Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>   作:段段だ段

11 / 22
ティラミス並みのふわふわ脳の彼らにようやく活動方針ができます。


Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>第九話

 

 

 

Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>

第九話

 

 

「さて、これからのホエール・セキュリティー・ガード社の行動方針を決めよう」

 

 

 

私はグラスに注がれたウイスキーで唇を湿らす。

現在、だっだ広いブリーフィングルームはポツンと三人―いや、四人に占拠されていた。

四人目は私の膝の上のアーニャだ。

 

「まずは現状確認だ。

リターナー特務一佐、説明しろ」

 

サーシャはスクリーンの側へ移動する。

 

「我々、ホエール・セキュリティー・ガード社のビークゥオド号はこことは違う世界からやってきました。

この世界では『人類に敵対的な地球外起源種』―BETAに支配され、人類は絶滅の淵に立たされています」

 

スクリーンには月面に蠢く、BETAの姿が映し出せれる。

うえー、きもーい、殺したーいとアーニャは舌を出し、顔をくしゃくしゃにする。

今度皆殺しにしてやるから我慢しなさい。

 

「現状、人類の主力兵器は『戦術歩行戦闘機―戦術機』が主力となっております。

その戦力に関しては…言わずもがな。

抵抗はできても、BETAの圧倒的な物量に対抗はできていません。」

 

スクリーンに現在運用されている戦術機が次々と移される。

お父様のサタナエルの方がかっこいいです!とアーニャが褒める。

頭を撫でてやる。

 

「まずは技術力の向上が急務だ」

 

私はウイスキーを傾けそう言い放つ。

 

「ですが、具体的には?

この世界にMSやビームライフルを作れる技術があると思えません」

 

ベアトリクスから聞かれる。

彼女はもうホエール・セキュリティー・ガード社の一員なので、わが社の制服姿だ。

サーシャと色違いだが、パンツルックで、紅のツートーンカラーだ。

色に関しては彼女の希望でもある。

 

「それに関してはもう考えてあります。

こちらを…」

 

サーシャがスクリーンを操作する。

そこにはMS―アストレイフレームと戦術機の合いの子、簡単に言えばそんな機体のフレームが映された。

もちろんアストレイフレームは私の世界(ガンダム00)の機体ではない。

私の端末に、宇宙世紀から鉄血のオルフェンスまでのMS、MA、食料製造ファクトリーやコロニーなどのガンダム世界の

オーバーテクノロジーのデータがはいっていたのだ。

『アフターサービスだ―カミサマより』というメッセージとともに。

 

「他にも、リニアライフル、ヒートソード、高周波振動発生装置、プラズマジェット、Eカーボンのデータを用意しました。

これらならばなんとか製造できると思います。」

 

その他、武装の設計図が映し出される。

 

「しかし…データがあるからと言って実用化できるかどうか…」

 

ベアトリクスはそう問いかける。

 

「答えが出ているなら式は自ずとと出るものです」

 

確かに答えは最大のヒントだ。

 

 

 

例の問いに答えなさい。

 

□+□=2

 

ということだ。

 

後はこじつけるだけ。

 

「次は衛士たちの技術力の向上」

 

 

私はアーニャの髪を毛づくろいしてそう言い放つ。

この世界のパイロットたちの質は低い。

なんでレーザー如きよけられないんだよ?

アーニャでもビームの雨をよけまくっていたぞ。

初期照射があるのに動けないって本当に眼球搭載されてんのか!

上も下も右も左も無い宇宙空間で、ビームの雨をよけて白兵戦に持ち込むガンダム世界のパイロットたちと比べるのも酷なことか…。

そう考えるとMSパイロットたちはみなエリートなのだな。

 

「そのためにもこの世界の衛士にMS操縦のノウハウを浸透させる必要がありますね…」

 

ベアトリクスは紅茶を一口飲み、そう言った。

 

「そのためには各国の衛士を招集し、教導を施す必要がある。

もしくは人類のイノベイター化が手っ取り早いが…」

 

その為にはどうすればいいのだろうか…。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

やはり交尾しかなんじゃないかな…。

 

 

全女性衛士を抱く、男は知らん。

イノベイター化の条件の調査は急務だな。

 

「続いてわが社―ホエール・セキュリティー・ガード社の軍事力強化だ」

 

かつて50万人以上の規模を持ってた弊社の軍事力は今は見る影もない。

現在の兵力は3名だ。

 

「兵力の拡張は急務です。

ですが、現在我らは秘密組織。

どう人事採用したものか…」

 

サーシャはくっそ甘いチョコレートミルクを舐める。

 

「TVCMや新聞で広告を出すわけにもいきませんよね…」

 

ベアトリクスはそう苦笑する。

 

以上の三つの条件を一気に解決する方法はないものか…。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

そうだ!

あの方法があったか!

 

「方法はある。

世界中に電波ジャックを仕掛ければいいのだ」

 

それならば世界中に技術提供と人事募集を仕掛けられる。

 

「電波ジャックですか…

宣戦布告して以来、久しぶりですね…」

 

サーシャは目を丸くする。

 

「電波ジャックですか…私、初めてです」

 

ベアトリクスはそう不安そうに言う。

 

考えてみたら今の私たちの会話すげーパワーワードだな…。

私たちは打ち合わせをはじめた。

 

 

 

 

 




みんなもはじめようぜ!電波ジャック!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。