Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>   作:段段だ段

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原作キャ改造


Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>第六話

 

 

 

Muv-Luv ALTERNATIVE <The White Evil King>

第六話

 

 

 

「…以上が今回、新たに確認された『母艦級(キャリア―級)』の情報と考察となります。

何か質問はありますでしょうか?」

 

 

 

黒髪に眼鏡が目立つ情報将校がブリーフィングルームに並ぶ衛士にそうなげかける。

現在、私は先の戦闘で初めて発見された新型BETA―――『母艦級(キャリア―級)』の対策会議に出ていた。

思考の海から意識が返ってくる。

眠すぎるブリーフィングも、もう終わりらしい。

あくびをこらえるのに必死でブリーフィングの内容は頭に無い。

ブリーフィングの内容は『クソデカミミズ出たけどどうする?』って感じだった気がする。

BETAの優勢性をあっちから封じてくれているのにいまさらブリーフィングとかアホか。

全員行儀よく背筋を伸ばし、パイプ椅子に座る中、私は一人長い脚を組み、無煙電子タバコを無煙モードで吸っていた。

 

「現状…あのサイズを撃破できる戦力を戦術機に載せることはできません…。

もはや、核しか…」

 

全員自然に目線がさがり、猫背になる。

ブリーフィングルームに沈黙が満ちる。

私は陰鬱の雰囲気とこの時間の無駄な会議を終わらせるため、声を挙げる。

 

 

 

「諸君、顔を挙げろ。

希望は地べたに転がってない」

 

 

 

そう言い放つと皆ポカンとした表情を浮かべ、視線があつまる。

そんなに注目されても困るんですけど…。

大好きな漫画のセリフをパクっただけです。

そういえばあの漫画は無事完結したのかな?

死ぬ前に見た所は第一部完!俺たちの戦いは続くぜ!みたいな終わり方だったからな。

 

「クワトロ大佐、BETAの最大の脅威は何かおさらいしてみろ」

 

私はこの中ではマシそうなクワトロ大佐に投げかける。

いい加減気づけや。

 

「同志ディアキリスティス。

それは言わずもがな、圧倒的な物量で…。

はっ…まさか‼」

 

会議室はざわめく、ようやく気付いたか。

無能共め。

 

「そうだ。

向こうから一纏めになってくれているというのだ。

BETAの脅威が封じられている。

ならばやりようはあるだろう」

 

戦術機で戦おうとするから視野が狭くなるんだ。

脳筋どもめ。

 

「S2機関を地雷への転用は可能か?」

 

技術士官は急いで資料ををめくる。

 

「か…可能です!同志…これは…」

 

「奴の移動進路にS2地雷を仕込めばいい…。

それが成功すれば人的被害は大幅に防げるはずだ」

 

私は退屈な会議に嫌気がさし、ブリーフィングルームを去る。

ブレーメ少尉は金魚のフンのようについてくる。

私が腰を挙げると全員規律のとれた敬礼をする。

私がブリーフィングを後にした後でも母艦級に対してあーでもない、こーでもないという会議は絶えなかった。

 

――――

 

ここ一か月私は意外にも忙しかった。

 

 

 

 

まず、情報交換。

私が別世界の23XX年から来たと聞いた時のクワトロ大佐の驚いた顔といったら。

爆笑ものだったぜ。

その後は各国のデータベースへのハッキング。

我々(23世紀人)の人間にとっては197X年のファイヤーウォールは、マシュマロでできた壁のようなものだ。

その中で1966年に始動した『オルタナティブ計画』というものを知った。

何せBETAとコミュニケーションをとって地球侵略やめてってお願いする作戦らしい。

責任者は脳神経にクソでも詰まっているのだろう。

あいつら我々や自身も生物として認識してないわ!

あんな肉ドローンに何を求めている?

因みにコピーした後のデータをクワトロ大佐にくれてやったら大変喜ばれた。

 

戦術機に対しての勉強も忘れない。

初めてシミュレーションした時はろくに動けなかったが、1時間でまあまあ動けるくらいにはなった。

何とかヴォールクデータを最下層まで行った時の喧騒といったら、うざいのひとことだ。

ナノスキンのおかげでなんともないが、強化装備で胴上げはやめてほしい。

おかげでビッタンビッタン天井に叩きつけられるはめになった。

ムカついたのでストレス発散に戦術機をガンプラ感覚で改修することにした。

基地の責任者のクワトロ大佐に戦術機くれと言ったら、近所の子供に飴をよこす感覚でバラライカをくれた。

MSのノウハウを生かし、間接周りを強化と共に軽量化。

跳躍ユニットのスラスター増大してみた。

また、跳躍したりするとガタつくOSに腹が立ったので、OSの改善を行うことにした。

戦術機とガンダムのOSの根本が似ていることが功を奏した。

OSの作成には30分費やした。

因みにこの世界にPCが遅すぎてキーボードクラッシュし、サタナエルのヴェーダターミナルユニットと携帯端末で作成した。

これでスムーズに動ける。

 

『バラライカ・ツヴァイ』

 

ガンプラ作った後の特有の、作ったはいいけどこっからどうしようという感覚に陥ったのでブレーメ少尉にくれてやった。

ブレーメ少尉の感想曰く、手足の様に動く、これがイノベイターの力…、私がドイツを導く!とヤバい内容だった。

喜んでくれて何よりだ。

今のは聞かんかったことにしよ。

 

また、ドイツのお偉いさん方も当然のように来訪してきた。

内容は『ぜひ我が軍に、そして技術くれ』というもので事足りる。

アホか、ただでよこすか。

脳量子波を全開にして調子をおかしくして早めに返した。

 

 

 

―――――

 

 

 

サタナエルの整備でもするか。

退屈な会議よりはマシだわ。

その前に便所。

それにしても…。

この娘(ブレーメ少尉)…。

どこまで付いてくる気だ?

何かの妖怪か?

随伴というより犬の散歩している気がする。

黒髪だから黒柴だな。

凛々しい顔してしっぽをブンブン振っているタイプだな。

 

「同志ディアキリスティス!神の存在についてどうお考えかお聞かせ下さい!」

 

便所にいこうとしただけなのに、金髪の女性衛士にダル絡みされる。

はあ?

知ったこっちゃねーよ!

私が聖職者に見えっかよ?!

本職でもそんな抽象的な質問こまるわ!

各国の教典丸暗記してるし、般若心経唱えられるけど知らんわそんな事!

彼女の胸元のロザリオを見下ろす。

そういえばこの国の殆どはキリスト教徒だったな。

異世界転生をした私に神の存在を感じたらしい。

私がここに来たということで『カミサマ』の存在は証明されたが、説明に面倒だ。

私はテキトーにはぐらかすことにする。

 

「残念ながら私は聖職者ではない」

 

あからさまに残念そうな顔をされ、なぜか罪悪感に駆られ、とある一角獣のパイロットのセリフをパクる。

 

「しかし、私も神を信じている。

人の中の可能という神を。

人はここまで可能性に生かされてきた。

人は可能性があるからこれからも進み続けるのだ」

 

そう思うと人間ってすげーよな。

少し前までイヤーって刀でチャンバラしていたのに。

たった数百年でプッビガンってMSで宇宙チャンバラだよ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

 

やってることは変わんねーじゃねーか!

少しは学べよ人類!

膀胱も限界だし、早めに切り上げよう。

 

「しかし、人を殺すのも可能性だ。

ゆめゆめ忘れるな」

 

ポンと胸を叩き、彼女の胸の感触を味わい、トイレへと急ぐ。

 

「やはり…あなたがドイツを導くべきです…」

 

ブレーメ少尉は羨望に染まった、キラキラとしたまなざしで見上げる。

はあ?

何言ってんだこのメスガキ?

ドイツ語はもちろん話せるし、任務でドイツに何度も言った事はあるが、ドイツなんて縁もゆかりもねーよ!

無駄に責任増やさせんなや!

 

「残念ながら私のような老人にできるのは責任をもって行き、墓にうずまることだよ。

社会を引っ張るのは君のような若者だ」

 

ブレーメ少尉の肩を叩き、トイレへと急ぐ。

 

「な…なら!国を導くのはどのような人物が相応しいのでしょうか!」

 

まだひっぱんのかよ!

めんどくせーダル絡みやめろよ!

 

「私は女性こそ最高指導者にふさわしいと思うよ…」

 

男は欲望に忠実すぎるからな。

下半身で簡単に左右される。

それに比べ、自身を客観的に見れる女性は政治に向いている。

やっと便所いけるわ。

何か将来のヤバい女にアドバイスしてやばさポイント上げてしまったような…。

まあいいそれより便所だ。

しっかりとした敬礼をする二人をよそにトイレへと急いだ。

 

 




他にイノベイターにしたいキャラクターがいたら募集してます。
一応考えているのは銀髪の爆乳キャラ…
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