Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>   作:段段だ段

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彼女を出せてうれしいです。


Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>一七話

 

 

ポーランド共和国、シロンクス地方、ヴロッワウ、市街中央区。

ここに住まう地域住民は地獄に叩き落されていた。

現在第303戦術機中隊は市民の盾となるかわり。地獄を見ていた。

長期にわたるBETAの包囲網により、補給線が完全に殺せれ、全線で戦う戦術機にも制限がかかっていた。

今回は運命に見捨てられた少女―『シルビア・クシャンスカ』に焦点をあてよう。

 

「D-16地点…掃討完了…!

引き続き残敵捜索を継続…!」

 

豊かな銀髪と胸を揺らし、シャンクス少尉は息を整える。

荒廃した廃墟をバラライカ・ドライを歩かせる。

目の前には純白の雪景色に広がるBETAの死体が広がっていた。

一か月前には嘔吐していた自身と今の自身を比べ苦笑を漏らす。

慣れてしまった自身に嫌気がさす。

ふと自身の74年式電磁滑空砲に目をやる。

 

(あと1マガジン…、持つかどうか…)

 

ヴロッワウ要塞司令部の命令により、戦術機が一日にもてる弾薬は厳しく制約されていた。

普段左マニュピレータにあるはずの多目的追加装工は存在しない。

 

『シルヴィ!休んでいる暇はないわよ!次のポイント指示がきたわ!』

 

『シルヴィ!いけるわよね?』

 

その声を皮切りに彼女のバラライカ・ドライの後ろに二体のバラライカ・ドライが現れた。

その姿に肩を撫でおろすシルヴィア。

第303戦術機中隊のイレナをはじめ、自身とカーヤを含める中隊はヴロッワフ市街中州市区の遅滞防御をまかされていた。

しかし、摩耗っぷりは目に見えて明らかであり、ただただ自身の寿命はコンマ単位で伸ばしているだけだった。

 

『12時方向に新手の要塞級確認!

左右に戦車級!

二人とも行くわよ!』

 

白いカーテンに突っ込む三機。

要塞級にレールガンを叩き込み、74年式赤熱長刀で切り裂く。

 

『シルヴィ!上!』

 

イレナの声に上を向くと大量の戦車級が降り注ぐ。

 

急制動し、後ろに跳躍ユニットを全開でふかし、電磁滑空砲を撃つが、戦車級の雨はかいくぐれなかった。

おまけに逃げ込んだ路地裏から顔をだした要撃級に一撃みまってしまう。

チカチカと目にうつるのはとどめの一撃を振りかぶる要撃級だった。

 

(あーあ、ここまでか…)

 

自身の過去の思い出が脳内をフラッシュバックする。

 

(恋愛とか…、してみたかったな…)

 

まだ初恋も感じたことのない自身の身を呪う。

思えば灰色の青春だった。

自身的にはイケてると思うビジュアルなのいだが、困ったことに自身は根っからの陰キャだ。

 

(私の何が悪かったんだろ…)

 

要撃級の前腕がスローモーションに見える。

 

「よく頑張った。

もう大丈夫だ。

私が来た。」

 

少女を救ったのは純白の魔王だった。

 

 

 

 

――――――

 

 

 

ポーランドを包囲するBETAのの殲滅作戦の参加要請に私は快諾した。

何かポーランドの銀髪爆乳美女を手に入れられるきがしたのだ。

ポーランド上空を飛ぶビークゥオド号をアラートが襲う。

モニターを見ると、BETAに襲われるバラライカ・ドライが確認された。

 

何かあのバラライカの衛士はまれにみる爆乳の持ち主の様な気がして、至急サタナエルグレゴリを出し、バラライカ・ドライを襲う要撃級を蒸発させた。

 

「私はホワイト・ホエール・セキュリティー・ガード社の総司令官ディアキリスティスだ。

バラライカの衛士、大丈夫か?」

 

網膜投影では私の顔が映っているはずだ。

銀髪の少女とめが合う。

少女は私と目が合うなり、顔を赤くし、うごかなくなった。

 

 

 

―――――

 

 

 

「嘘…、ナニコレ?」

 

シルヴィアは産まれてはじめての感覚に動けなくなった。

自身の本能がこの男の子供を産めと告げる。

この人の顔をみるだけで自身のへその奥がうずく。

またぐらが熱くなり、顔が熱くなる。

 

(この人だ…。

この人以外考えられない…)

 

自身の生物的なマッチングパートナーにシルヴィアは胸を高鳴らせた。

 

 

 

――――――

 

 

 

 

 

「さあ、貴様らサービス残業だ!

なるはやで終わらせて飯にするぞ!」

 

私はバラライカ・ドライを襲う要撃級にGNソードⅥを振り下ろし、部下たちにそう命じた。

サタナエルグレゴリのスピードについていけなかったラファエルガンダムⅡとガンダムサンダルフォンが部下の機体を引っ張りやっとこさ現着する。

 

「了解しました。

さあ、私のかわいいモルモットたち…、総司令官殿に存在価値を示しなさい」

 

サーシャが駆るラファエルガンダムⅡドミニオンズカスタムが、GNバズーカを吹かす。

完璧に計算された砲撃はサタナエルグレゴリとバラライカ・ドライの間をギリギリでかすらず、奥からやってきた要塞級を蒸発させる。

 

「たまには使ってみましょう…。

セラヴィーガンダムⅢ、起動!」

 

セラヴィーガンダムⅢがラファエルガンダムⅡから果実の皮がむけるように分離する。

セラヴィーガンダムⅢは、ビッグクローで突っ込んできた突撃級のタックルを止める。

そのまま、メガランチャーを二機同時にぶっぱなし、突撃級の群れを消し飛ばせる。

ラファエルガンダムの背後から突撃級が迫るが…。

 

「うん、私頑張る!だからほめて!先生!」

 

頭上から巨大な黒い手が伸び、突撃級を鷲づかみ、握りつぶす。

巨大な腕の持ち主、『サイコG』のパイロット『フォウ・ムラサメ』は自身の乗機にさせた無残な行為にはしゃぐ。

サーシャの直属の部隊、通称『ラッツ』は私の前世で見たガンダムシリーズの強化人間など、人為的に強化された人物で構成されている。

人間をどれだけ人工的に強化できるかをコンセプトに、BETAにより身寄りを失った孤児を引き取り、サーシャが外科的、精神的な強化を施している。

全員がイノベイターに次ぐMS操縦技術と強固な肉体を誇る。

 

「ずるーい!!一番にお姉ちゃんとお兄ちゃんにナデナデしてもらうのは私なんだから!」

 

『プル』が駆る濃い紫の『キュベレイMk-Ⅱ』が光線級のレーザーをGNフィールドで防ぎ、ファンネルならぬファングで光線級の群れを血祭りにあげる。

 

「プル!戦場で甘えんじゃないよ!総司令官も見ているんだ!」

 

そこへ『プルツー』が駆る赤いキュベレイMk-Ⅱが虐殺に加わる。

他にも『オルガ・サブナック』、『クロト・ブエル』、『シャニ・アンドラス』が『G』タイプを乗り煩い。

ベアトリクスの部下より数は少ないが、数を補う程の個の力を見せる。

因みにこの強化は本人の同意の元で行っているため、人道に反してない。

入社に30分ほど直接面接を行ったが関係ない。

…うん、関係ないよ?

全員私、サーシャ、ベアトリクス以外の命令を聞かず、許可なく触れたら自動的に相手を殺すように調整された可愛い子供たちだ。

 

 

 

―――――

 

 

 

 

 

「了解しました!貴様ら!我らがディアキリスティス様を飢えさせたら承知しないぞ!貴様らの内蔵を食卓に並べてやる!給料分の働きを見せろ!」

 

了解と怒号を挙げるジオン系の部下たちをよそに、自身が一番槍を務めるベアトリクスが駆るガンダムサンダルフォン。

フライトポジションのままビームライフルを吐き出し、地面すれすれの低空飛行でバレルロールを行い、突撃級の海を割く。

ビームサーベルとビームジャベリンで突撃級の群れを八割殺し、サンダルフォンを上昇、殺到するレーザーを咄嗟にMS形態に変形して光線をすり抜ける。

そのまま上空へスラスタを全開に急制動し、フライトポジションに変形、急下降しスラスタを全開にしたとおもいきや、右方向へ火力を全開にした。

右回転しながら、ビームジャベリン、サーベルを全開にし、世界一危険なフリスビーと化したサンダルフォンは光線級をスライスしていく。

彼女の腕前はここまでの腕前になった。

以前までは、イノベイターの反応速度とサンダルフォンの性能を使ったゴリ押し戦法だったが、数年の修羅場が彼女をここまで成長させた。

 

「多くの英霊の死が無駄死にでなかった証のために…!その命を偉大なるディアキリスティス様に捧げよ!BETA!」

 

『アナベル・ガトー』の駆る『GP02』がラファエルガンダムⅡと同等の威力のビームバズーカで要撃級の群れを消す。

こいつ等、完全にベアトリクスに洗脳されているな…。

ベアトリクスの部下は数多いが、ほぼほぼ全員暗い過去を背負っている。

そこへキリスト教人類革新派の教祖、ベアトリクスが付けこみ、BETAを地球上から殲滅することが自身の使命だと身を粉にしている。

 

「怯えろー!竦めー!数の利を生かせず死んでいけー!」

 

格闘戦用にカスタムされたグフカスタム(ジンクスを改造したもの)を震わせ、『ノリス・パッカード』はヒートロッドを巧みに生かし、要塞級の脚を切り裂いていく。

 

「相手がBETAなら手加減なんて考えなくていいよねえ…、撃っちゃうんだなあこれが!」

 

キリスト教人類革新派への思考、肉体改造実験体成功例の第二号の『ゾルタン・アッカネン』が、『シナンジュ・スタイン』にビームライフルを吐かせる。

シナンジュ・スタインの放ったビームは、突撃級の攻撃によって中破したバラライカ・ドライごと近くにいた要塞級を抉った。

バラライカの中にいた衛士の安否など考えずに。

サーシャから貸し出されたこの強化人間は、ベアトリクスのお気に入りだったりする。

彼女の教えそのまま、大胆な行動をとるゾルタンの直情さを気に入ったのだろう。

そのほかに数十体の、ザクやグフの皮をかぶったカスタムされたジンクスがBETAをけずっていく。

彼らは戦いは数だと言わんばかりに、サーシャの部隊と真逆のチームワークを要としている。

 

 

 

 

 

――――

 

 

 

 

この分なら私の出番もなさそうだな…。

私はサタナエルグレゴリに腕組の状態のまま上空に待機させ、スキットルの中のウィスキーで喉を潤す。

そして、前世で好んでいたヒット曲を再現させた音楽をシャッフルで流し、目を閉じる。

それにしても『閃光』、前奏からサビまで全てのメロディーがカッコいい。

それにしても直属の部下か…、何か羨ましい。

総司令官の権限で全部隊を顎で動かせるが、身近に部下が欲しい。

サーシャやベアトリクスは多忙な日々を送っているし、アムロやキャスバル達ももはや大隊から中隊規模を率いている。

何かこう…、部下よりも弟子的な…自身に無条件についてくれる奴らが欲しい。

その時、あの頃助けた赤毛のガキに似た青年と、日系ハーフっぽい生意気そうな青年、大和撫子の鑑の様な忠犬少女、そして本編主人公っぽい活発な少年の顔がフラッシュバックする。

ええい!気のせいだ!気のせい!

私は銀髪爆乳ちゃんを救えた安堵を肴に、意識を手放した。

 

 

 

 

 

――――

 

 

 

 

 

「ご支援に感謝いたします。

ディアキリスティス総司令官。

おかげで我々は命を拾うことができました」

 

敬礼をし、謝礼をする少女にうむと返事を返す。

先の戦闘から約5分。

旅団規模のBETAを殲滅した我々はMSから降りていた。

サーシャはチョコレート菓子をポリポリやり、ベアトリクスは紙タバコを手に紫煙を吹く。

 

「構わない。

今回ポーランドに来たのは来る24日のBETA包囲網の突破作戦の打ち合わせであり、今回は次いでだ。

諸君らは運がよかったと思っていてくれたまえ」

 

私はスキットル片手にそう答える。

それにしても熱い視線を感じる。

視線の行く先をたどると、銀髪の少女が熱視線を私に浴びせていた。

彼女の顔は赤く、目は潤んでいる。

 

「先のバラライカ・ドライの衛士は君か?」

 

彼女に近づくと敬礼をしながら自己紹介する。

 

「は、はい!シルビィア・クシャンスカ少尉、今年で16歳です!助けていただき、ありがとうございます!」

 

こいつはなかなかご立派なものをお持ちなようで。

だが、仲間にイチャもんつけられてレ〇プされた挙句男性恐怖症になってやさぐれそうな薄幸そうな顔をしている。

おまけにこの世界線では重症を負いそうだ。

世界線とか何の設定だ?

まあいい。

このおっぱいが無くなるのは人類の損失だ。

できれば新品を頂きたい。

 

「無事でなにより。

だが、戦場で気を抜くことがどれほど致命的かこれでわかっただろう。

覚えておくといい、身構えているときは死神は来ないものだ。

シャンクス少尉」

 

どっかの天パのセリフを借用する。

彼女の肩に手を置き、パイロットスーツのナノマシンを彼女の強化装備に吸着させる。

ナノマシンの皮膚片は彼女の頬に移動し、彼女の皮膚と一体化する。

これで彼女の位置情報を追えるし、盗聴できる。

敬礼する彼女の額に何の気なしにバードキスする。

これくらいは挨拶程度だろう。

 

「ははッ、すまんすまん。

気を悪くしたなら謝る」

 

陽気に笑いながら彼女の顔を見る。

シャンクス少尉は白目をむき、鼻血を垂らしながら立ったまま気絶していた。

痛々しい絵ずらだが、彼女の端正な顔は幸福そうにとろけている。

 

「し、死んでいる…」

 

ポーランドの寒空にメディックを呼ぶ私の絶叫が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




和姦派です
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