気持ちの方が・・・

「なんて?」

「何でもないわ!」

 

 クリームヒルトの伝説はいくつか調べたが結局のところ自業自得、ということに帰結するかもしれない。だけどまぁ色々あったのかもしれないがとりあえずハーゲンお前は死んでおけ。いやブリュンヒルトか?細かいことはどうでもいいや。

 

「カルデアのマスター。本当にいいのか?」

「こっちのセリフだ。ジークフリートさん。そもそも妻と戦うことに、そして呪いでかなり弱体化しているというのに戦うのか?」

「問題ない。」

 

 発端としてはクリームヒルトが殴らせろと言ったこと。ただ殴るだけじゃ面白くないからいっそのこと戦えば?って言ったら案の定のった。

 生前の夫婦仲は悪くはない…のか?喧嘩するほど仲がいいとは言うけれど、これはちょっと違うし。

 

「ごめんやっぱりやめにしようか。」

「はい?」

「……」

「理由はわざわざ戦う必要はないから。お茶にしようぜ。お二人さん。」

 

 やっぱりまずは何事も話し合いからだよなぁ!それでいつまでも平行線なら戦えばいいさ。そのときは気が済むまでやらせるつもりだ。主にクリームヒルトのってことになるけどね。ジークフリートさんは感情を表に出さないのか知らないけど雰囲気的に怒ったり悲しんだりはしていない。

 フハハハ。こんなことがなかったとしてもお茶をする気はあったので荷物を入れているリュックサックに色々入れてるのさ。

 

「じゃあまずその1!クリームヒルトさん!ジークフリートさん!相手のことを愛していますか?」

 

 うっわこれやられたらクソ恥ずかしいやつ。こうやって仕切ってる俺が恥ずかしいんだけど…。

 

「…………愛しているわ(超小声)。」

「クリームヒルトさんは愛していると!それに対して旦那様?」

「愛している。」

 

 わっわわわわ…。かっけぇ。流石英雄かっけえ。真剣に、面と向かって目を合わせて言い放ちやがった。色が薄いクリームヒルトでさえ真っ赤に染まってるぞ(笑)

 

「え、えーじゃあその2!」

 

 お茶をカップに注ぎ分けながら次の質問を考える。もうここでぶち込むか。

 

「なぁ。クリームヒルト。貴女のジークフリートが死んでからの生活を教えてみたらどうだ?」

「なっ!?」

「ジークフリートが死ぬ要因は貴女が作ったみたいなものだよ。でも、それは夫を貶されることに耐えられなくなって、相手の言われて一番嫌なことを言ったんだろう?そんなのどこにでもある子供の喧嘩だ。だったらその後のことでも教えたらいい。夫の知らないことを。」

 

 うんたらペディアで読んだ限りだけど、クリームヒルトは悪人でも何でもなく、典型的な貴族だと想う。まぁ貴族にしては優しいな。ジークフリートの遺したニーベルングの秘宝をつかって貴賎と人臣をとわずほどこしていたみたいだから。それで夫が死んだ悲しみから13年間ずっと喪服に身を包んでいたんだぜ?その秘宝を使って色々やっていたせいでその後の悲劇?に繋がるのはちょっと悲しいけどなー。

 

「私は、貴方が亡くなってとても悲しかったの。13年間喪服に身を包むくらいには。いつもいつも不安だったのよ?いくら貴方が強いと言っても無敵というわけではないのだから。すまないだったり問題ないだったり一言で済ませやがってこのやろう…もっと話しなさいよ!」

 

 この夫婦にはコミュニケーションが足りていないのか。主にジークフリートさんのせいで。

 

「私の悲しみがどれほどかしってる!?知らないでしょうねぇ!だって死んだんだから!貴方が死んでなかったらそんな悲しみは味わってないのよ!貴方が死んだあと、ニーベルングの財宝を使って良いことをしていたのに盗られて何もできなくなったし、ああもう、ハーゲンの首をまた撥ねてやりたい。全部アイツのせい。そうでしょ?ていうか妻放って勝手に死んでるじゃないわよ!」

 

 一度撥ねたんだよなぁ。フン族の王と再婚したクリームヒルトは息子をもうけていたんだけどそれがまたハーゲンの手先に殺されてね。それで戦争スタート。クリームヒルトの兄であるグンターとハーゲンは最終的に生け捕りにされました。んでクリームヒルトははめられてグンターの首を撥ねて、ニーベルングの財宝が返って来ないことを知りハーゲンの首を、当時はハーゲンが所有していたバルムンクで撥ねたというわけです。大雑把にはこんな感じ。クリームヒルトはその後にフン族の客将に殺されちゃうんだけどね。それは捕虜殺したんだから仕方ないよね…たぶん。

 

「すまなかった。」

 

 一言で空気変わったんだけど。重たすぎるって。

 

「君を想っていることに、嘘偽りはない。だが、どうやら俺は話すのが苦手らしい。君の気持ちに気づけなかったことも申し訳ない気持ちだ。」

「謝ったら許されると思ってるの?」

「だから、この特異点で一緒にいさせてほしい。」

 

 おっと…?

 

「この特異点が解決すれば座に帰るが、それまで一緒にいてくれたら嬉しい。」

「え、ええ。いいわよ。」

 

 いいんかい!ちょろすぎない?

 

「な、何よその目は。別にいいでしょ!だって好きなんだから!」

「あー、はい。わかったわかった。サーヴァントなのに俺でも対抗できるような力で肩つかんでぐわんぐわん揺らさないでください。」

 

 とりあえず和解ってことでいいのかな?召喚しないってしてたけどジークフリートと、あと一人召喚しよっかな。相棒的なのがほしい。クリームヒルトとジークフリートのカップリングは絶対。クリームヒルトの縁を使えばほぼ確定でジークフリート来るだろうし。となると俺が誰召喚するかだよなぁ。俺の刀触媒にする?うーん…。やめておこう。

 

『やっと繋がった!無事かい?刀也くん。』

「無事だよ。死ぬ可能性もあったけど。」

『ええ!?どういうことだいそれは。』

「ジークフリートがいたんだ。」

『……なるほどね。それでどうしたんだい?』

「(紅茶)飲ミニケーションで解決した。」

『お酒は持っていってないはずなんだけどどことなく危ない雰囲気がするのはなんでだろうね。よし、無事なら今から座標を送るからそこに向かってくれ。立香くんたちがいる。』

「了解。」

 

 方針は決まったな。

 

「というわけでお二人さん。少しばかし散歩しようぜ。」

 

 おっと、紅茶はちゃんと飲んでいくぜ。




主人公の能力が迷走したから書けなくなりました。ちなみに第一特異点だけの予定なので強引にかけなくはないですが、無理でしたねぇ…

この話の題名通りただ一緒にバルムンクさせたかっただけなのでいちゃいちゃ成分がこの話だけになりそうだったのも理由に含まれます。

つーかいちゃいちゃしてるか?これ。
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