無双OROCHI 天地人   作:梟帥

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ディアブロスの戦い


荒野の暴君退治

朽ち果てた荒野・キャンプ地

 

 

 

 キャンプ地には、わずかな軍隊がいた。

 

 わずかな軍隊の中には見知った人や有名人等がいた……。

 

 

 

 ⦅こりゃまた、見知った顔ぶれや初めて見る顔がおるかもしれんなぁ? ⦆

 

(わからねぇよ? 俺はそこまでは詳しくはないし、それに意外な人もいるかもしれないんだよ?)

 

 

 

 とは言うものの、俺自身そこまでは詳しくはない

 

 四方八方色んな人たちがいた。

 

 

 

(どれだけいるんだ? 冒険者やギルドメンバーはともかく、現代の軍隊に過去の軍隊も入り混じってるじゃないか?)

 

 

 

 自身の知ってる範囲だと、日本の自衛隊の一部とアメリカの海兵隊。

 

 それに旧日本軍にローマの軍、傭兵もいて人種問わず集まっている。

 

 

 

(どれだけいるんだ? それほどに会いたいのか? 

 

 …………すけべ心透けて見えてるからいいか?)

 

 

 

「さて…………いきますか?」

 

 

 

 キャンプ地で、一人静かに戦地へ足を運び、釤之助の眼は底知れぬ闘気が込められていた…………。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

「さて、荒野へと赴いたものの……。

 

 何処にいるんだ?」

 

『出た時の意気込みはどこいったっ!? 

 

 ……というか、そのディアブロス? というやつは地中の移動をして自前の二本の角をもちいて獲物を仕留めるその姿故に「角竜」と呼ばれている。

 

 単純な対策に、音爆弾を使うということじゃな?』

 

角竜(ソイツ)が地中にいる間に音爆弾ぶちかませば、音と振動で驚いて出てくるんだよな? わかってるよ?」

 

 

 

 現在、荒野の山岳に近い場所で双眼鏡を使って周囲周辺を見渡していた。

 

 双眼鏡を覗いた先は「忍者」や「傭兵」、そして現代と大戦時の軍隊もいた……。

 

 しかし、新旧の軍隊に関しては不思議なことに「獣人」や「鬼人」等がいる、獣人は犬と猫に猿等がいる。

 

 鬼人の場合は日本の鬼や世界のイメージした「オーガ」の人たちもいる。

 

 

 

(不思議な話だ……こういうのは大体自分の保身のために亜人を最前線に立つが、その亜人は戦績上げまくって取って代わろうってなってしまっている……)

 

 

 

 あまりこんなことは言いたくないが、これは()()()()()()()()()()とも言える。

 

 白人が世の頂に相応しいといってる人たちは、この異世界では通用しない……。かといって黒人有色の人も関係ない、この世界は()()()()()()()()だ…………どんなに主義主張を訴えても無駄なこの世界、国を一つ滅ぼす怪物(モンスター)が跋扈する異世界だ、それらを狩る者がいたとしてもそれをどう防ぐかは()()()()()()()()()()()()()()んだ。

 

 

 

「……?」

 

 

 

 その時、鳥が木から飛び出た……! 

 

 

 

「……なんだ?」

 

『……っ! 釤之助! あれはっ!?』

 

 

 

 するとそこに巨大な土埃の柱が立った! 

 

 

 

「あれは……まさかっ!?」

 

『わからんぞっ! じゃが行くしかあるまいっ!!』

 

 

 

 釤之助は急ぎ現場へと向かった……!! 

 

 

 

ppppp

 

 

 

「……?」

 

 

 


 

 

 

「うおおおおおおっ!?」

 

 

 

 上奈良は今「ディアブロス」と戦っていた! 

 

 

 

「上奈良っ! 気をつけて! いくらあなたの一撃でも地中に潜れば無意味ですわ!!」

 

「んなことわっーてるよ!!」

 

 

 

 現在、上奈良と小夜風の二人はディアブロスと戦うも苦戦を強いられていた……。

 

 

 

「だいたい、アタシらが本気(ガチ)で戦ってんのに、なんだってアイツらは足を引っ張ることしかできないんだよ!? これ戦場だったら負け戦だっつーのっ!!」

 

「私に問うてもどうしろと!? それをいうなら指揮した人や先陣取った方に言いなさいっ!!」

 

「んなこと言ってこの有様だぞ!? よくこんなのと戦おうって気になれたな!?」

 

 

 

 ディアブロスの突撃によって先陣隊はボーリングのピンの如くに吹き飛ばされ、その後方もその煽りによって巻き込まれて壊滅。

 

 指揮系統もこの光景に驚愕して恐怖に飲まれて冷静な判断を失い、撤退を余儀なくされた。

 

 その結果、殿として二人が引き受けた……そして今に至る……。

 

 

 

(アタシ達がいなかったら確実に死んでいたんだからな! 

 

 あとで覚えてろよ!!!)

 

 

 

 ディアブロスは突進を仕掛けてきた!! 

 

 

 

「何度も見てんだよっ!!」

 

 

 

 上奈良は素手でディアブロスの頭を掴んで抑えた!! 

 

 ディアブロスは鷲掴んだ上奈良を振り解こうとするも、頭からミシミシっと音がして痛みのあまりに暴れ始めた! 

 

 

 

「暴れてんじゃねえよっ!!」

 

 

 

 上奈良はディアブロスを持ち上げてジャイアントスイングをした!! 

 

 

 

「ぶっ飛べぇっ!!!」

 

 

 

 上奈良はディアブロスをぶん投げた! そして付近の岩壁に激突した!! 

 

 

 

「すげぇ……あの女、妖怪だって聞いていたけど、なんて怪力してやがるんだ……!?」

 

 

 

 その場で生き残った宮本武蔵は、上奈良の怪力に度肝を抜かれていた。

 

 ディアブロスは吹き飛ばされ、意識が朦朧としていた……

 

 

 

「もらったぁ!!!」

 

 

 

 上奈良は得物の大斧を両手持って振り下ろした!! 

 

 その一撃はディアブロスの頭部の2本の角を粉砕切断した!!! 

 

 

 

「はっはぁ!! どうだぁ!!」

 

「んなっ!?」

 

「相変わらずの馬鹿力ですこと……まあいいわ、それだけ追い詰めればいいでしょうね?」

 

 

 

 上奈良はつかさずに連続攻撃を繰り出した!! 

 

 

 

「おらぁっ!!」

 

 

 

 ディアブロスは連続攻撃の前に苦しみ始めた!! 

 

 苦しみながらも、体勢を立て直して逃亡を計った! 

 

 

 

「逃がすかよっ!!」

 

「待てっ!」

 

 

 

 すると突然、釤之助が現れた!! 

 

 

 

「釤之助っ!? (様っ!?)」

 

「すまねぇっ! 緊急のお達しが出た!! 

 

 綱吉んとこの獣学院が()()()()()()って言われたっ!!」

 

「はあっ!?」

 

「なんだって!?」

 

 

 

 突然、華岡医院の獣学院長の綱吉から「ディアブロスの捕獲」という発言に、現場の傭兵と戦士達を驚かせた。

 

 

 

「なんだって捕獲なんだ!?」

 

『わからんが、しかし向こうからの伝言によれば()()()()()()()欲しさにそう言われたという話じゃ!』

 

「なんだそりゃ!? でもどうやって捕獲をすれば……」

 

「その件だが、至急送られたものがある……」

 

 

 

 釤之助は懐から玉のようなものを出した。

 

 

 

「……? なんだそれ??」

 

「捕獲用道具だ、これでも…………」

 

 

 

 

 


 

 

 

 ディアブロスはナワバリに逃げ込み、休眠をとった……。

 

 

 

「…………よし、やれっ!」

 

 

 

 釤之助が仕掛けた「落とし穴」に落ち、小夜風はその瞬間に「眠り玉」を投げ当てたっ!! 

 

 それにより、ディアブロスは眠りについた……! 

 

 

 

「よし、捕獲完了っと!」

 

「やったぁっ!!」

 

 

 

 ディアブロスの捕獲完了の報せは本部に知れ渡った……。

 

 その後、綱吉直々に訪れたことで生のディアブロスに興奮する……。

 

 

 

「すまない……急な頼みをして?」

 

「いいって、ていうかなんだって捕獲をお願いしたんだ? 

 

 まずそこを教えて欲しいんだけどよ……?」

 

「ああ、そのことについては()()()()なんだ」

 

「……は?」

 

「ディアブロスの生態情報を知ると同時に()()()()()()()()ことを知りたいからだ。

 

 ディアブロスは荒野だけではなく砂漠にも現れる竜種、元来大人しいと聞いた此奴が何故人を襲うようになったのか、何故暴れたのかを知りたくてな?」

 

「そうか……」

 

「それと、この話はセレスティン達に伝えてある。

 

 報酬の方は後日用意する、それでは!」

 

 

 

 綱吉はそう言い、輸送・護衛隊と共に都へと戻った……。

 

 

 

「……でよ、みんなはどうする?」

 

「ご心配なくてよ? 負傷者のほとんどは華岡医院の方々が対処に当たっていますから、心配する必要はないわ?」

 

「だな? 結構やり手の医師達だな?」

 

「それだけじゃねえぜ? なんでも*1曹操と信長に家康、それに関羽達もそこの医師達に世話になっていたって話だ。

 

 あそこの医師達は結構やり手で有名だからな、医師を目指す連中もそこの門を通れば名医になったって話も聞くけどな?」

 

「へえ……?」

 

「……実はな、その医院にはあの関羽と曹操を手術して治した「華佗」もいるって話だ。

 

 華岡と一緒に治したって話だ」

 

「マジか……! 。そんなに有名なんだ……」

 

「まあ、その結果医院が大きくなって世界各国から引く手数多、そこで働いた医者達もそこからの地域豪族で医院立てて盛況ってわけだ。

 

 あとのことは知らないけどな?」

 

「はあ……」

 

 

 

 異世界になっても、知らない話を聞いた釤之助であった…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
曹操は脳腫瘍

 

 信長は糖尿疑惑

 

 家康は胃癌

 

 関羽はテオ・テスカトルの戦いで利き手の重傷

 

 これらを華岡清州直々の指揮の手術・治療によって完治・改善を施す。

 

 これらを機に利用者が増加したとのこと……。




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