機動戦士ガンダムダレト   作:オンドゥル大使

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第19話「戦域の狭間で」

「何だって? 今は調整中なんだ。話を振って来ないでくれ」

 

 サルトルにそう言われてしまえばそこまでなのであるが、カトリナは勇気を振り絞っていた。

 

「あの……! 私に出来る事ってあるはずですよね……。だって、委任担当官ですし……」

 

「クラードの事か? 今なら医務室だろ。ここに居たってメカニックの邪魔だよ。何だ、期待の新人。もうクラードから手痛い洗礼を受けたのか?」

 

「いえ、特に何も……。だってクラードさん、ここに来たと思ったら出て行っちゃって、それで医務室ですし……」

 

「だろ? まだクラードとはまともに話しちゃいないんだ。なら、最初は最低限度のコミュニケーションからだな」

 

「こ、コミュニケーション……?」

 

「分からんわけでもあるまい。いい大学出てるんだ、グループディスカッションとかで見知らぬ相手と組まされる事だってあっただろう」

 

「そ、それはその……みんな共通の目的がありましたし……」

 

「今もそうじゃないのか? クラードはこのベアトリーチェのメイン戦力だ。いつまでも《レヴォル》に乗ったかと思えば昏睡じゃ話にならん。調整はあいつが次に乗るまでにしておかないとな。だから忙しいんだ。帰った帰った」

 

「帰ったって……。じゃあどうしろって言うんです!」

 

「そういうのはクラードに聞けよ。オジサンは忙しいの!」

 

「……勝手な時だけオジサン……」

 

 ぼやきつつも、言われている事自体は間違っていないのだ。

 

 自分はクラードとしっかりとした関係を築かなければいけない。

 

 しかし、エンデュランス・フラクタルに特殊エージェントが居て、その人物はまだ少年の年かさなんて聞いていないし想像も出来ない。

 

「……私の出来る事、私の出来る事……」

 

 呟きながら廊下を歩いていると、ふと出くわしたのはバーミットであった。

 

「なぁーにやってんの。暗い顔して。幸せ女のカトリナちゃんが台無し!」

 

「いえ、そのぉー……って言うか、変な渾名付けないでくださいよぅ! もう、また言われちゃう……」

 

「それよかあんた、クラードと会わないでいいの? もうあいつの事だし、起きてるんでしょ」

 

「あっ、そうだ、クラードさん……! あれ? バーミット先輩、クラードさんの事、知ってるんですか?」

 

「ああ、まぁねー。あたしの部署では常識だし。鼻持ちならないガキでしょ、あの子」

 

「そりゃあ、まぁ……って言うか、その子は……」

 

「いーやっ! ファム、パンツいやーっ!」

 

 バーミットが抱えているのは確かアルベルト達と一緒に合流したはずの少女であった。

 

「……何やってるんですか?」

 

「何って見ての通り。この子、妙な格好しているから脱がそうとしたらなぁーんにも穿いてないし付けてないの。女の子なんだから、駄目じゃないの。パンツ穿く」

 

「いやーっ! クラードぉー……」

 

「クラードの坊ちゃんは呼んだって来ないわよ。挙句に風呂嫌いでねぇ。せっかく素材はいいのにもったいないから、せめてシャワーを浴びなさい」

 

「ミュイぃ……。ファム、ぜったいおふろはいらない」

 

「馬鹿仰い。戦闘艦でお風呂なんて入れる時に入っておかないと、一生そのまんまよ」

 

「……いい。シャワーこわいもん……」

 

「とにかく、あたしはこのファムをどうにかしてお風呂に入らせるから、クラードのお世話はよろしく」

 

 ひらひらと手を振って脇を抜けていく二人にカトリナは呆然としていた。

 

「……あっちのほうが楽そうじゃないの」

 

「ああ、そうそう。言い忘れてた。クラードの坊ちゃんにヘンな事期待したって駄目だからねー。あの子、まだまだお子ちゃまなくせに堅物だし。男として見ないほうがいいわよ」

 

「な……っ、何言ってるんですか! セクハラ……!」

 

「あたしはこのカワイイのどうにかするわ。ファムー、ブラもパンツも穿かないのはそれってもう女としての価値はないって言っているのよー」

 

「……じゃあおんなやめる」

 

「何言ってんの。素材だけはいいんだから、あんたは」

 

 カトリナはその様子を少しだけ眺めていたが、自分の仕事を思い出して医務室に向かう。

 

「えっとー……Bブロックの先の……。にしてもこの戦闘艦、本当におっきいんだ……。ヘカテ級ってこんなに広いの? 迷子になっちゃう」

 

 そうこう言っているうちに、医務室の前に辿り着いたが、ノックをするのに勇気が要る。

 

「……何やってるの、カトリナ。深呼吸、深呼吸っと……」

 

 深呼吸していると不意に扉が開いたので、カトリナはむせてしまう。

 

「……何やってんの、あんた」

 

「く、クラードさん……」

 

「ヴィルヘルム。データはサルトルに回してくれ。俺のバイタルデータが欲しいはずだから」

 

 部屋の奥でヴィルヘルムが手を振ったのを、クラードは一顧だにせずにそのまま自分とは反対方向の廊下を行ってしまうので、思わず追いかけていた。

 

「く、クラードさん……! 私、カトリナ……」

 

「名前なんてただの指標だ。いちいち覚えるだけのメモリーはもったいない。で、名前は聞いたけれど何?」

 

「あっ、覚えていたんだ……。じゃなくって! 私、委任担当官なんですっ!」

 

「ふーん……そっかぁ」

 

「そっかぁ、じゃなくって! あの、エージェントは委任担当官の言う事は聞くようにって、マニュアルに……!」

 

「マニュアルの仕事しか出来ないの? だったら務まらないよ。やめたほうがいい」

 

 思わぬ攻勢にたじろぎつつも、カトリナは言葉を搾り出していた。

 

「そ、その……クラードさんの身柄は私が責任を持ってどうこうって言う……」

 

「責任? あんたに俺の何が責任取れるって言うの?」

 

 急に立ち止まるものだから、カトリナは思わず抱いた書類をばら撒いてしまう。

 

「あ、あー! 書類が……!」

 

「何やってんの」

 

 クラードは艦内の独特の重力に慣れているのか、ぴょんぴょんと跳ねてすぐに書類を回収してしまっていた。

 

「はい。要るんでしょ」

 

「あ、はい……。どうもありがとうございます……」

 

「じゃあ。もう行くから。付いて来ないで」

 

「え……っ、いや、それは困るんですってば! 私はクラードさんの委任担当官で……!」

 

「それはもう聞いた。二度も三度も同じ事言わないで。無駄だし、つまんないよ、あんた」

 

「つ、つまんないって……そんな言い草……!」

 

「じゃあどう言えばいいの。委任担当官なんだったら教えてよ」

 

「そ、それはぁ……」

 

 クラードは嘆息一つついてから、こちらへと振り返る。

 

 初めて見た時と同じ、赤い瞳が射る光を灯していた。

 

「あのさ、サルトルとかにどう言われているのかは知らないけれど、俺、これから艦長に報告しないと駄目なんだけれど。二度も《レヴォル》を危険に晒したんだ。懲罰かもしれない」

 

「ち、懲罰……? 駄目ですっ、駄目……! だって、クラードさんが出なかったら、私達、死んでいたかも……」

 

「艦のクルーよりも《レヴォル》の私的運用のほうが問題だ。俺の判断で出撃した。だから処罰を受けなければいけない。これくらい、さ。新卒とかでも分かるんじゃないの? 俺は学校行った事ないから、よく分かんないけれど」

 

「そ、それは……」

 

 立つ瀬もないので押し黙るしかないのだが、このままクラードを行かせてはならない事だけはハッキリしていた。

 

「その……私もじゃあ、お叱りを受けます! これなら、委任担当官らしいんじゃ……」

 

「何言ってんのさ。あんた、俺と会ってまだ二十四時間も経っていない。よって責任は生まれない。俺と《レヴォル》の関係に踏み込んだっていい事なんて一個もない」

 

「で、でもそのぉ……私、お仕事しないといけなくって……!」

 

「仕事ならあるんじゃないの、それ」

 

「この書類はそのー……引き継ぎ業務とか色々で!」

 

「じゃあそれをやれば? 俺は後回しでいいじゃない。艦長からの懲罰を受けるのは俺なんだから、あんたは黙って回れ右すればいい」

 

「そ、そうはいきませんよぉ……。私の仕事はクラードさんで……」

 

「――言っておくけれど、取り入ったっていい事なんて本当にないよ。俺の世話は俺がやる。それで満足いかないのなら、他を当たって」

 

 ぴしゃりと言い捨てられてしまえばその足を止める言葉も思い浮かばない。

 

「で、でもその……フロイト艦長は結構気難しい方で……」

 

「知ってる。てかいいの? 艦長の悪口」

 

「わ、悪口じゃなくって……! これはちょっとした分析って言うか……」

 

「あんたより俺のほうがあの人と長い。ベアトリーチェ建造の前から顔見知りだ。それとあの人、フロイトって呼ばないほうがいいよ。不機嫌になるから、ちょっと失礼でもレミア艦長って言ったほうがあんたの身分じゃ円滑に回る」

 

「……えっ、何で……」

 

「教えない。守秘義務だ」

 

 どこまでも取り付く島のないクラードの態度に、カトリナは頬をむくれさせる。

 

「……何やってんの、それ。小動物の顔マネ?」

 

「クラードさんが話を聞いてくれないからですっ!」

 

「……分かんないな。話を聞かないと小動物の顔マネするんだ? ……それって新卒だから?」

 

「し、新卒馬鹿にしないでください!」

 

「馬鹿にしてないよ。コケにしているだけ」

 

「お、同じじゃないですかぁ……って言うか、より酷くない?」

 

「……艦長室の前だけれど、まだ来る? 意味ないよ、あんた」

 

「い、意味なくはないですよ……私もフロイト……じゃない、レミア艦長のお叱りを受けるんですっ!」

 

 意地になってそう言うと、クラードは心底理解出来ないとでも言うように眉をひそめる。

 

「……あんた、さ。自分の有益にならない事をやってどうするの? レミア艦長はあんたなんてどうでもいいと思っているだろうけれど、それでも?」

 

「そ、それでも……!」

 

 クラードは大仰なため息をついて白衣のポケットに腕を突っ込む。

 

「……叱られたいなんて変わってるね。それが委任担当官の仕事? ……わけ分かんないかも」

 

「わ、ワケ分かんなくっても私の仕事がこれなんで!」

 

「ふぅーん……じゃあとっとと懲罰を受けるか。艦長、入るよ」

 

 まるで遠慮もなくワンノックだけで入ったクラードの度胸に面食らいつつ、カトリナも後に続く。

 

 執務机の上で、レミアは書類相手にキーを打っていた。

 

「クラード。帰還御苦労さま。収穫はあった?」

 

「まぁまぁかな。レミアは? 俺とは別の意味で大変だったんじゃないの」

 

「く、クラードさん! 艦長ってつけないと!」

 

 慌てて訂正した自分に、ああ、と何でもないようにクラードは返答する。

 

「今は艦長ってつけないと駄目なんだ。ややこしいな、レミア」

 

「だから! 艦長ってつけてください!」

 

「……怒られるのは俺なのに、何であんたがそんなに慌ててるのさ」

 

「いいわよ、別に。レミアで。そのほうがあなたらしいし」

 

 難なく承諾したレミアに、カトリナはどうにも釈然としないでいると、クラードが口火を切る。

 

「俺に懲罰、するんでしょ? 《レヴォル》の私的運用を二回。これで一週間は懲罰房行きだ」

 

「そうね、平時ならばそうしていたわ。でも、これを観て。ちょっとそうもいかなくなったみたいなの」

 

 レミアが投射画面をこちらへと向ける。そこに描かれていた軌道予想図を読み解けないで首を傾げていると、クラードは確信めいた声になっていた。

 

「……軍警察の……」

 

「そう。何でだか分からないけれど、つい数分前の情報。このままじゃこっちの軌道とかち合う」

 

「えっ、何で……? 私達、軍警察にとやかく言われる事なんて、何も……」

 

「……俺目当てってわけか」

 

「単独で来るみたいだから、ハイデガー少尉でもいいかなと思ったんだけれどね。今のベアトリーチェは火器管制も生きているし、このままでも迎撃は可能。ただ、ミラーヘッドを使われると私達のこれからの航路としては問題が出てくる」

 

「……月軌道に行くのに、一秒も無駄には出来ない。いいよ、レミア。俺が迎撃する。それでいいんだろ?」

 

「相変わらず話だけは早いわね、クラード。ええ、そうしてちょうだい。私はちょっとだけ仮眠を取るわ。ベアトリーチェ出港前から寝てないのよ」

 

「いいよ。レミアは寝ていてくれ。俺が、単純にケリをつければいい」

 

 レミアは何と敵が来ると言っているのに仮眠を取ろうと椅子をリクライニングさせ、アイマスクを付けようとしているのでカトリナは戸惑ってしまう。

 

「えっ、その……艦長! 敵が来るんですよね?」

 

「……うるさいわね。今から一時間だけ寝るから……」

 

「寝ている場合じゃ……、ああ、もうっ!」

 

 既に寝息を立てているレミアを止める気にも成れずに、カトリナはクラードの背中を追う。

 

「……何。まだ何かあるの」

 

「……私っ、委任担当官なんです!」

 

「知ってる。敵が来るんだ、話しかけないで」

 

「そうだからじゃないですか! ……何だって艦長は仮眠を? そんなに容易い敵なんですか?」

 

「いいや、迎撃しないとまずいとレミアが俺に言ったんだ。なら、ヤバい奴だと思ったほうがいい」

 

「……分かんないなぁ。でも艦長自ら管制室にも顔を出さないんですよね?」

 

「レミアは疲れてるんだよ。だから、俺が障害になっちゃいけない」

 

 お互いに気を遣っているのだかいないのだか分からない判断だ。

 

 カトリナは艦内の廊下を蹴りながら素早く移動するクラードに付いていくのがやっとで息切れしてしまう。

 

「ま、待って……クラードさん、速過ぎ……」

 

「あんたが遅い。……っと、気密チェックと」

 

 格納デッキに出るなり、クラードへと差し出されたのは特注のパイロットスーツであった。

 

「ようやく完成したんだ。お前専用のパイロットスーツ。ライドマトリクサー施術痕に対応している。これまで以上に上手く馴染むはずだ」

 

「サルトル、《レヴォル》はどうなっている?」

 

「《レヴォル》の点検も無事完了。いつでも出せるが……本当にいいのか? まだ前の戦いから一日も経っていないぞ?」

 

「充分だ。寝過ぎたくらいさ」

 

「そう言ってくれるんなら助かるよ。白衣を預かっておく。ほい、期待の新人、そっちもノーマルスーツを着込んでおいたほうがいい」

 

 クラードは白衣を脱ぎ払い、黒のインナー姿からパイロットスーツを着込む。

 

 ところどころ赤い装飾のされた白いパイロットスーツを着込み、そのまま整備点検の成された《レヴォル》へと取りついていく。

 

 カトリナはノーマルスーツを着込んでから、《レヴォル》に接近していた。

 

「く、クラードさん! まさか、出るって言うんですか?」

 

「他に何があるの? いいから、退いておかないと危ないよ。すぐに発艦許可が下りる。前みたいに強制排除じゃないし、カタパルトデッキをきっちり通るけれど、気密が保たれるかどうかまでは俺も気が回らない」

 

「そうじゃなくって……えと、ノーマルスーツのバイザーはこれ、っと……」

 

 透明なバイザーを降ろしてから、カトリナはクラードに直通の声を通す。

 

「危ないのはクラードさんのほうじゃないですか! ……軍警察の敵なんて……!」

 

「なに、心配してるの? 大丈夫だよ。相手の手の内は分かっているし、一機とか、多くても三機編成でしょ。《レヴォル》の敵じゃない。そうだろ? 《レヴォル》」

 

『適正ユーザーを確認。適切な状況判断を乞う』

 

 返答した声がどこから来たのか不明でカトリナはきょろきょろしていると、コックピット内の波形パターンが応じる。

 

『カトリナ・シンジョウのバイタルを確認。ユーザー該当なし』

 

「指向性音声……これ、《レヴォル》の声なんですか?」

 

「レヴォル・インターセプト・リーディング。なに、教わってなかったの?」

 

「いえ、そのぉー……まさか、喋るなんて思わなくって」

 

「簡単な会話パターンを網羅している。《レヴォル》の声が聞こえるんなら、邪魔だよ。この位置じゃ認証エラーになる。すぐに退いて」

 

 コックピットより離れる前に、カトリナはバイザーをクラードのヘルメットに擦り合わせてローカル通話を行う。

 

「あの……私に出来る事って……」

 

「一つもない。俺がないって言ってるんだ。《レヴォル》もそう答えるだろうさ」

 

 緑色のバイザーを降ろし、クラードはインジケーターを調節してからコックピットハッチを閉じようとしたのでカトリナは思わず後ずさってしまう。

 

「でも! 私だって委任担当官なんですよ!」

 

 そう吼えるだけしか出来ない。

 

《レヴォル》はそのままカタパルトデッキへと移送され、その背中が離れていくのを、流れてきたサルトルに肩を引っ掴まれていた。

 

「危ないぞ。なに、クラードはやるさ。おれ達の要望以上にな」

 

「そ、そうじゃなくって……。クラードさんばっかりに無茶はさせられません。私の仕事を全うさせてください」

 

「何だ? 仕事なら山ほどあるだろ。クラードが帰ってきたら、期待の新人にもきっちり仕事が割り振られる。今は、クラードの帰還を待つべきだ」

 

「……それってぇ、ないって言ってません? レミア艦長も仮眠取っちゃうし……」

 

「休める時に休んでおくもんだ。目標航路はまだ遠い。おれ達はまずはかかる火の粉を排除しないとな」

 

「かかる火の粉……軍警察に楯突いたら、それこそまずいんじゃ?」

 

 こちらの意見にサルトルは肩を竦める。

 

「逆だよ。軍警察相手に及び腰じゃ、目的なんてこなせないぞ。なに、後からトライアウトがどう因縁をつけてこようが関係がない。我が社は関知せずってね」

 

「企業と軍警察はでも、犬猿の仲のはずじゃないんですか?」

 

「だからだよ。互いに牽制し合っても旨味がないってここで分からせる。そのための《レヴォル》とクラードだ」

 

「……《レヴォル》……でも、あれは……」

 

 カトリナのか細い声はこの時、出撃前の喧騒に掻き消されていた。

 

 

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