リーリエロスでカントー行ったよ 作:バケットモンスター、縮めてバケモン
蛇足であり、この小説をつまらなくするあとがきです。
私自身が、この作品を作るにあたって考えたことなどを忘れたくないので、ここに置いていつでも見返せるようにした「私のための回」です。
日記を読まない選択をしてここへ来た皆様におかれましては、ここで読むのをやめるのも手です。
はじめまして。
バケットモンスター、略してバケモンとは私のことです。
ここまで読んでくださるあなたに深く感謝を。
あなたはきっと、マリエシティにある図書館でこの本を見つけ読んでいるのだと思います。
これは私の……この本の著者の戯言。
世界がこうであったら良いなと思った、私の妄想です。
また、この本にはポケモンに関係ある曲の数々の、私独自の解釈が混ざっています。
名曲が汚れています。どうかご容赦を。
蛇足です。
ここから先を見るとこの本がつまらなくなります。
リーリエロスでカントー行ったよ
モチーフ Acacia/BUMP OF CHICKEN
1番をクロウに、2番をイーブイとリーリエに、3番を二人と一匹に歌ってもらうように当て書きしました。
───太陽の代わりに唄を───
初期のクロウくんは無茶をすれば全て成せると、少年特有の全能感にあふれていました。自身の転生後の見た目が、見知った主人公と似ていたから、自分にはなんでもできると勘違いをしていたのだと思います。
───君の一歩は僕より遠い 間違いなく君のすごいところ───
───足跡は僕の方が多い 間違いなく僕のすごいところ───
これはイーブイです。
イーブイは最初からクロウに対する信頼が厚く、最初から最後まで彼を信じていました。本当は言いたいことたくさんあった。無茶するなとか、めんどくさい人だなとか。
でも僕は君のそんなところを尊敬している。
───太陽がなくたって歩ける 君と 照らす 世界が見える───
リーリエ。
この作品とAcaciaの関係のみで言えば、太陽とはヨウのことを指します。
───言えないこと聞かないままで───
───消えない傷の意味知らないままで───
リーリエです。
もっと詰めればクロウくんは自身の過去について話してくれたはず。
でも、本人が教えてくれなかった。拒否されるのが怖かった。これはリーリエの中にあった、踏み出せない一歩を指します。後述で、クロウくんは倒れる寸前に突き出した脚で一歩を踏むようにしたと言っていますが、リーリエはいつまでもその勇気の一歩が踏み出せない様に書きました。
消えない傷はクロウくんの中にあるリーリエとの思い出です。
でもリーリエは彼を知りませんから無理ないですね。
───転んだら手を貸して貰うよりも───
───優しい言葉選んで貰うよりも───
クロウくんずっと一人で、周りに頼ることなく抱えちゃうから。
クロウが実際誰かを頼ったことは本当に少ないですが、毎回ポケモンには「頼んだ」「頼む」と言っているのが曇らせポイント。
───どんな最後が待っていようと───
───もう離せない 手を繋いだよ───
クロウ&リーリエ&イーブイ。
「この手を握って本当にいいの? もう戻れないよ?」と、「この手を離したら二度と離せない気がします。離しちゃだめですよ」と、「お前まじほんと相棒頼れやクソトレーナー(訳)」。
この『もう離せない』『手を繋いだよ』は切り離して、クロウくんとその周りによる掛け合いだと思っています。
ですので最終回では、カプ・オリオへ変化したことにより手が無くなり、人間へ戻った後もリーリエの手が触れる前にクロウくんを殺しました。リーリエの手が触れてしまえば、彼の意思が揺らぐからです。
───君がいることを君に伝えたい───
あなたはここに存在します。だからこの手を取って。そんな悲しい笑顔を見せないで。どうか、そのウルトラホールの向こうに行かないで。
クロウ(赤石 九郎)
モチーフ キミの冒険/岡崎体育
主人公になるべきだった存在。
ポケモン主人公のトレードマークである帽子を所有しておらず、それこそが彼が『主人公ではない』という証。
クロウくんは一貫して、『代償に見合わない勝利』をさせました。
彼は真面目で才能もあり、戦うのに努力を惜しみません。
ただ、修行する時間が無かっただけ。こちらがレベルを上げている暇はないのに、敵のレベルはどんどん上がる。
その差を埋めるのはやはり、「無茶」です。
ボロボロになって、気絶や怪我をして、ようやく一勝。
それがクロウくんができる最善策なのです。
モチーフである『キミの冒険』を聞いた時にリーリエと、まだ形も決まっていない彼のことが思い浮かび、そこからこの作品は始まりました。
なので、特別意味を込めたところ以外は、クロウ→リーリエへのラブレターです。歌詞として本編には出てこない部分もありますが(くたびれるまで学んだり暗くなるまで遊んだり)、それは本編ではなく、クロウが一方的に知っているリーリエとの思い出を集めただけです。
───最初に会った時より随分日に焼けたね───
───服も少し汚れてるくらいの方が君らしくていいや───
───最後に会った時より随分背が伸びたね───
───だけど笑顔は昔からずっと一緒 相変わらずでいいや───
俺は君を知ってる。
けど君は俺を知らない。
『君らしくて』『相変わらずで』の重みを出したかったです。
───カッコ悪くて ダサくて───
───諦め悪くて 弱くて───
この辺は三人称視点で、クロウくんを指していますね。
───でも───
でも。
───その瞳には───
───一輪の炎が咲く───
さあ、力を振り絞れ。
その身がカプになろうとも、あの子を救え。
イーブイ
モチーフ CHAMPION ROAD/Rhythmic Toy World
これはわかりづらかったかな。
イーブイはポケモンカードの要素を取り入れました。
とは言え、書き初めの頃はポケカプレイヤーではなかったのでかなり
───始まりの理由───
きのみ食べ放題。
───難しいことは今は───
───今はちょっと置いておこう───
楽観。
───全方向に伸びていく道を───
───選ぶのは いつだって自分だ───
イーブイにはいろんな進化先がある。
たとえ進化できなくたって道は一つじゃない。参加できないならできないで、他の道を選んでやる。
選ばざるを得ないんじゃなく、僕から選んでやるんだ。
───鳴り止まぬ拍手と喝采が───
───虹色に光る頂で───
───よく来たねって 祝福の鐘のように───
イーブイの夢。本編でも言及ありましたね。
リーリエ
モチーフ 未解禁
ええ。彼女の曲は未解禁だが???
今回の作品においての1番重要なキャラ。
どれだけ彼女を曇らせられるかが最優先事項でした。
ウルトラサンムーンでは戦えますけどね、原作では一度も戦ってませんから。
ポケモンが傷つくのが嫌、そんな自分よがりな理由で、他の人が傷つく。見ていることしかできない。
今、作者である私に表現できる全てを使って、彼女に「お前は弱い」ということを叩き込みました。
彼女の存在はこの人生の中でかなり大きな影響を与えてくれましたね。
彼女がいたからポケモンカードゲームを始めましたし、ウルトラサンを買いました。ポケカのスリーブはリーリエが黄色い花畑でコスモッグを抱いているものです。メルカリで4000円しました。たっけえ。
リーリエというキャラクターはポケモンにおいてとても人気なキャラクターです。そのキャラクターと過ごす小説を作るのですから、生半可な理解では到底良いものが書けるとは思っていませんでした。
参考文献やpixiv大百科を読み漁り、Amazonプライムビデオに加入してポケモンSMのアニメを見て……。より深く、彼女という存在と、それを取り巻くポケットモンスターの世界観を自分自身に馴染ませました。
例えば彼女のバッグは、初期の頃は「スポーツバッグ」と表記していましたが、公式サイトであるポケモンファンクラブの「ポケモンだいすき! アローラ観光ガイド」によるプレゼント企画では、「リーリエが持っている ドラムバッグ」という表記がありました。それに気づいた瞬間、過去に投稿した回の全ての表記をスポーツバッグからドラムバッグに変えて……。
とまぁ、どれだけ「公式」に近づけるかが初期の目標でした。
それほどまでに彼女の魅力というのは凄まじく、一個人でしかない自分にはとても文のみで表現できるものではありませんでした。それを確信した結果、様々な文庫やライトノベルを読み漁り、「誰かを褒める文章」の勉強をして……。正直楽しかったです。
そうしてそこまで頑張って育てて、この女の子は可愛いですよ! 主人公が心の底から愛してやまない、清楚で可憐なお嬢様なんですよ! というのを読者の皆様の頭に刷り込ませておいて、一気に曇らせます。超楽しかったですよ、
ヨウ出現によるNTRまがいの現象もそうてすが、クロウくんを書く影響で若干、私自身も彼女のことを好きになっていたんです。今では最推しです。
そんな彼女を幸せな絶頂から叩き落として泣かせて、心に修復不可能な傷を負わせるというのは、実はこの小説を書き始めたころから決めていたことでした。
儚さとは、切ないということだけではありません。
目の前にあったものが一瞬で消えてしまう脆さもまた、儚さと呼ぶのです。
……ね? 読んで後悔したでしょ、この本。
メリーバッドエンドは決まってたことだからね、仕方ないね。
とはいえ、この本を読んでいるということはメリーバッドエンド……リーリエ曇らせエンドで満足した方だけのはずなので(純愛派は最終回アンケートに『はい』と答えたはず)、そこまで炎上はしないでしょうと思っています。
炎上したら受け入れるしかないです。もう物語、終わらせてしまったので……。
一時期、曇らせタグを付けようか悩んでいました。
しかしタグをつけると新規の読者様にネタバレをしてしまいます。数日悩んだ上で、炎上やヘイト覚悟で続行することにしました。
カプ・オリオ
今作で唯一となるオリジナルのポケモンです。
ポケットモンスターという作品にオリジナルポケモンを登場させて作品を汚してしまったことは深く反省しています。
また、彼の設定は当時の設定資料メモをコピペしたものの方がわかりやすいのでそちらを掲載します。
カプ・オリオ
クロウがカプZを取り込みポケモン化した姿。エーテルパラダイスの守り神。
図鑑説明「もともと 島ぐにだった孤島たちを 守っていた 神。 今は 存在しないとされる。」
たかさ:2.5m おもさ:28.2kg
タイプ:はがね・フェアリー 分類:とちがみポケモン
とくせい:スチールメイカー
技:しぜんのいかり・ラスターカノン・メガトンキック・はかいこうせん
高さは待機状態の肩部砲台を含めた高さ。頭の上より0.5mほど高く伸びている。
おもさは本体と脚部装甲のみの場合20キロだが、肩部のキャノンが片方で4.1kg。それが二つなので28.2kg。
ガーディアン・デ・アローラ
肩の砲台と足のブースターが四角合わせて一つのお面となり、前掛けが牙となる。
これは狩人をもしたお面。
カプ・オリオはもともとあった一つの国の守り神とされていたことが明かされる。
ハワイで「オリ」とは音楽を使わない祈祷のようなもので、祈りや許可申請の際に使われる。カプはハワイで禁忌 禁忌の祈り 許されざる力の代償
元ネタは「クプア」と呼ばれる半神半人の存在。多数存在しており、これは「プレイヤーは誰もが神にも人にもなりうる。クロウはその一つにすぎない存在」というメッセージ。
リザードン
彼もメモをコピペします
リザードン lv.36 クロウの右腕
ひのこ→かえんほうしゃ
ひっかく→エアスラッシュ
えんまく→フレアドライブ
りゅうのいぶき→ドラゴンクロー
クロウとイーブイにとても懐いている。イーブイを「おやぶん」と呼ぶレベル。
リーリエがたまに撫でてくれるのが大好き。
『えんまく』を使って戦ってきたため、視界が悪くても聴覚や嗅覚が生きていれば技を当てることができる
カメックス
以下同文
カメックスlv.36 クロウの正義感
アクアテール
みずのはどう→ハイドロポンプ
こうそくスピン
かみつく→ラスターカノン
ヒーローを目指していて、正義を第一に戦う。
リーリエの清い心が大好き。
技の持続力が高い。
ハイドロポンプvsハイドロポンプとかならまず負けない。とにかく長い間技を打つことができる。『まもる』とか覚えたらもう一生解除されないんじゃないの?
フシギバナ
以下
フシギバナ lv.99クロウの力
つるのムチ→パワーウィップ
タネマシンガン→ソーラービーム
たいあたり→とっしん
はなふぶき
リーリエのご飯が大好き。
手持ちの中で最も高い耐久力を誇り、HP、守備力ともにトップレベル。森のカビゴンと同等の『根性』を見せつける。一番タフ。ソーラービーム中に倒れることはまずない。打ってから気絶する。
Rロケット団にしこたまアメ食わされてるからレベルがダンチ。
ケンタロス
同文
ケンタロスlv.50くらい クロウの足
たいあたり
しっぺがえし→からげんき(わざマシン枠)
ふるいたてる
つのでつく
仕事を頑張ったのに認めてもらえずに暴れていた。リーリエやクロウは背中に乗せたり頑張ると褒めてくれるので大好き。
リーリエがたまにブラッシングしてくれるのが大好き。
どんどん力を増していくクロウのポケモン達に対し、進化も成長もできない自分にコンプレックスを抱いている
章管理
春編、夏編、秋編です。
アローラ地方の女の子に恋するロマンチックな物語なのに、夏が似合う女の子と「冬寒いね」「ですね」という会話をするのはおかしくないか? と思って冬編は作っていません。
没案
〜クロウの職業〜
この作品は最初、リーリエのゆるふわなイチャイチャを過ごす予定だったので、クロウの職業も『ポケモンレンジャー』か『エリートトレーナー』のどちらかで、固定給を貰っているものとなる予定でした。
〜オリジナルウルトラビースト〜
UB:??? scarecrow スケアクロー
クロウのウルトラビースト形態。
ウルトラビーストは今発見されているものが全てだと明言されたわけではないので、新しく人に擬態するウルトラビーストでも良いなと思っていました。
〜ルガルガン(あかつきのすがた)〜
たそがれルガルガンがいるのに、あかつきルガルガンいないのは何故……? とか思ってました。
でもカントー地方にイワンコがいてもなぁ……。それに主人公すぎる……という理由でボツに。
資料
作品を作るにあたって、ポケットモンスターサンをプレイしました。
また、夏編途中でアローラ地方のモチーフであるハワイに行っています。
秋編途中で資料を購入したため休載していましたが、その時購入した資料というのは「ポケットモンスターspecial サン&ムーン」1〜6です。
展開の被りなどが無いかどうかを確認しました。
最後に
この作品は私が書いた本の中で、代表作とも言える一作になりました。
それはひとえに、2年もの間この作品を追ってくださった読者の皆様方のおかげに他ありません。
皆様の感想も、たまに読み返してはにやにやしています。途中から返信しなくなったのは、このまま返信を繰り返すとぽろりとネタバレしそうだなと思ったので中止しました。でもちゃんと読んでます。
考察してくれる方がいて、その考察が没案の一つだったりしたときは肝が冷えました。同時に、考察班すげえってワクワクしてました。
キャラが定まっていなかったクロウというキャラクターがここまで愛されるものとなったことに感激を覚えます。
ご愛読いただき、誠に、本当に、ありがとうございました。
しばらくの間、文字は書きたくないかも。それくらい大変なプロットだった。
でも書いてて楽しかったです!!!!
本当にありがとう!!!!
Thank you for reading.
Aloha! …………Alola!