無双OROCHI 天地人   作:梟帥

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殺生丸・釤之助・犬夜叉vs叢雲牙(刹那猛丸)


集う三剣士〜前哨戦〜

居城・城門前

 

 

 

 居城の城門前に辿り着いた犬夜叉・釤之助達は息も絶え絶えながらも戦線を上げていた……。

 

 

 

「はあ……はあ…… やっと城の前だぜ……!! 犬夜叉……!」

 

「はあ……はあ……!」

 

「犬夜叉、釤之助。お前らよう耐え抜いたのお?」

 

「刀々斎……! あんたこの戦場に来てたのか!」

 

 

 

 城門前では、弥勒達と張遼・劉備・島左近筆頭の将士達が揃っていた。

 

 

 

「しゃあっ!! ここを陣取りゃあ後は根性だっ!!」

 

「根性だけで済む相手じゃないぞ! 正則!」

 

「はいはい、落ち着いた落ち着いた! 

 

 幸い、劉備様と御兄弟に合肥の三将方もご一緒だ。

 

 ここは俺たちに任せて行きな?」

 

「左様! ここの守りは我らと張遼、そして左近殿達が引き受ける!」

 

「犬夜叉殿! 行かれよ!」

 

 

 

「お前ら……!」

 

「行こう、犬夜叉! 

 

 船坂さん、先に城に入っちまったよ!?」

 

「はぁ!?」

 

 

 

 犬夜叉と釤之助は急ぎ城の中に入った! 

 

 

 

「……あれ? そういえば、脱出の手筈はどうしたんでしたっけ?」

 

 

 

「……左近?」

 

「……おまえ、この状況で冗談は厳禁だぞ?」

 

「……いや、大丈夫か。

 

 心配はいらないみたいですしね?」

 

 

 

 

 

 

 

「左近さん! みなさん、お下がりください!」

 

 

 

 弥勒は右手の構え始めた。

 

 

 

「法師様!? まさか……!?」

 

「……っ! まさか、()()を使う気か!?」

 

「……?」

 

「なんだ? なんの話をしてるんだ?」

 

「……っ!! いかんっ! 劉備殿! 張遼殿! 弥勒から早う離れるんじゃっ!!」

 

「……? 七宝殿、それはどういう……?」

 

「どうされたのだ? そんなに慌てて……??」

 

 

 

「いいから早う離れるのじゃ!! 

 

 巻き込まれて()()()()()()ぞ!!」

 

 

 

「……!?」

 

 

 

「七宝、心配はありませんよ?」

 

「じゃが!」

 

「そうよ、法師様!! ()()を使ったら、あなたが……!!!」

 

「気を遣わなくていいですよ? 

 

 いくら軍神と燕人、そして張遼殿や左近たちでも限界でしょう? 

 

 それに、愛する女子を……仲間を守るためならば()()()を使わずして、なんの役に立ちましょうか?」

 

「法師様……!」

 

「おいお前ら!! 何いちゃついてるんだ!!」

 

「そうじゃ二人とも! 敵側もう迫ってきておるぞっ!!」

 

 

 

 城門前には屍兵たちが大勢押し寄せて群がっていた……。

 

 そんな中、弥勒は一人で立っていた……

 

 

 

「この感じ……!」

 

「李典殿?」

 

「なあ、みんな……? 

 

 アイツ……弥勒っていったか? 

 

()()()()()()()()()()()のか? 

 

 お前ら全員、何か知ってるな?」

 

「ああ、知ってるよ? 

 

 じゃが、これだけは言えよう……。

 

()()()()()()()()()じゃ……!」

 

「……?」

 

 

 

 次の瞬間、李典の予感は的中した……。

 

 

 

「さあ皆さん、お下がりください! 

 

 あとはこの弥勒法師! 生ける屍たちを成仏させましょう!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風穴っ!!! 

 

 

 

 弥勒の右手に()()()があった、そして……! 

 

 

 

「いいっ!?」by福島正則

 

「なっ!?」by加藤清正

 

「げえっ!?」by張飛

 

「これはっ!?」by関羽

 

「なんとっ!?」by劉備

 

「……マジかっ!?」by島左近

 

「……っ!?」by趙雲

 

「うっ嘘だろ……!?」by李典

 

「ばっ馬鹿な……!?」by楽進

 

「そんなバカなっ!?」by張遼

 

 

 

 誰もが驚愕した、そして恐怖した……。

 

 眼前の無数にしてすし詰め状態の屍兵が()()()()()()()()のだ…………!!!! 

 

 

 

「弥勒……!」

 

「あれが弥勒の切り札……!」

 

「ああ、「風穴」……。

 

 奈落の呪いだ……!」

 

 

 

 かごめ先輩から話を聞いたことがある。

 

 弥勒の右手に「ブラックホール級の穴」の呪いがあると……。

 

 その呪いは弥勒の家系に深く刻まれており、倒さない限りあの穴は()()()()()()()()()()()()という……! 

 

 

 

(弥勒の祖父は全身全霊で大量の妖怪を相手に風穴を使って犠牲になったって話だ……。

 

 使い方次第じゃあ、最恐最悪だよ……ああはなりたくないな……!!!!)

 

 

 

 その後、弥勒の風穴を見た者たちは口を揃えてこう言った

 

 

 

 

 

弥勒の右手の布を開けてはいけない

 

 

 

 

 

 このことによって、各国の王族と教会等は弥勒の呪いが解放されるまでは危惧して距離を取っていたという……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居城・中層階

 

 

 

 一方、かごめとりんは殺生丸の助けによって窮地を脱した。

 

 

 

「こっちよ! りんちゃん!」

 

「うん!」

 

 

 

 かごめ達は階段を降り、下の階層に移動した。

 

 

 

「うわあああっ!!?」

 

 

 

 下の階層に鬼と遭遇してしまった! 

 

 

 

「うがあああぁぁぁっ!!」

 

 

 

 鬼はかごめに攻撃を仕掛けた! 

 

 

 

「かごめ様っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だぁんっ!! 

 

 

 

 

 

 

 

「…………?」

 

 

 

「どうやら、間に会えたようだな?」

 

 

 

 かごめの前には鬼の平手を受け止めていた男が立っていた! 

 

 

 

「え……あなた……だれ……!?」

 

 

 

「話は後だ、君たちは確か「日暮かごめ」と「りん」だな? 

 

 話は弥勒法師達から聞いている!」

 

 

 

 鬼は手を振り解き、再び攻撃を仕掛けた! 

 

 その瞬間、船坂弘は鬼の攻撃を流した! 

 

 

 

「早く逃げろ! 今犬夜叉達が来ている! 

 

 この鬼は私が引きつける! その先に早く逃げるのだ!」

 

 

 

 船坂弘は鬼と戦い始めた! 

 

 大振りの攻撃を繰り出すも、懐に入り込み躱しての繰り返しをしてナイフ攻撃を繰り出していた! 

 

 

 

「なるほど……鬼相手とはいえ、こうも手強いか……!」

 

 

 

 鬼は船坂弘の攻撃に怒り、連続に大振りの攻撃を繰り出す。

 

 なりふり構わずの攻撃に、その余波にかごめとりんも巻き添えを喰らっていた。

 

 

 

「きゃあああっ!?」

 

「っ! しまった!!」

 

 

 

ダァンっ! 

 

 

 

「っ!?」

 

 

 

 その時、鬼の頭に銃弾が命中した! 

 

 

 

「やりい! 後よろしく!」

 

「俺は猟犬じゃねぇ!!」

 

 

 

 そこにすかさずに鉄砕牙の一振りを入れた! 

 

 

 

「犬夜叉! 釤之助君!」

 

「かごめさん! 無事でしたか!」

 

「ったく、やっぱり俺がいねえとダメだな?」

 

「おいおい? そんなこと言ってる場合か?」

 

『おおっ! 釤之助! 無事じゃったか!』

 

「鞘か!」

 

「あの!」

 

「……? 君は殺生丸と一緒にいた……?」

 

「お願い! 殺生丸様を助けて! 

 

 殺生丸様は上で……!!」

 

「上……! もうやり合ってるのか!」

 

「あの野郎! 一人でカッコつけやがって!」

 

「行こう! アイツ一人で勝てる相手じゃない! 

 

 その時はしのごの言わずの協力戦だ!」

 

「ああっ! なんでアイツと!?」

 

「犬夜叉、聞けっ! 

 

 アイツを……叢雲牙をぶち壊すには()()()()()()()()()()()()()()()()んだ!!」

 

「はあっ!?」

 

「剣そのものをぶっ壊しても()()()()()()()()! 

 

 だが天生牙は()()()()()()()()()()!」

 

「なんだって!?」

 

「犬夜叉! お前の奥義「爆流破」で獄竜破を弾き返せる! 

 

 でもそれだけじゃ駄目なんだ! 奴の本体は()()()()()なんだ! 

 

 そこに殺生丸の「蒼竜破」、それも()()()()()()()()()でないと完全に倒せない!」

 

『そうじゃ、つまり()()()()()()()()()()()()()()ことで叢雲牙を倒せるのじゃ!』

 

「……けっ! 殺生丸が俺に協力するわけねえだろ!」

 

「バカっ! ()()()()()()()()()()()()のよ!」

 

「んなことできるかっ!!」

 

「他に方法がないのよ! 兄弟だから、一度は譲ったって良いでしょう!!」

 

「……」

 

「……賭けるしかないな?」

 

「っ!?」「釤之助君!?」

 

「先に行くぜ? 叢雲牙には借りがあるからなっ!!」

 

 

 

 釤之助は先んじて天守へと駆けった! 

 

 

 

「なっ! まちやがれ!」

 

「っ! 待って犬夜叉っ! 犬夜叉っ!!」

 

 

 

 犬夜叉は釤之助の後を追うように天守に向かって走った……! 

 

 

 

「全く、彼らは血の気の多い子だね?」

 

「…………」

 

「どうした?」『どうした?』

 

 

 

(犬夜叉……釤之助……。

 

 生きて戻ってきてね……?)

 

 




次回
最終決戦その1
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