無双OROCHI 天地人   作:梟帥

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三者の戦いに奈落の横槍。
そして奈落は叢雲牙を奪い、釤之助を・・・!


奪われた叢雲牙

 奈落の登場に驚いていた犬夜叉達と釤之助。

 

 四魂の玉のかけらをめぐる仇敵の登場によって場の空気は急激な展開が来たのであった……!!! 

 

 

 

「小僧、貴様にはその剣は過ぎたものだ、このわしが有効に使ってやろう!!」

 

 

 

 奈落は突き刺した触手で釤之助を絡めとる! 

 

 

 

「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

 

 

 釤之助の身体から骨が折れる音と、身体の至るところから触手の隙間から大量の血が流れ出る……! 

 

 

 

「きゃあああああっ!!!」

 

 

 

「釤之助君っ!!」

 

「なっ何じゃあっ!? あいつは!?」

 

「何だっ!? あいつは!?」

 

 

 

 坂本龍馬たちと趙雲は、奈落の登場に驚愕していた……。

 

 犬夜叉たちは臨戦体勢をとり、すぐさまに釤之助の元に駆けつけた!!! 

 

 触手を解いた奈落、そして血まみれになって倒れる釤之助……。

 

 釤之助の手から叢雲牙を落とし、そして奈落はそれを拾った。

 

 

 

「奈落っ!! てめぇなんでここいるんだ!!」

 

「久しいな犬夜叉、そして殺生丸……」

 

「っ!!」

 

「わしも、流石にこの世界を見て驚いていたが……まさかここで会うとはな……」

 

「奈落……!!」

 

「だが、この叢雲牙はいただくとしよう……! 

 

 こやつが持つのは宝の持ち腐れでしかない!」

 

「いかんっ!!! 

 

 奈落にあの剣を持たせてはならん!!」

 

「犬夜叉さまっ!! 早くあの剣を奪い返すのじゃ!!!」

 

「言われなくてもそのつもりだ!!!!!」

 

 

 

 犬夜叉はそのまま「風の傷」を放った!! 

 

 

 

「ふっ、この剣の奥義、使わせてみるか……

 

獄龍破!!! 

 

 

 

 奈落は獄龍破を放った!!!!! 

 

 

 

「んなっ!?」

 

 

 

 風の傷は獄龍破に呑まれ、そのまま犬夜叉に直撃を受ける……! 

 

 

 

「ぐあぁっ!!」

 

 

 

 獄龍破をくらった犬夜叉、しかし幸いにもそのダメージはなく、鉄砕牙を支える形で立っていた……。

 

 

 

「ふむ……やはりこの威力しか出せないか……。

 

(やはり、鉄砕牙と天生牙が側にある限り力は出せないか……)

 

 だが良い余興であった……」

 

 

 

 奈落はそのまま上昇して、姿を消したのであった……。

 

 

 

「なっ何と言うことじゃ!! 

 

 奈落に叢雲牙を奪われてしまうとは!!」

 

「こりゃあ一大事じゃわい! 

 

 それよりも釤之助はっ!!」

 

 

 

 釤之助の方を見た一同、そこには血に塗れて横たわっていた釤之助の姿があった……。

 

 奈落に締め付けられて血の大半が流れていて、いつ死んでもおかしくはなかった……。

 

 

 

「釤之助さまっ! 釤之助さまっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

プリム……? 

 

 ちきしょう……あの野郎! 

 

 奈落って奴か? 

 

 犬夜叉達と殺生丸達が追っている仇敵だったな? 

 

 まさか、ここで出会すとは……っ! 

 

 ああっ、これ本当に死ぬやつだ……

 

 意識がもう無くなりそうだ……

 

 息も……脈も……

 

 マジで、しんだな……おれ……

 

 もう…………考えも、言葉も……

 

 なく……な……って……

 

 

 

 風前の灯火とは言えない、彼の死は秒を読むまでもなく迎えようとしていた……。

 

 犬夜叉とかごめ、そしてプリムとアリシア達の声が聞こえなくなり、身体も冷え始め、生命尽きようとしていた……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もが、そう思っていた

 

 その時……! 

 

 

 

 

 

 

 

「下がれ」

 

「……えっ?」

 

 

 

 殺生丸は、天生牙を抜いていた……! 

 

「…………むんっ!」

 

 

 

 そして、天生牙を振った! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

 

 

「…………えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………あれ?」

 

 

 

 突然、釤之助が起き上がったのだ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「きゃあああっ!?」

 

「うおおおおっ!? 

 

 生き返ったぁ!?」

 

「なっなんと!?」

 

 

 

 突然のことだった。

 

 釤之助が死の淵から蘇ったのだ! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「殺生丸さまっ!?」

 

「殺生丸……? 

 

 まさか、あんたが……?」

 

 

 

 邪見も犬夜叉たちも、驚きを隠せなかった。

 

 見ず知らずにして「叢雲牙」を持っていた少年を助けた行為を……。

 

 そして殺生丸は何も語らずに場を去ろうとしていた……! 

 

 

 

「待てっ! 殺生丸!!」

 

「ああっ!! 殺生丸さまっ!!」

 

 

 

 殺生丸は風の如くに場を去り、姿を消したのであった……! 

 

 

 

「どう言う風の吹き回しだ……? 

 

 なんだって俺を……?」

 

 

 

「わからぬ……じゃが、お主がこうして助かったのは事実じゃ」

 

 

 

 呆然としている中、プリムは泣き疲れて寝ていた……。

 

 

 

「……あっ! 叢雲牙は!?」

 

「奈落に奪われたよ」

 

「なっ!?」

 

 

 

 それを聞いた釤之助は後を追うつもりだったか、立ち上がるもぐらっとふらついた。

 

 

 

「っ!?」

 

「無理したらいかん!!」

 

「そうじゃ! 今は養生したほうがいい!!」

 

「っ……!」

 

 

 

 流石に奈落を追うのは禁物……

 

 釤之助と犬夜叉達は「近江屋」と言う宿を向かった……。

 

 アリシア達も彼らと共に近江屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???????? 

 

 

 

貴様……何者だ? 

 

 

 

「ふっ、儂が何ものか? 

 

 それを知ってどうする?」

 

 

 

気に食わん、われの支配を抑えるほどのものが、何故()()()()に赴く? 

 

 

 

 奈落と叢雲牙は、「犬の大将」の墓に来ていた。

 

 叢雲牙の力はあの世とこの世を行き来する力を併せ持っていた。

 

 その力を知った奈落は、()()()()を探していた。

 

 

 

「…………む?」

 

 そして、奈落は()()を見つけた。

 

「ふっふっふっ……叢雲牙よ? 

 

()()()()があったぞ?」

 

 

 

む? 

 

 …………おお! これは……! 

 

 

 

「叢雲牙よ? 

 

 これさえあれば、先の獄龍破を難なく使えるだろう……!」

 

 奈落と叢雲牙は、かつて犬夜叉が切り落とした()()()()()()を見つけたのだ…………!!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

近江屋

 

 

 

 犬夜叉達は、近江屋に到着して今後のことを話していた。

 

 犬夜叉は一人でに出ていき、奈落を追った……。

 

 残った面子で叢雲牙のことを話していた。

 

 

 

「釤之助さま……」

 

「なんだ……?」

 

 

 

 近江屋の銭湯(和洋折衷の雰囲気を持った風呂場)。

 

 この光景に、釤之助は驚いていたが……

 

 そんなことはどうでもよかった……。

 

 

 

「お身体……大丈夫ですか?」

 

「まあな……だいぶ良くなってるほうだ……」

 

「殺生丸ってやつだっけ? 

 

 あいつの持ってる剣すげぇな?」

 

「そりゃあそうじゃ、あの剣は一振りで百の死者を生き返らせるのじゃからな?」

 

「七宝? なんでお前ここに……? 

 

 ……って、そう言う場じゃないか、ここは」

 

 

 

 現在釤之助達は近江屋の銭湯に入っていた。

 

 それもここは混浴で、ここに湧き出る温泉は魔素と入り混じって身体の傷や病気等を治すことができるのだ。

 

 釤之助と七宝と弥勒たち男性陣

 

 かごめと珊瑚とりんとアリシアたち女性陣全員入っていたのだ。

 

 

 

「しっかしまあ……ここの主人は商売上手な上に、

 

 ここいら一帯の街を仕切ってる人の一人とはなぁ……」

 

「そうじゃ、ここの主人とわしと他にも頭を張ってる人がいるからの? 

 

 ちなみにわしは人事専門なんでな? 

 

 なんかおーく? とかえるふ? とかそういうものたちを受け入れたりしてるのでな?」

 

「はあ……この世界でもすることしてるんだ……」

 

 

 

 銭湯に浸りながらさまざまな話を聞く中、弥勒はアリシア達にちょっかい出すも珊瑚に絞められ、対し七宝は可愛がっていた。

 

 邪見はというと、彼女たちの素肌を見てのぼせかけて横になっていた。(ちなみに刀々斎と冥加も横になっていた)

 

 

 

 りんはかごめのそばにいた。

 

 銭湯に出て、皆は巨大な部屋(と言うか大広間のようなところ)に集まっていた。

 

 

 

「さてと、これからのことなんじゃが……」

 

「うむ、皆の衆……」

 

 

 

 釤之助は大の字になって伸び

 

 弥勒は亜種族の女性たちと酒を飲むものの、珊瑚につまされてしまう。

 

 七宝はどういうわけか逆にみんなから人気ものになっていた。

 

 かごめとりんはアリシアとプリムとマイア達と話していた。

 

 

 

「これっ! お主ら! 

 

 少しはこやつらの話を聞かんかい!!」

 

「まあ、いいじゃねえか……

 

 みんな疲れてるのとあるし、奈落のことでいっぱいいっぱいじゃったからのう……」

 

「確かに、少しは息抜きをするのも悪くはない……

 

 しかし、色んなことがありすぎて疲れが溜まってるのじゃからなあ……」

 

「じゃからって、これはいささか……」

 

「おーい、みんな! 

 

 晩飯ができたぞ!」

 

 

 

 晩飯が来たことで列を成す。

 

 

 

「なんでこの時に団体行動ができるんじゃ……?」

 

 

 

 そう思った邪見であった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹林の墓

 

 

 

 一方、奈落は()()()()に訪れいた。

 

 殺生丸の左腕を持って…………。

 

 

 

「叢雲牙よ、貴様にうってつけの器だ」

 

 

 

ほう…………

 

 貴様、奈落と言ったな? 

 

 よくこの墓を見つけたな? 

 

 

 

「偶々この世界を調べてる最中に、偶然見かけたのでな……? 

 

 その時閃いたのだよ……、この墓に眠る声の主は()()()()()()()だ」

 

 

 

ふっふっふっ……

 

 抜け目のないやつよ、この者の体と殺生丸の左腕があれば……。

 

 

 

「そうだ、貴様の奥義「獄龍破」を自由自在に使えるのだ……!」

 

 

 

 そう言い、奈落は叢雲牙を地面に刺す。

 

 

 

目覚めよ、刹那猛丸(せつなのたけまる)……! 

 

 我は叢雲牙なり……! 

 

 

 

(叢雲牙……? 

 

 なぜ私を呼び覚ます……?)

 

 

 

 彷徨うおまえの魂、この叢雲牙が救ってやろう……! 

 

 我とともに復讐せよ……、おまえを殺した奴の息子たち

 

 殺生丸と犬夜叉に復讐するのだ! 

 

 降り積もった恨み、全て晴らすがよい!! 

 

 

 

(恨み……?)

 

 

 

 おまえが捨てたあの女……! 

 

 

 

(……! 

 

 十六夜……!)

 

 

 

 おまえがあの女が愛しかった、それを奪ったのは奴だ! 

 

 奴を憎め! 女を憎め! 奴の一族を憎め! 

 

 そうしなければ、おまえの魂は永遠にここにつながれたままだ! 

 

 さあ! 

 

 今一度蘇り、ともに奴への復讐を果たそう!! 

 

 

 

(憎い……!! 

 

 犬夜叉が……殺生丸が……

 

 そして、十六夜が憎い!!)

 

 

 

「ほう……素晴らしい力だ、叢雲牙よ

 

 さすが天下覇道の三剣と呼ばれた一振りなだけはある……!」

 

 

 

 墓から現れた骸骨は、徐々に血肉を形成し

 

 その姿は生前の姿を形とっていくのであった……! 

 

 

 

 




奈落の企みは世界規模並みに巻き込まれる・・・!!
一方、近江屋に泊まってる釤之助たちは
「天下覇道の三剣」について知ることとなる・・・!
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