Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>   作:段段だ段

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いよいよ主人公はエロゲ生物と接触する


Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>第二話

 

 

 

 

 

突拍子のないアイデアに脊髄反射で答える。

はあ?

脳神経腐ってんのか?

そんなことしたら私の余生はどうなる?

女もできないし、新しい映画は作られない、うまい酒ものめねーだろーが!

ここで、『縮退砲』を知らない読者の皆さまに説明しよう。

縮退砲を装備しているのは本来『ネオ・グランゾン』というロボットで、スーパーロボット大戦に登場する。

シュウ・シラカワの乗機だ。

魔法とオーバーテクノロジーの結晶で、主に重力を利用した攻撃を得意とする。

そんなバケモノロボットの最終兵器が縮退砲である。

科学の事は専門外でわからないが…(宇宙科学10歳で博士号)。

要するにスーパーノヴァブッパなす。

というう兵器である。

因みにそんなものを地球に放ったら、太陽系ごと地球は宇宙から消滅する。

アホか?

いや、アホか?!

 

「いいではないですか…?

別に…」

 

奴の表情は陰になって伺い知ることができない。

 

「この…私がいれば…‼」

 

あーあ。

ヤンデレスイッチ入ったわ。

こうなると私を逆レしないと止まらい。

ブレーキの壊れた暴走列車かよ。

ニトロジェットエンジンの積んで、ブレーキの壊れた自転車を転ばずに、ぶつからず運転する並みにコイツの扱いは難しい。

 

「考えてもみてください。

ここには何でも揃っています。

食料製造ファクトリー、水分抽出装置、MS製造ライン、酸素製造装置、酒造庫に、映画館、銭湯、カラオケ、バー、バッティングセンター、カジノ…。

何でも揃っています」

 

まあ、確かにここで一生過ごせるけどさ…人恋しさとかあるじゃん。

 

「宇宙に二人きりなんて…素敵‼

まさにアダムとイヴ‼」

 

因みに最初の女性はリリスだぜ?

 

「子犬みたいにポコポコ赤ちゃん生んであげますからねー。

子供は何人ほしいですかー?

50人、いや100人はほしいですねー。

あの子も弟や妹を欲しがっていましたからねー?

だからね?

縮退砲撃と?

ね?

一緒に世界滅ぼそ?

ね?

ね?

ね?

ね?

ね?

ねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねねね…

nenenenenenenenenenenenenenenenenenenenenenene…

ねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

ひ…ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい…。

やばいこいつ本気だ…。

頭完全にいかれている。

私は艦長席に腰を落とし、萎縮してしまった。

ヤバい…恐怖のあまり漏れそうだ…。

奴は私にしなだれかかり、私の股間を摩る。

 

「うふふふふふふ…。

アーハッハッハッハッハッハッ‼

ここから新しい人類史がはじまる‼

私たちがイノベイターたちの神となるのです‼

アーハッハッハッハッハッハッ‼」

 

こいつ!

神にでもなる気か!

私はここで奴に半永久的にビークゥオド号に監禁され、子供という鎖で縛られつづけるのだ…。

そんなのごめんだ!

私は誰よりも自由を望む!

私は奴を跳ねのける。

 

「まだ人類は母なる地球を失って生きられるほど強くはない…。

人類には帰るべき家が必要なのだ」

 

私はテキトーな言い訳で更衣室へ向かう。

やっぱコイツ怖すぎ…。

付き合ってられんわ。

 

「貴方様、忘れ物です」

 

サーシャも声に引き戻される。

はあ?

まだあるのかよ?

振り向いた私に振ってきたのはサーシャの唇だった。

 

「貴方様が討たれた瞬間…。

どれほど心が張り裂けそうになったか…。

私を悲しませた罰です」

 

罰どころかご褒美だよ。

私たちは再び唇をかわし、舌を絡ませる。

 

1分後唇を離すと、銀色の橋が二人の唇に掛かる。

 

「では言ってくる。

あの子によろしくな」

 

「どうかご無事で。

永久にお待ちしております。」

 

サーシャは丁寧なお辞儀をした。

私は後ろ手に手を振り、更衣室へ向かった。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

『リニアボルテージ急上昇。

発進権をプシュケー・ディアキリスティスに譲渡致します。

発進どうぞ』

 

サーシャのスピーカー音に最終チェックをする。

 

「阿頼耶識システム接続…問題ない。

脳量子波コントロールオールクリア…。

ガンダムサタナエル…プシュケー・ディアキリスティス…征くぞ‼」

 

カタパルトから弾かれて宇宙空間に発進する純白の機体。

何の気なしにしばらくしてビームライフルを構えて見えきりをしてみる。

 

 

 

 

   Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>

     

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・。

 

何かサタナエルの前にタイトルコールが出た気がしたんですけど…。

気のせいだときめつけ、地球へと向かう。

サタナエルはマッハ10で地球へと突っ込み。

地球があっという間に大きくなる。

 

『総司令官、少々お待ちください』

 

サーシャの声にサタナエルは急制動する。

急激にGにナノスキンが反応し、硬質化する。

 

「どうかしたかリターナー特務一佐?」

 

またろくでもない用じゃないだろうな?

 

『軌道上に人工衛星が確認できます。

まだ情報開示は早計かと』

 

たしかにまだ情報収集してないのに、姿をみられるのはまずいな…。

サタナエルは、近くに浮いてたMSサイズのスペースデブリを地球へ向けてけり飛ばし、それに捕まり、GNフィールドを開放して大気圏を突入した。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

197X年

 

『東ドイツのありふれた戦場』

 

 

 

 

 

 

私―。

『ベアトリクス・ブレーメ』は死を覚悟していた。

死に物狂いで手に入れた力…『バラライカ』が小さく感じる。

 

(ここまでなの…ユルゲン、アイリス…)

 

かつての初恋相手と親友に別れを告げる。

ここで死ぬのか…ユルゲンの理想を実現できずに…。

突撃銃の弾薬も心もとない。

 

一瞬のスキを突かれ、突撃級の突進をモロに貰ってしまう。

 

小さな悲鳴と共に肺の息を吐く。

チカチカとする視界の端に突撃級がこちらへ突っ込んでくる光景を目撃する。

 

(さようなら…アイリス)

 

脳内に今までの人生の思い出がフラッシュバックする。

 

幼い頃、アイリスと一緒に雪原を駆け回った記憶。

ユルゲンに一目ぼれした淡い初恋の記憶。

アイリスと切磋琢磨した訓練校時代。

アイリスがユルゲンを撃ったと知った悔しさ。

 

やられると目をぐっと瞑った瞬間―。

衝撃と共に私は命を失う―。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

事は…なかった…。

突撃級は突如上空からふったピンク色の閃光に貫かれ、蒸発した。

 

 

 

「…え…?」

 

 

 

私はこの瞬間を生涯忘れないだろう…。

周りのバラライカの視線につられ、上空を仰ぎ見る。

そこには天使が天空を佇んでいた。

その戦術機?は純白に黒のラインが走っている。

身体は全体的に通常の戦術と違い、流星形、スリムかつマッシブだ。

ツインアイが光り、アンテナが4本頭に生えている。

そして特徴的なのが、背中の12本の羽、まるで聖書の大天使のようだ。

頭頂部のクリアパーツにはこう記されている。

『GUNDAM』と…。

ガンダム…なぜか心に響く名前だ。

 

 

 

『人の可能性を阻むものは何者であろうと、このガンダムサタナエルと…プシュケー・ディアキリスティスが粛清する‼』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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