Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>   作:段段だ段

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いよいよ彼らは世界へ自身の力をしめす


Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>第十二話 

 

 

 

 

 

『さあ、ホワイト・ホエール・セキュリティー・ガード社、いよいよプシュケー・ディアキリスティス氏が指定した期日となりました!

ホワイト・ホエール・セキュリティー・ガード社、は人類の守護者になるのか?

果たしてただのこけおどしか?

それが今わかります!』

 

ウザいテンションのアナウンサーをサブモニターに端目に、発進準備にかかる。

 

パイロット側ナノマシンシステム正常。

阿頼耶識システム、接続問題なし。

脳量子波コントロールシステム異常なし。

トライ・ドライブシステム、オールグリーン。

縮退炉安定済み。

 

いつでも行ける。

 

『しかし…、こんな作戦で上手くいくのでしょうか?』

 

アムロ一尉が不安げにそう問いかける。

 

「アムロ、わかっているだろう?

BETAには戦術が無い。

作戦はシンプルが一番だよ」

 

キャスバルがそうたしなめる。

 

「それでは今回の作戦をおさらいする。

今回の目的はオリジナルハイヴの攻略および、BETAの殲滅にある!

私たちガンダム部隊はハイブへ侵略をしている間、ジンクス部隊は梅雨払いを任せる!

小型種一匹、協力国の戦術機へ向かせるな!

これは我が軍の威信がかかっている!」

 

男たちの気合に満ちた怒声が響く。

 

『リニアボルテージ上昇!射出タイミングをお父様へ譲渡!発進どうぞ!』

 

娘がCPを務めてくれている。

可愛らしい声にやる気が満ちる。

というか広いビークゥオド号を5歳児が一人では管理するとか。

やはり私の娘、万能すぎ!

 

「ガンダムサタナエル、プシュケー・ディアキリスティス!征くぞ!」

 

私はガンダムサタナエルを大気圏内に走らせる。

 

「ベアト、緊張していますか?」

 

サーシャがベアトリクスに慈愛に満ちた声で問いかける。

 

「ふふッ…むしろ血がたぎっているわ…。

世界に証明できるこの機会にね…」

 

彼女は白を基調の紅のツートンカラーのガンダムに乗り込んでいる。

 

「このガンダムサンダルフォンと…ベアトリクス・ブレーメ(イノベイター)の力を!」

 

 

 

 

―――――

 

 

 

さて、彼女にガンダムをあてがうとして彼女の適性を見なくてはならない。

シミュレーションを重ねた結果、彼女は目と動体視力がよく、高機動戦闘が得意だと分かった。

ならばキュリオス系統だということで、ハルート最終決戦仕様クラスのスラスターの脚部を小型化できたので、ノーマルの脚部で。

マルートモードをハロで再現可能となった。

フライトポジション時に機首にビームジャベリン、両翼にビームサーベル発生装置を取り付けた。

顔はベアトリクスの希望でキュリオス系のガンダムヘッドに変更されている。

 

 

 

イノベイター専用高機動殲滅MS

 

ガンダムサンダルフォン

 

全高:19m

重量:65t

動力:オリジナル太陽炉

パイロット:ベアトリクス・ブレーメ

装備:頭部GNビームバルカン

   GNビームサーベル×2

   GNソードライフル×2

   腹部GNキャノン

   GNミサイルコンテナ

   GNシザービット×8

   機首GNビームジャベリン

   両翼GNビームサーベル×2

 

 

 

『リニアボルテージ上昇!射出タイミングをお母様へ譲渡!発進どうぞ!』

 

「ラファエルガンダムⅡドミニオンズカスタム…サーシャ・リターナー出撃させていただきますわ」

 

ラファエルガンダムⅡはガンダムサタナエルを追い、空へとかけていく。

負けてたまるか。

 

(私だってガンダムを頂いたんだ。

私が世界へイノベイターの優位性を証明するんだ!)

 

『リニアボルテージ上昇!射出タイミングをベアトお義母様へ譲渡!発進どうぞ!

 

自身を義母と呼ぶ愛しい義理の娘の声に意識を目覚め、操縦桿を握る。

 

 

 

 

 

「ガンダムサンダルフォン…ベアトリクス・ブレーメ‼対象を粛清します‼」

 

 

 

フライトポジションのまま、ベアトリクス・ブレーメを積んだガンダムサンダルフォンはビークゥオド号のカタパルトから射出された。

 

 

 

 

―――――――

 

 

 

 

『おおっ‼

ホエール・セキュリティー・ガードの戦艦から戦術機…いや!MSが飛び出しました!

これから人類の命運をかけた作戦がはじまります!』

 

いや!だからうるさいよこのアナウンサー!

大方世界中に生中継されているんだろうが、声のボリュームを考えなさいよ!

寝起きや、眠ろうとする人もいるんだから!

フライトポジションのガンダムサンダルフォンが飛び出し、少し間をおいてジンクス部隊が出てくる。

 

『ディアキリスティス総司令官。

確認ですが、本当に我々は手を出さなくて良いのですね?!』

 

国連軍のCPが確認してくる。

はあ?

これで何度目だよ?!

戦術機は足手まといなんだよ!

 

「かまわない。

諸君らの役割はうち漏らしの掃討だ。

最もそんなもの出てこないが…」

 

CPにそう答えてやる。

戦術機とMSの差を見せつけてやる。

 

『ビークゥオド号、攻撃の第一段階にはいります!』

 

アーニャの気合に満ちた声が響く。

ビークゥオド号から48門のGNメガ・キャノンが発射され、その後、超々大量のGNミサイルが射出される。

地表を埋め尽くしたBETAの半数以上が蒸発し、カシュガルに集結していた軍隊から歓声が挙がる。

カシュガルハイヴのモニュメントを吹き飛ばす。

 

「これよりオリジナルハイヴの攻略任務を開始する!

サーシャ・リターナー特務一佐、ベアトリクス・ブレーメ三佐は私に随伴せよ!

ジンクス部隊は残ったBETAの掃討だ!

一匹も討ちもらすなよ?!」

 

『『『了解‼‼』』』

 

全員気合があって関心。

だが私がサイボーグだという事をお忘れなく。

耳に響くんだよ!

 

三機のガンダムはモニュメントを失い、ぽっかり空いたカシュガルハイヴの上空へ移動する。

 

「これより、オリジナルハイヴ攻略作戦、第二段階に入る…。

ガンダムサタナエル、プシュケー・ディアキリスティス、未来を奪い取る!」

 

サタナエルを穴に侵入させる。

 

「ラファエルガンダムⅡドミニオンズカスタム、サーシャ・リターナー、僭越ながら砲撃させていただきます」

 

白と紫の機体がサタナエルを追う。

 

「ガンダムサンダルフォン、ベアトリクス・ブレーメ、対象を粛清します!」

 

ガンダムサンダルフォンが後を追って穴に飛び込んだのを皮切りに、ジンクス部隊とBETAの戦闘が始まった。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

「本当に数だけだな!」

 

私はサタナエルにビームマグナムを目の前のBETAの壁に放つ。

BETAはほぼほぼ蒸発し、うち漏らしは無視する。

 

「全く、うざいの一言ですね」

 

ラファエルガンダムⅡは圧倒的な火力で先方のBETAを蒸発させる。

 

「それでも進み続ける…人々を導く…それがイノベイターだ!」

 

ガンダムサンダルフォンはフライトポジションで、バレルロールを行う。

機首のビームジャベリンと両翼のビームサーベルでBETAをみじん切りにする。

 

そんなやりとりを何度繰り返しただろう。

カシュガルハイヴは思いのほか深かった。

 

あーあ。

めんどくせ…。

とっとと終わらせてアーニャと映画観て、一緒に風呂入って、一緒に寝るわ。

もう下部に到達しているよな。

 

「もう勘弁ならん!

一気に決める!

トランザム!」

 

私のその一言で二機はサタナエルから離れる。

 

「二機はそのまま大広間へ向かうBETAを殲滅!

決して私の邪魔をさせるな!」

 

了解と言いつつ、BETAを蒸発させ、サイコロステーキにする二機を目の端に、力のあるワードを告げる。

 

「ライザーソード…発動!」

 

超々極大の桃色の閃光がサタナエルのGNソードⅥから放出され、BETAごと隔壁を吹き飛ばす。

 

「最初から…それを使えばよかったのでは?」

 

ガンダムサンダルフォン…ベアトリクスがMS形態でこちらに近づき、恐る恐る尋ねる。

 

「色々と都合があるのだ…」

 

物語の展開とかな。

 

「私は大広間に向かう。

先の命令を遂行せよ!」

 

サタナエルをライザーソードで空いた穴へ飛び込ませる。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

 

「ここが最深部か…」

 

私はカシュガルハイヴの最深部にたどり着いた。

 

大広間は淡く青く光り、生意気にも幻想的だ。

 

『不純物を感知』

 

立場をわきまえず私の思考を伺う存在を感じる。

あまりの不快感に眉をひそめる。

貴様…誰の許しを得て私の頭を覗こうとする!

脳量子波で思考をブロックして逆にハッキングする。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

あー…。

はいはいはいはい。

どうりで人類に対して敵対的なわけだ。

こいつらの親玉―創造主、私たち(元素生物)を生物として見てないもの。

ケイ素生物と元素生物が分かり合えるわけねーわ。

だったら殺すしかねーな。

いつの間にか反応炉から珍妙なBETAが飛び出てる。

奴は…その…チ〇ポに眼玉を多数飛び出て、多数の触手を生やしている。

H・R・ギーガー御大を見習いなさいよ。

いくらエロゲだからといって冒険し過ぎだろ。

私はビームスマートガンを向ける。

 

「いくらなんでも無礼にもほどがある!

この宇宙から消え失せろ!」

 

一切の躊躇もなくビームマグナムでドチ〇ポ野郎をビームマグナムで蒸発させた。

 

 




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