しょうか   作:くりすてぃーぬ 

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さおりんがひたすら高田青年を「かわいい!かわいい~~!!」と愛でているお話です。
一応R15設定にしました。


番外編1:A boy sleeping in my cleavage(R15)

ふわぁぁぁ~~。ん~~~!眠いよう。

なんだか自然に目が覚めた。

 

おはよー。

目覚まし時計や誰かにたたき起こされない朝の目覚めって快適よね~。

 

 

 

んと…。カーテンの隙間から爽やかな陽の光が差してるから。

陽はもう高く昇っているみたい。

どれどれ、今何時かなっと。

 

 

そう思ってうんしょっっとはずみつけて枕もとのスマホを見ようとしたら。急に何かに引っ張られたよ。

んで、私はこれ以上起き上がれなくなったりしちゃう!

 

 

 

大体予想はついてるけど。下向いてみるとね。

私を引っ張る犯人が。

私の胸の谷間に顔を埋め、私の躰を両腕でがっちりとホールドして。

規則的なリズムで、寝息を立てているよ。

 

 

 

 

えーーーーーと…。

とりあえず状況を整理整理だね。

 

昨日は真一くんの部屋におじゃまして。んで、一緒に夕食を食べた後に、いい感じの雰囲気になったのよね/////。

それで、その後一緒に寝ちゃって…。起きたらこーなってた。

 

 

というわけで、ここは真一くんの部屋のベッドの上。なのよね~。

乙女だった頃の私には、信じられないような光景だよ~///。

 

…私のお肌と真一くんのお顔がぴったりと密着して。あったかくて安心する…。

…んで、ちょっとちくちくする…。伸びたおひげの所為、かな?

 

だけどそんなに密着してて、息苦しくないのかな?真一く~ん、大丈夫~~~??

 

 

 

 

…それにしても、こんなにがっちり固められているなんて!

私ってものすごく愛されてる?

……へへーん、やっぱり幸せ者だね!私っ!

 

そーいえば。大洗女子学園時代の小山先輩のおっきいお胸に憧れた時期もあったけどっ。

やっぱり私くらいのサイズが私の彼氏さんにはちょうどよかったのかも。ね!そうよ!うん!

 

 

 

 

 

そんな風に考えていたら。真一くんの寝息が低音のいびきに変わってきたよ。

まるで戦車のエンジン音みたい~~!??

すやすや寝てて幸せそう!顔もなんだかゆるんでる?

 

こんな状況が、「男のロマン」ってやつ、だからかな~~~!??

 

 

 

雑誌には「旦那さんのいびきに殺意を覚えるわ!!!!」 なんてコーナーもあったけど。

 

私にはものすごい勢いでこみあげてくる愛おしさしかないよー。

だって完全にリラックスしてるんだよ?私に心を許してくれて無防備な姿でいるなんて。いつものクールな姿とのギャップも相まって、なんだかかわいいよね!

 

 

 

 

 

 ぐう~~~~。

あれ?私のおなかが鳴っちゃったよ。

そーだった!そんなこんなで朝ごはんをまだ食べていないんだった!

 

おなかが鳴る音、盛大に出しちゃったよ。

やだも~~!恥ずかしい~~!

 

んで、慌てて真一くんを見る。あっ、私のおなかの虫には気づいていないみたい。

よかった~~~~。

 

 

でも下腹部がじんじんする。昨夜の疼きの残りと相まって、そろそろ限界かな。

 

真一くんの部屋の冷蔵庫の中身を拝借して、なにか作りたいなー。

でも今動いたら絶対、真一くんが目を覚ましちゃうよね。

 

それにがっちりホールドをほどくのは至難の業みたいだし。

 

 

そうそう!真一くんはけっこうしなやかでたくましい体つきをしているよ。

バレーボール部の練習に加えて、家で毎日筋トレをしているそうだから。そういう真面目でストイックなところも好きなんだよね!!!!!

 

本気を出せば私の肋骨の1本や2本なんて簡単にへし折れそう。

だけど、いつもそうしないで、寝ている今も力を加減してくれてるところに。

私はまた、愛を感じちゃったりするの!

 

 

それにしてもおなかが減っちゃったなあ。

 

ぐう~~~~~!

 

…お腹の虫の二匹目が現れちゃったよ、どうしよ~~。

幸せだけど~~~!

おなかすいたけど動けないよー!起こしちゃうのもかわいそうだし~~~!

 

 

 

 

 

「……んにゃ。ん~~~」

 

おお?

真一くんが目を覚ましたみたいだよ。ナイスタイミングっ。

寝ぼけてるところがいっっち番かわいい!  って私はいつも思ってるのよね。

 

 

「おはよう、ありがと」

 

真一くんはそう言って。私を上目遣いで見上げてくる。

位置的にそーなるよね。うんうん。

 

ほわ~。寝ぼけまなこな上目遣いも!とってもかわいいなあ。

胸がきゅんきゅんするよ! きゅんきゅんきゅんっ!

 

 

「…かわいい」

 

「??」

 

かわいさに胸がいっぱいだったから。思わず口に出ちゃってた。

真一くんがきょとんとしちゃってるじゃん。

「何のことか分からない」ってお顔をしちゃってるよ。

 

それにしたって!真一くんが他の人には見せてないって姿、朝から見れる私って!

やっぱり幸せ者だよ~!

 

でもそろそろ、気を取り直そう。

私はこほん、と咳払いして。

彼に語りかけるんだ。

 

 

「ううん!なんでもないよ~♡。おはよー♡」

「ちょうどよかった、おなかすいてない?」

 

「あ、すごくすいてる」

 

「だよね。何か作ろっか、キッチン借りるね~」

 

 

「俺も一緒に作るよ。何食べたい?」

「今日は冷蔵庫に納豆が、あと昨日の残りのご飯がそこにあるはずだよ」

 

 




おい高田青年。その定位置を譲れ。羨ましすぎるぞ、けしからんな。

と…、冗談はこれくらいにして。

………末永く爆発してなさい。…お幸せに。


Fin.
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