1:名無しの重頭脳級
ワイら「カシュガルをジャミングで孤立させてぇ、あ号くん(2)を打ち取ってぇ」ニチャァ
イッチ「月」
ワイら「えっ」
イッチ「月のハイヴを墜とす」
2:名無しの重頭脳級
どうしてこうなった?
3:名無しの重頭脳級
過程すっ飛ばしすぎてない?
4:名無しの重頭脳級
何で月?
5:名無しの重頭脳級
ちきう優先せなあかんでしょ
6:名無しの重頭脳級
イッチ曰く「月にはBETA資源が豊富にあるはず。最悪戦闘になっても周囲被害気にせず全力出せる。地球の予行演習ができる」
ですって
7:名無しの重頭脳級
一理ある、ある?
8:名無しの重頭脳級
ちょっとその発想はなかった
9:名無しの重頭脳級
確かに、ハイヴのフェーズがちょっと違うけど誤差やしな
10:名無しの重頭脳級
なんかあった時のリカバリー考えると月の物資は確かに魅力的
11:名無しの重頭脳級
ちきう民曰く月には生命体いないらしいから創造主様製の戦闘級とかいう怪物が大暴れしても問題ないわけか
12:名無しの重頭脳級
懸念点は情報漏洩と、そもそも勝てるか?ってところか
13:名無しの重頭脳級
情報漏洩に関しては月から漏れなきゃええんやろ?カシュガル包囲網より楽やで
14:名無しの重頭脳級
勝てるか問題は、うーんわからん
15:名無しの重頭脳級
情報ないからなぁ
16:名無しの重頭脳級
フェーズがでかいとはいえ、月はちきうほど戦闘なかったらしいからちきう在住BETAよりは弱そうだけど
17:名無しの重頭脳級
あっちのBETAがワイらと同じくらいと想定するなら、マジレスすると創造主様戦闘級が凸って来たらなすすべなく死ぬ。マジで
18:名無しの重頭脳級
SOSを周囲に発信→ジャミングで死
緊急事態を周囲に連絡→ジャミングで死
手持ちの採掘機で対応→勝てるわけなくて死
最後っ屁に戦闘モードON→ワイらみたいな辺境民戦闘級とか勝負にならなくて死
19:名無しの重頭脳級
やだこわい……やめてください……
20:名無しの重頭脳級
そうなると月攻めは意外とありなんか?
21:名無しの重頭脳級
あっちのBETAの戦力がわからんのが一番怖い
22:名無しの重頭脳級
あ号くんの時と違って壊れてなくてもそもそもケイ素以外の生命体認めない節ありそうだからなぁ
23:名無しの重頭脳級
全方位に喧嘩売る前提で戦力ばっちりでも不思議じゃない
24:名無しの重頭脳級
勝てるとは思うがリスクが読めないのはいかんでしょ
25:名無しの重頭脳級
月墜とすにしてもイッチはなんか作戦とか用意しとるんか?
26:名無しの重頭脳級
イッチ曰く「戦闘級をあっちの要塞級に偽装して月のオリジナルハイヴに紛れ込んで暗殺」
27:名無しの重頭脳級
ヒェッ
28:名無しの重頭脳級
ガチじゃん
29:名無しの重頭脳級
絶対にぶっ殺すという強い意志を感じる
30:名無しの重頭脳級
どのみちカシュガル凸も月凸も頭脳級クラックして情報抜いた後やし、どっちも勝てる前提で考えてええやろ
31:名無しの重頭脳級
なら戦力的にワイらと同じくらいと仮定して、カシュガルと月どっちがええんや?
32:名無しの重頭脳級
流石にカシュガルでよくね?はよちきう開放しなきゃ
33:名無しの重頭脳級
ミスってもごり押しできる月面は捨てがたいぞ。BETA資源あればカシュガルはマジで盤石になるし
34:名無しの重頭脳級
月面プランがちょっとふわふわしすぎてる。カシュガルと比べてかかる期間とその後の戦略はどうなんよ
35:名無しの重頭脳級
イッチ曰く「カシュガルより少ない準備で可能。攻略は移動含めて二日。その後は月からの物資送りに乗じてカシュガルを潰す」
36:名無しの重頭脳級
二日とか早すぎィ!
37:名無しの重頭脳級
物資の中から戦闘級こんにちわとか失禁不可避
38:名無しの重頭脳級
後方の星から送られてきた物資はちょっと警戒できないっすね…
39:名無しの重頭脳級
月のBETA物資使えばジャミングから命令上書き弾からぽこじゃか作り放題だし、物資送りに合わせてジャミングも撒けるし結構ありでは?
40:名無しの重頭脳級
イッチにしてはちゃんと考えられた作戦ですねぇ!
41:名無しの重頭脳級
あっ(明察
後輩くんプランニングやな?
42:フィア
いえ、私も初めて聞きました
43:名無しの重頭脳級
ファッ!?
44:名無しの重頭脳級
うせやろ?
45:名無しの重頭脳級
あっちの香月博士の案とか?
46:名無しの重頭脳級
あ、重要な話が漏れてたわ
イッチ曰く「前と違って好きに使えるハイヴがないから確保しないと前と同じ戦略がきつい。横浜はちょっとキャパ的に厳しい」
47:名無しの重頭脳級
最初にそれ言えや!
48:名無しの重頭脳級
完全に失念してたわ。そうか、イッチ完全に無手か
49:名無しの重頭脳級
それは月面攻略もやむなし
50:名無しの重頭脳級
横浜だけで前と同じ準備はちょっと時間かかるっすね…
51:名無しの重頭脳級
ここは月面攻略に軸足おいて考えるか…
52:名無しの重頭脳級
イッチに完全論破されたワイら、おとなしく正座
53:名無しの重頭脳級
イッチの成長芳しすぎない?
54:フィア
…
「月面を、ねぇ」
香月、白銀、Mr.ONEのいつもの三者面談中。
この先の戦略方針について話し合っている最中、Mr.ONEからの提案があった。
それは、地球上よりも先に月面ハイヴを攻略する、という従来の常識から外れたものであった。
これを言い出したのが地球人であれば一笑に伏して二度と視界内に入れないようにするところだが、発言者は少なくとも地球人よりはるかに宇宙環境での経験豊かなBETAである。ましてや単機でのハイヴ攻略が可能な超兵器を有しているともなれば、確かに検討の余地は十分にある選択肢だった。
「どう頑張っても地球の攻略には時間がかかるし、その間月のハイヴの動きが止まるのはありがたいけど」
「直接カシュガルじゃダメなんです?」
白銀の疑問は実に尤もなものだった。月を攻略したのち地球ともなれば、普通は大きく時間がかかってしまうだろう。
「ダメというわけではないのですが、時間的にはそれほど差がないんですよね。戦力は戦闘級一体ですし、情報遮断も惑星間ですから少量で済みます。そうなると、月面攻略はメリットが大きいんですよ。資源的にも、経験的にも」
「準備に時間がかかるのもそうだし、カシュガル攻略ともなれば国連含めた各国との調整も容易じゃないわ」
「なるほど」
一人の衛士として戦ってきた身としてはいまいち実感はわかないものの、理屈については納得ができた。
戦力的な要因という、最も無視できない点を無視できるからこその戦略だ。
「でも月面も利権が絡んでないわけじゃないのよ? 有名無実化しているとはいえ、正式に権利を廃棄したわけじゃないわ」
「権利関係は申し訳ないのですが、調整をお願いしたいです。まあ、地球上よりは無茶が許されるのでは?」
簡単に言ってくれちゃって、と言いながらもその表情は非常に楽し気な香月。
先日、国連の場にて『人類に友好的な異星起源種』として、Mr.ONEを説明する運びとなった。建前としては、香月が主導し進めていたオルタネイティヴ4の副産物でBETAの近親種であるBETS──個体名Mr.ONEとの通信・交流に成功したという筋書きである。BETSは生命体保護を使命としており、敵対種族であるBETAの侵攻を察知して地球に現れた、という設定で紹介する運びとなった。
十分な根回しがあってもなお相当な混乱を招いたが、香月とMr.ONEの真摯な説明は、それなりの納得を得るに至った。
横浜ハイヴの反応炉活用についても条件付きでOKとなったが──反応炉の何たるかを理解できていない人類では、監視など所詮お気持ち程度である。
ハイヴ攻略の準備の傍ら、捻出できるわずかなG元素を提供すれば満足するだろう。横浜ハイヴではすでに採掘は実施していないので、精製可能なG元素が少ないところで疑問を抱きようがない。
どれもが劇薬じみてはいるが、強力なカードはすべて手の中。こんなにも痛快な交渉はそうそうない。
ふふふふ、といかにも悪党同士のように顔を合わせて笑いあう香月とMr.ONE。
そんな楽しそうな二人と違い、白銀は一人焦燥感に駆られていた。
現状、自分にできることはそう多くない。しかし、今ここにいられるのはある種の奇跡によるものなのだ。
やれることは何でもやって、少しでも未来を幸福なものにしたい。
「それじゃ、Mr.ONEは月面攻略に向けての準備。細かい計画と調整は私の方で進めておくわ」
「お願いします」
「あのっ!」
ガタリ、と音を立てながら立ち上がる白銀を、二人の視線が射抜く。
「月面攻略! 俺も!ついて、いくことは、できない、でしょうか…」
勢いに任せたのはいいものの、二人の視線に徐々にトーンダウンする白銀。
白銀からすれば、自身が月面攻略に同行するメリットは思い浮かばない。何かをしなければ、という焦燥感から適当に出てしまったことだ。
しいて言えば衛士としての腕は自負はあるものの、Mr.ONEの操る戦術級とやらからすれば役に立たないどころか足手まといだろう。
そのあたりに思い至り、何言ってんだ俺、と小さくなる白銀に対し、二人は何やら考え込み始めた。
香月は思う。目下最も優秀な衛士の経験値、地球以上に成長したハイヴの情報収集、そして何より月面攻略を異星起原種に任せきりでなく人類も共同したという実績。
Mr.ONEは思う。元の世界での恩返し、ハイヴ攻略の実地演習、そして何よりこの世界での人類との共同作業。
二人は互いを見あう。そして、にっこり笑ってうなずきあった。
「詳細を詰めましょうか」
「複座式への改造が必要ですね。ええ、大した手間ではないのでご安心ください」
「あいや、邪魔になるなら別に」
「何言ってるのよ。世界のため懸命に任務を果たそうって部下を無下にするほどアタシは無粋じゃないわ」
「白銀さんのその思いの強さあってこそですから。我々は……その姿を心から……応援するものです…!」
二人の笑顔を表現するならば、ニタァ、というのが一番適切だろう。
先ほど以上にウッキウキで何やら話し込み始めた二人を見て、白銀は思った。
少し、早まったかもしれない。
Beings of the
Extra
Terrestrial origin which is
Supporter of human race
的な