勇者と魔王の最後のたたかいを描いた作品。

勇者は魔王に勝てるのか?
負けないで勇者!勝つんだ勇者!
君には仲間がついてる!

魔王「ワイは負けへん!」

これは勇者と魔王の最後のたたかい、そして仲間たちの絆の強さが伝わる短編作品。(※これが◯リキュアオールスターズかぁ〜。たまげたなぁ〜)

1 / 1
勇者と魔王の最後のたたかい

最終決戦、そして決着

 

 

 

 

 

 

 

「虫ケラが」

 

「くっ…!」

 

円を描くように中心一帯だけ丸く切り取られたかのような更地の空間以外は瓦礫の山とか化した世界。

更地に立つ二つの影。

その内の片方が膝をつく。

 

「ここまでなの、か…?……いや、駄目だ。まだ俺は諦めない…。

諦めるわけにはいかない!ここまで戦ってきた人達の為にも、

何より俺自身が!お前なんかに負けるわけにはいかない!!

何故なら俺は勇者なのだからッッッ!!!」

 

勇者は諦めない。

今までだってそうだった。

どんな苦難困難が立ちはだかろうとも諦めず、粘り強く立ち向かってチャンスを掴み、勝利を収めてきたのだ。

今までと変わらない。

諦めさえしなければ、勝機はあるのだ。

 

 

 

その時だった。

 

 

「———おっと、少し遅れたね」

 

粉塵が舞う瓦礫の山から声が響いた。

 

「まったく、良いところ持って行かれちゃ困りますね?

僕達にもおこぼれ与らせて下さいよ」

 

「あんたは休んでな、後は私が片付けよう」

 

「バーカ!お前一人じゃ厳しいッつぅーの。

オレも手ェ貸してやる」

 

「はいはい。いつもの漫才はその辺にしてそろそろ真面目にいくぞー」

 

「燃えてきたわー!最初から全力全開で行かせてもらいます!!」

 

「待て待て。まずは私から行く。サンプルがいくつか欲しいのでね」

 

「みんなまとまりなさ過ぎ!足並み揃えようよ!!?」

 

「ひぃいい!怖いよぉ!隅っこに隠れてていい!?」

 

「チャチャっと終わらせて飯行こう!そうしよう!」

 

「皆さん気を引き締めて油断せずにッ。世界の命運は私達にかかっているという事を忘れないで下さい!」

 

魔法陣。

それが周囲を囲むようにあちこちに展開されていく。

魔法陣から転移されくる者は皆揃いも揃って口を開いては好き放題言う。

心配する者。好戦的な者。愚痴を言う者。戦いに燃える者。

文句を言う者。はしゃぐ者。怯える者。

彼等は皆、今この時、この瞬間、最高の局面で集まってくれた。

思わぬ頼もしい援軍たちに嬉しさが込み上げる。

 

そして。

 

形勢は圧倒的なものとなった。

周囲に囲む強者達。

その数、優に千を超える。

数は力とは言うが、これだけの数となると馬鹿にできない。

 

そしてその群衆の中から一人武器を片手に前へ出てくる。

 

「世話が焼けるな。ったく。んじゃみんな!!

いっちょ、派手に行こうぜぇ!!」

 

オオオオォォォォォォッッッ!!!!

咆哮が世界に轟く。

その光景を目にし、魔王は目を見張り、口から溢れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「み…みんな!」

 

 

「」

勇者は自分を囲むように群れをなす魔物達の暴力的かつ圧倒的な光景に口から泡吹いて戦意喪失していた。

 

 

 

 

 

 

 

 


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。