「ふうん……あのマッカーサーがギルドの最高幹部の永田鉄山と同盟、ナチスと連盟打倒に動く……か。
*1蔦谷週刊はあの「NHK」よりかマシなことをするな?」
安倍釤之助の家はビルの一室に住んでいた。
広いリビングに狭い寝室でよく見る普段の住まいだった(家具・テレビ・ゲーム機有り)。
「……さて、暇つぶしに出かけるか?」
都を散策し始めた釤之助は、新鮮かつ斬新な都の光景に心を躍らせていた。
幕末〜大正の雰囲気を持つ光景に似合わない昭和戦後のバブルに近い活気に溢れていた。
(思えば今までまともに歩き回ったことないしなぁ……?)
様々な種族が行き交い、人間やエルフにドワーフ
そして驚くことにインディアンやアイヌ民族等の人々がいた!!
「……そういえば初めて来た時は見かけたけど、すげぇな……!
こんな街並みは現代の人たちからしたら呆然ものだ……??」
普段通りに歩き、チンチン電車が通り
そして車や馬車が行き交い、複雑怪奇で摩訶不思議な世界に誘われていたかのように街並みを見て歩いた……。
(うっはぁ……まるで本当に異世界に来たって感じだな……!!)
「おーい! お前釤之助か?」
「ん? 誰だ?」
釤之助に声をかけた人物
中華衣装で胸元に「魏晋」の二文字をしていた。
「おっと、こうして会うのは初めてか?
司馬昭ってんだ、字は子上だ。
知ってるだろ?」
「ああ、司馬家の次男坊?
*2息子さんが天下取るもバカやらかしてしくじったのか?」
「ゔ……それは禁句……」
「……まあいいけど、どうしたの?
サボり?」
「サボりだったらここには来ないよ!
というかこんなところに来る人の顔が見てみたいよ?」
「いるよ? 都全域に?」
「……はは」
司馬昭と会い、都を歩き回った。
「へぇ〜? そんなことがねぇ……?」
「まあ、その時その時代はあんた死んでるからな?
っても、こんな世界だ? どうなってるかは知らないからな?」
「まあ、そうだよな…………?
元の歴史と時代ならともかく、こんな入り混じった異世界じゃあ蒟蒻問答だな?」
「……知ってる人がいたなら会ってみたいな?」
「だな?」
「まあ……こんな世界でも楽しんで……ん?」
「どうした? ……お?」
釤之助と司馬昭は、人混みの中から「クラウス・クラウディア夫妻」の姿を目撃した。
「あの人は……!」
「あれは、確か七盾同盟とこの……?」
「珍しいな? 意外にもここに来るとはな……?」
「……まあ、夫婦水入らず。
黙っておいて……」
その時、郭嘉が現れた!
「えっ……!?」「なっなんだ、君は!?」
「失礼、申し遅れました。
私の名は」「「「郭嘉(殿っ!!)?」」」
「……おや? みなさん、どうしてここに??」
「「「それはこっち(わたくしの)のセリフ(ですぞっ!!)だよ!!!」」」
釤之助・司馬昭・陳羣の登場でことなきことを得た(なわけあるか!!)
「そうでしたか、あなたがあの釤之助さまでしたか……!」
「クラウスの旦那、
ただの酒飲みだと思ったら大間違いだぜ?」
「アイツの素性は女もつまむヤバい輩だぜ、*3相手が鬼の娘でも口説く命知らずなんだからな?」
「はっはあ……」
不思議なことに、都にてクラウス・クラウディア夫妻と出会った。
「まあそれよりも、なんでこんなところに?」
「ええっと、マイアさんからこの都のことを教えてもらって……」
「なるほど、そりゃあこの都に来たのか?
確かにデートやら新婚旅行や、そういうのにはここが最適だな?
でも気をつけろよ? ああいう手合いが彷徨いてるからな?」
別席では陳羣が郭嘉に説教をしていた……。
「まあ、何はともあれ
お二人方がこの都に来られたということは、何かめでたいことでも?」
「ええっと……実は……」
「……その、お恥ずかしい話ですが……
「「???」」
「華岡医院に行ったんです、妻の容態が優れぬと思ったら……」
「…………マジか?」
「…………」
クラウディアは恥じらいながらも頷いた……。
「そりゃあめでたいことじゃないか!!」
「へえ! よかったじゃないか!!!」
「セレスティン様と仲間たちが私の妊娠を聞いて、祝ってくれたの」
「そうか……!」
「身体には気をつけろよ??」
そしてものの数分間、祝言を送って別れた……。
「色々なことがあるんだなぁ……」
「色々っていうかこの世界がだろ?
いろんな種族に文明文化、それを纏めてより良いものになってるこの都だぜ?
何があってもおかしくないだろ?」
「……だな?」
その後、司馬昭と共に都を散策した
郭嘉はあの後陳羣に捕まって連れられたのは別の話……。
とある大海原……。
軍船と軍船、そして飛竜兵たちの戦争があった……。
「なっなんなんだアイツらの戦術は!?」
「馬鹿げてる!! 急接近して爆弾を落とすなんて!?」
各船団の上空に急降下してタルの爆弾を投下して軍船を撃破していた。
そして飛竜兵の白兵戦は凄まじく、薙刀と槍で攻めてと弓矢と鉄砲の射撃で倒していた。
「トラトラトラ!!」
「っしゃあ!!! 俺らの勝ちだっ!!」
「阿呆!! 「勝って兜の緒を締めよ」だろうが!!」
飛竜兵達は「空母」に降り立った……。
「へへ、いやあ
「全くだ!! あの人の教育は半端ないって!」
「いやあ、新兵たちもよく頑張った!!
家帰って家族女房に自慢してできるぞ!!」
「…………はいっ!!!」
木造式帆船型空母「赤城」と「加賀」には戦勝を喜ぶ戦士たちの声が上がっていた……。
「報告します! 武装船団「海龍」、帝国艦隊の撃破しました!!」
「…………そうか、陸の方は?」
「はっ! 陸戦隊は「スキピオ」の指揮の元「東條氏」率いる陸軍隊は「獣人兵」及び「有翼兵」達の編成のおかげで帝国陸軍を撃破しました!」
「そうか……流石の東條も「ローマの軍神」の前では頭が上がらないか……。
いや、最も側には
とある都市の建物の中、威厳のある軍服とそれに見合う勲章を持つ軍人がいた……。
「この世界は摩訶不思議だ…………常人と常識を覆すことばかりだ、特に*4山口少将は
……君、もういいよ?
それから各軍には戻って休むように伝えに行ってくれ、私はこれから山口君の元へ行く」
「はっ!」
海岸の岸壁には打ち捨てられたかのように漂流した空母「飛龍」があった。
「……そうか、勝ったか?」
「山口君、君はまだ
飛龍のある一室、二人の軍人がボロボロの提督室にいた……。
「……ここは仲間たちの導として、私はここに残っている。
それ以外に何かお答えしましょうか? *5山本殿?」
「……幸いだったのは*6東郷君と*7楠木殿のおかげで戦が楽に運べることだ。
流石の東條英機も彼らの前では頭を下げざるを得ないだろう?
……最もスキピオ辺りが喝を入れたのが大きいな?」
「でしょうな? ハンニバルをやっと倒せた男と戦上手の武者がいるのならばなんとかなれますな?」
「ああ、特にあの*8
猛省の余地のないようなら遠方の僻地に追い出すとは……」
「東條英機はむしろマシな方さ?
ただリーダーシップの素養がないだけだ」
「言うなよ、スキピオ達のおかげでこうしていられているんだ。
いなかったら瓦解していたか太平洋戦争末期の二の舞だよ」
「そうだな、最も彼の側には
彼を叱ってるスキピオ達がいたからこうしていられている、早いところ集って欲しいものだ……」
「難しいでしょうな?
特に石原君達と初めとする軍人達は東條と仲が悪い、最善の献策を出しても一蹴するわ開き直ってああだこうだを言う……。
そんな彼らをまとめあげた永田鉄山がいたからなんとかなれたのだ……」
「…………。
……話が変わるけど
「……? 天下分け目の?」
「いや、言葉足らずだった。
正確には
「……あの戦いか!」
「実は
なんでも
「あの人か……! 全く、金を出せば動くとか。
何を考えているんだ? 三菱でも住友でもないのに……」
「しかし、私たちがこうしていられるのは
とにかく、もし彼がこの船のことを話したらこう言ってくれ。
「断る」とな?」
「……わかりました、それではお身体をお大事に。少将閣下」
「そう言うお前も寝首に気をつけろよ? 元帥閣下?」
アイツも彼が生きていたことを知れば驚くだろうな?
……東條?
現在では「蔦谷通信社」の社長として新聞紙だけではなく、ラジオやTV等幅広く都を中心にメディアを繰り広げてる。
よく異世界の権力者から煙たがられる。
釤之助の言う通りハーレム作って政の熱意を無くして「八王の乱」が勃発。
隋が天下統一するまで数百年はかかったらしい……。
旧日本海軍少将で「飛龍」の提督
彼の元で鍛え上げた軍人のほとんどが史上最強のエース揃い。
中には「ラバウルの魔王」を初め、「艦爆の神様」と双翼と並ぶエースに落とされても泳いで帰ってきたパイロット等の完璧超人揃い。
現在では
曰く「海龍の如く荒海を支配する神兵団」
旧日本海軍元帥
かつてアメリカとの国力の差を訴え、「太平洋戦争」に反対した軍人。
しかし開戦派の主張が激しかったため、真珠湾攻撃とミッドウェー海戦の指揮を取った哀れな軍人。
当時明治の海軍大将。
強大国ロシアの決戦「日露戦争」にて「バルチック艦隊」を撃破した稀代の名将。
現在は山本元帥の元で武装海兵隊を山口多聞と共に指揮を取っている。
何故か異名持ちになっており「海神」の東郷平八郎と「人殺しの多聞丸」・「海龍」の山口多聞と並んで「大海の仁王」と呼ばれている。
新田義貞と並ぶ足利尊氏の盟友にして宿敵。
山岳・奇襲等に長けて当時鎌倉幕府の北条を討ち倒した武士。
建武の新政の行いを訴えた足利尊氏と戦うこととなり、倒すためにわざと京都に招いて退路と兵站線を絶って弱りきったところを総攻撃を仕掛ける案を出すも己が権威と面子を選んだ権力者に反対されて勝ち目のない真っ向勝負に出てしまった不運の武者。
旧日本陸軍人にして
インパール作戦で大多数の犠牲者を出したにも関わらず、ああ言えばこう言う男。
現在では彼を初めとする多くの旧日本軍人は楠木とスキピオ達に袋だたきと鞭打ち20〜30打ち往復されて僻地の拠点に移転されて守将として日々を過ごしている。
要するに戦仕事を与えられない給付金十五万ぽっちの「窓際軍人」
次回
まだ続く日常回
そして世界情勢回