続きがかけなさそうなものを供養する場所   作:lkjhg

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童貞なんだもの
      by さくしゃ

そんなことはさておき本来のタイトルは『憑依転生したんだけど様子がおかしい』

なお、この話にエロシーンはない。


最高に性癖詰め込んでR18なエロを書こうとして…挫折したよね。

 細い腕と足。服は貧しさに満ちあふれていかにも貧困層だ。周りを見ても野宿とか小屋と呼べない小屋らしきものが乱立しているあたりスラムとかそんなところだと断定して良さそうだ。

 

 細い腕と足とは言ったが単純に痩せこけているだけだな。

 

「なんで転生後底辺スタートなんだよ?」

 

 お。どうやらこの体は女の子らしい。声がめっちゃ可愛かった。胸は、まぁ身長が低いのもあって無い。あとは単純に栄養が足りていないせい。下のブツはついておらず。確定だな。

 

 水辺が一応あったので水面を覗いてみれば髪は伸びっぱなしだがそれなりに整った顔が見えた。当たりを引いたかもしれない。おそらく濃い目の赤だ。

 

 しっかしなんで物は良いのにこんなところにいるんだか。えーっと記憶を辿ってみると…あー、割と食糧危機で捨てられたって感じか。この子の両親は一般の農家みたいだしな。食糧危機なくせに買い叩かれるとかいう状況らしい。この子が両親の会話を盗み聞きしてたみたいでその記憶が残ってた。

 

「う、おっと…」

 

 立ち眩みだ。いよいよ限界が近そうだな。なんとか食いついないでいたみたいだけど。

 

 ん?俺か?しがない元一般人だよ。平和な世界でオタクをしてただけの男だ。

 

「体を売る…は体力的にも倫理的にもアウトだな。そもそも俺が嫌だし。となれば奪うしかないか。」

 

 転生するにあたって神様からもらった特典【参照】。憑依した相手の能力を完全にすべてを見ることができる。条件付きの強いスキルってところだな。今のところ別の人間に憑依できる目処はないからこの子(自分)限定だけど。

 

「というわけで、【参照】っと…は?」

 

 職業が魂を狩る者。うーんそれってつまりだ。死神?

 

 待て待て待て。スキル欄にスキルこそないがなんでこんなに強そうな職業なんだ?おいおい嬉しいじゃねぇか。一応戦闘職のはずだろ?冒険者やりたかったから丁度いい。最悪暗殺ギルドとか殺し屋やるのも有りだな。

 

「武器があればよかったんだがな。」

 

 死神といえば鎌。それはもう御大層な鎌。命を刈り取る形をしてるアレ。

 

「ッ!?何!?」

 

 突然空から何かが降ってきた。ぶっちゃけ気づいて一歩引いてなかったら間違いなくあたっていたので死にかけた。

 

「手紙?」

 

 柄の部分にくくりつけられた紙。開いて見ると日本語でメッセージが書かれていた。

 

 

 

 

 

やあ。アウスラちゃん。君を転生させた神だよ。君に一つだけプレゼントし忘れていたんだ。そう。武器だよ。参照だけじゃちょっと可哀想だったからね。あ、アウスラちゃんってのは君が憑依した子の名前だよ。それくらいは知ってるかな?で、実を言うと君にピッタリの武器を贈りたくて憑依先が確定してから贈らさせてもらった。おっとそろそろ時間みたいだ。最後に一つだけお願い。頑張って神になってね。そうすれば君たちが一番幸せになれるから。

 

 

 

 

 

 色々聞きたいことはできたけどとりあえずありがとう神様。神になるかどうかはともかく頑張って生きることにするよ。

 

「じゃあまずは…食料調達だな。」

 

 ところでこの鎌どうしようか。持ち歩くのは正直面倒だし目立つから嫌なんだけど…あ。これどこかよくわからん空間に収納できるタイプだ。この鎌専用だろうけど。

 

 ちなみに鎌の見た目はなんというかふっつーの大きい鎌。ファンタジーっぽさもオリジナル武器っぽさも無い変哲がなさすぎる鎌。

 

「さて。どこに行こうか。」

 

 出店とか倉庫から奪うのが手っ取り早いけど犯罪者として追われるには資金力も体力もない。かと言って街の外に狩りに行くほど体力があるわけでもない。詰んでるなぁ。いや、ほんとにフラフラなんだって。こうやって思考する分には俺の魂部分でやればいいからなんてことはないようようにみえるけど、その実今にもぶっ倒れそうなんだよ。

 

 あ。

 

 あーあ。どこが平和な世界出身の人間なんだか。気づいちゃったよ。とりあえず生き残る方法。

 

 このスラムで殺して奪えばいいじゃん。警察的な存在もこのスラムまでは警戒しきれないでしょ。それにたかだか死体が一つや2つ増えたところで誰も気にしない。だってすでに転がっているんだから。

 

 というわけで獲物探し。狙うのは非力そうな比較的健康体の人間。金とか食べ物を持っている可能性が高いからだ。

 

「うあー。しんどい。この姿で鎌を振り回すなんざできないんだよ。」

 

 よし。この人にしよう。じゃあ申し訳ないけど?死んでくださいな。

 

「よ、いしょっ!」

「え?」

 

 振り回せはしないが振り落とす事はできる。鎌の出現位置を少々高めに、且つ両手で掴んで振り落とせるような位置に調整すれば、どこからともなく音もなく、必殺の一撃が脳天に叩き込めるわけです。殺したいという気持ちよりもご飯ほしいって気持ちが強かったから殺気が出てなかったのかな?わからんけど。

 

「うっひゃあびちゃびちゃ。えーと、あったあった。銀貨3枚と金貨1枚。うーんスラムにいるにしては金持ち過ぎない?」

 

 でもこんだけあれば問題なく食べ物を買える。服も変えたかったけど鎌で切り裂いちゃったしサイズが合わないだろうしで諦めるしかないね。

 

「食べ物は…ないか。」

 

 とりあえず血は落としておかないと不味い気がするのでさっきの水辺で簡単に落とす。

 

 綺麗な建物が見える方向に勘を頼りに進んでいく。もちろん鎌は仕舞ってる。1つ2つ道を横断しただけでだいぶ見違えた。噴水のある広場にでると大きなお城が見えたのでおそらく王都だろう。

 

 しばらく歩いているといい匂いがしてきたのでスンスンと匂いを嗅ぎながら匂いのまま歩いていくと串焼きが売ってた。なんとも王道というかなんというか。正直腹に入るならなんでもいい。

 

「10本くれ。」

「あいよ。銀貨1枚だ。」

「ほい。」

「嬢ちゃん。どこからその金を手に入れたかは聞かないが、せめて身なりを整えたほうがいいぜ。警邏隊の連中は基本的に身なりが貧しいやつを狙うからよ。」

「おっちゃん優しいんだな。」

「ん?ちげぇよ。品物買ってくれる客には平等に接するようにしてんだ。」

「ふーん。」

「一本まけとくぜ。ほらよ。」

「おう。美味かったらまた買いに来るわ。」

「言葉遣いも気をつけろよー!」

 

 やったぜ。おそらく牛肉と思われる謎肉の串焼きを手に入れた。とりあえず広場の端っこに座り込んで包みを開ける。やっべマジ美味そう。よだれが止まらん。

 

「いただきまーす。はむっ…!?」

 

 これ前世超えたぞ。あまりにも溢れ過ぎな肉汁。塩コショウらしき調味料のバランスの良さ。そして何より焼き立て!あのおっちゃん神だろ。なんで誰も並んでないんだ。この世界ではこれが普通なのか?ってかマジでなんの肉使ってるんだ?牛でも豚でも鳥でもない。

 

「やべぇ謎肉串焼きが恐ろしい。」

 

 そこそこ時間をかけて食べ尽くした。この次の目的としてはさっきおっちゃんに言われた通り身だしなみだな。最低限水浴び。良くてお風呂。そして下着含む新しい服一式。

 

「服屋か。どこにあるのやら。あ、いや。その前に冒険者協会的なところを探そう。」

 

 食後の散歩がてらブラブラと歩いていたら普通にあった。というかめっちゃわかりやすいでかい看板出てた。アウスラちゃんの記憶が読めるからその関係で簡単な単語はわかるから助かった。

 

「登録したい。」

「ではこちらに…文字は書けますか?」

「多分無理。」

「では私が代理で執筆させていただきます。」

 

 名前、出身、性別などなど。あとはスキルチェックもやったぜ。水晶に手をかざすタイプだった。結果は以下の通り。

 

 

 

アウスラ 10歳

職業:魂を狩る者

 

体力:100

魔力:120

敏捷:90

幸運:150

 

スキル:魂喰い

 

 

 非常に簡素なステータス。わかりやすくて助かる。基本的に100が通常値らしいので概ね平均。なぜか幸運ビルドみたいな事になっているが、わからんでもない。魂喰いはさっき人を殺したことで実績解除でもしたんだろう。

 

 スキルとか職業とかは初めて見るものだったらしくよくわからないと言ってた。能力値は総合的に高めだからか登録料は出世払いということになった。何故かはわからん。協会の規則かなんかなんだろう。あと、ついでにおすすめの服屋を聞いた。割と近かったのですぐ行くことにした。

 

「こんちわー。」

「あら。ずいぶん磨かれていない原石が来たのね。」

「これでいい感じに戦闘服見繕ってくれ。あと下着も。」

「金貨…?ええ。いいわよ。私に任せなさい。」

 

 ちなみになんだがお姉さんとお風呂に入った。というか入れられた。汚いから理解はできるがなぜ自分まで一緒に入ったのか?それはそれとしてお姉さんの体綺麗すぎた。

 

 くすんでパサパサだった髪も、煤けていた肌も綺麗になった。痩せこけているのまでは流石に治らなかったけど。

 

「おおーー!」

「ふっ。私が見込んだ通りね。」

 

 黒を基調とした動きやすいバトルドレス。ポイントとして髪色に近い赤色が入ってる。やべーぞこのお姉さん。というか今のところこの世界で出会った人間全員すげぇ。

 

「ところで今晩泊まる場所はあるかしら?」

「あ、そういえば無い。」

「だったらここの二階が私の居住スペースなんだけど泊まる?お金はいらないわよ。ご飯もあげる。」

「マジで!?じゃあお願い!」

 

 いやぁラッキーだぜ。ちょっと食費と宿泊費浮いたから明日はポーション買ってクエストやるか!

 

「じゃあ上へ行きましょう。」

 

 もう店閉じてたのか早いな。さっきの風呂の前かな?そんなことはさておき、なーんか獲物を見る目で見られてる気がするんだよな。多分気の所為だろうけど。

 

 にしてもこのバトルドレス性能凄いな。着心地◎なのに伸縮性も快適性も高い。ずっとこれでいいよ。あと、なんか魔法?で付与されてるっぽいんだよな。ちょっと謎の力を感じる。

 

「せっかく来てもらったところ悪いけれど、脱いでくれるかしら?」

「へ?ちょ、ちょっとおねえさん!?」

 

 急に脱ぎだしたぞ!痴女だ!

 

「ん?ああ、私、基本的に裸族なのだけれど、流石に仕事するときは服着なさいってミリアに怒られてね。だから仕事中は服着てるの。それにお互い女の子なんだから恥ずかしがることは無いでしょ。」

「そ、それはそうだけどさ。」

「ほーれ!」

「うわぁ!?」

 

 早脱がしの達人か!?一瞬で裸にされたんだが。

 

「うんうん。やはり素晴らしい原石だね君は。」

 

 たしかに改めて見るとアウスラって可愛いな。赤い髪の毛っていうのが珍しいし、顔立ちも整ってる。体についてはこれからに期待ってところだけど、スレンダーだろうがグラマラスになろうがきれいになりそうな予感。

 

「いい匂いだけどこれは?」

「お香よ。成人未満だと眠たくなる、ね?」

 

 は?そんな都合の良い物があるわけ…やべ…眠く…

 

「何を、する気だよ…」

「体で払ってもらおうかなって。」

「嘘だ…ろ…」

 

 駄目だ逃げれねぇ。




転生してようがしてまいがTSは良いものだし、最終的にロリ巨乳から母乳が出て魔法の薬でおちんちん生えても良いじゃない。精神的には男だから女を狙うのも普通で自然に百合ができる。ロリ×おねもできるしおね×ロリもできる。うむ、素晴らしい。

ちなみに様子がおかしいの部分はアウスラちゃんの本来の魂が消滅せずに共存していることだったりする。それが分かるのはかなり先の話だけども(作者によるネタバレ)。
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