無双OROCHI 天地人   作:梟帥

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天下覇道の剣の一つ「叢雲牙」
それを手にしたものは
一振りで百の亡者を蘇らせることができるという。
しかしこれを扱える者は犬の大将こと「闘牙王」と
その息子にして犬夜叉の兄「殺生丸」だけであった・・・・。
その者達以外その剣を握ったら最後、「叢雲牙」の中の悪霊によって支配されてしまい、その剣の傀儡となってしまう・・・・。



叢雲牙

日暮家・神社

 

 

 

 ある日、祖父の手伝いの掃除の最中

 

 かごめの弟の草太(そうた)は「一振りの剣」を見つける。

 

 

 

「お爺ちゃん? これ何?」

 

「よくぞ聞いてくれた!! 

 

 この剣はなぁ…………」

 

 

 

 祖父はその剣について語る。

 

 曰く、その剣は「天叢雲剣」らしく

 

 かつて八岐大蛇を退治したときに使われた剣らしく、日本の三種の神器の一つとして有名な剣……のはずなわけない。

 

 

 

「あれ?」

 

 

 

 草太はこの剣の「鞘」に付けられた「名前」に気づく。

 

 

 

「お爺ちゃん? この剣の鞘、一文字違うよ? 「牙」って書いてるよ?」

 

「何!?」

 

 

 

 母親はこの剣の鞘の名前を見て答えた……。

 

 

 

叢雲牙(そううんが)

 

 

 

 それがその剣の本当の名前だった……。

 

 慌てふためく祖父はこの剣は「井戸の中」から拾い上げた剣らしく。

 

 曰く、先祖代々から伝えられた由緒正しい剣として大事にしていたそうだ……。

 

 

 

 草太は、この件に触ろうとした瞬間

 

 鞘から突然()()()()()()()が出てきた!! 

 

 

 

「この剣! 噛み付くよ!」

 

「何馬鹿なことを言ってるのよ?」

 

 

 

「おい? いつワシが噛み付いた?」

 

 

 

 剣の鞘から()()()の様な物体に驚いた祖父達。

 

 突然の出来事に戸惑っていた。

 

 

 

「この剣、しゃべるんですか!?」

 

 

 

「話とるのはワシじゃ、叢雲牙ではない」

 

 

 

「おお!! さすが我が神社に伝わる宝剣!!」

 

 

 

 祖父がそう讃えるも、突然剣が()()()()()! 

 

 

 

「いかん、いよいよ700年の封印が解けてしまう!」

 

 

 

「ええっ!?」

 

「700年の封印!?」

 

 

 

「叢雲牙がワシから抜け出してしまうんじゃ! 

 

 おおい、近くに強い妖怪はおらんか!?」

 

 

 

「妖怪?」

 

 

 

「ああっ、弱ったのう……! 

 

 この叢雲牙は恐ろしき魔剣、このままでは大変なことにっ!!」

 

 

 

 突然、叢雲牙は禍々しく輝き始めた!! 

 

 そして宙に浮き始めた!! 

 

 そして叢雲牙は一人でに飛び始める

 

 

 

「ああっ!? こら叢雲牙よ! 

 

 何処へ行くんじゃ!? まてこらぁ!」

 

 

 

 突然の出来事に驚きを隠せない祖父達

 

 祖父は家宝どうこう嘆く中……

 

 

 

「あれ?」

 

「あら? どうしたの、草太君?」

 

「あそこ……()()()()()()()()……!」

 

 

 

 草太が見た空の異変、それは後に()()()()()()()()()を告げるものであることを、まだ知る由もなかった……。

 

 

 

 

 

叢雲牙が街中飛んでる中

 

 犬夜叉と釤之助達は……

 

 

 

 

 

「でよ、これでも抑えてるってのによ? 

 

 昔、俺を体当たりしてきた人たちみんなのたうち回ってな? 

 

 悶え苦しんでな? 当の自分は、焦って()()()()()()()()()んよ! そうしたら医者の人やぶつけた人たちはみんな大仰天に驚いてたんだよ!」

 

「……そりゃ誰でも驚いちまうよ?」

 

「はぁ……あんたって本当に捕まらなかったわね? 

 

 どうやって逃げ切ったのかはわからないけど、でもその頃からそんなに人間離れした力を持っていたわけ?」

 

「まあ……正確には俺はまだ8()()9()()当たりだからな?」

 

「へぇ? その歳でそれだけの強さを持っていたわけか?」

 

 帰り道、公園内にいた。

 

 ここに至るまで三人は打ち解けており、親交的になっていた。

 

 そんな中、ついでがてらに三人は遊んでいた。

 

「で? 犬夜叉には腹違いの兄貴がいるってのか?」

 

「まあな……殺生丸って奴が俺の兄貴なんだ」

 

「へぇ……で? その殺生丸とその()()()()()()()()()()()()()()()のか? 恐ろしい喧嘩してんなぁ……?」

 

「そうは言うけどよ、そうしてるうちに()()()()()()を持つようになったんだ……」

 

「剣……?」

 

「そう、昔犬夜叉の()()()()()()()()()()()の遺体を使ったのよ、それでそれを作った刀鍛冶の人と戦う羽目になっちゃったの」

 

「はぁ……大変だったな……

 

 まあ、まさかその殺生丸の依頼で作った剣だなんて思いもしなかったってわけか?」

 

「そりゃそうだ、そのおかげでいい迷惑だよ!」

 

「とばっちりをくらったってわけか、でもその殺生丸もスゲェ奴なんだよな? 。

 

 闘鬼神(とうきじん)だっけ? ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()自分のものにしたんだから……」

 

「ああ、あいつにしかできないことだよ」

 

「……でもさ?」

 

「ん?」「何?」

 

「その殺生丸さ? 

 

 鉄砕牙どうこう言うけどさ? 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()んだ?」

 

「はっ?」「えっ?」

 

「だってさ? 

 

 殺生丸は元々の実力と妖気があるんだろ? 

 

 だったら()()()()()()()()()()()()()()()()じゃないのか?」

 

 

 

 釤之助の言いたいことは理解できる。

 

 確かにそう言うことをすれば鉄砕牙の問題は拗れることはなかった。

 

 しかし、当の父はそれをしなかった。

 

 

 

「そう言うとそうだけど……

 

 でも過ぎた話だからね?」

 

「だな…………」

 

「そうだな……」

 

「…………ところでさ、二人とも?」

 

 

 

「んっ?」「なんだ? かごめ?」

 

 

 

「こうして、普通に話をしてる時に……

 

 

 

鉄棒の上に立ったり(犬夜叉)

 

 

 

 鉄棒で逆立ち懸垂(釤之助)

 

 

 

 をするのやめてくんない!? 

 

 すっごい目立っちゃってるから!!!!」

 

 

 

「あっ? なんでだよ?」

 

「別にいいだろ? 

 

 こうでもしないと落ち着かないって言うか……」

 

 

 

「いいから降りなさい!!」

 

 

 

「うっ……(汗)」「すっ、すんません……(汗)」

 

 

 

 一部の人たちはこの光景を見て、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()よりも、

 

()()()()()()()()()()()の方がやばいと感じた瞬間であった……。

 

 

 

(ちなみに、この話の前に

 

 犬夜叉と釤之助は公園で鬼ごっこをやっていて、

 

 その光景は()()()3()6()0()()()()()を使ったり、

 

 建造物の上に掛かったり超アクロバティックだった。

 

 この光景をかごめはこう語った……、

 

「犬夜叉に友達がいたらこんな遊びができたんだなぁ……(無心)」と)

 

 

 

「!?」「!!」

 

 

 

「犬夜叉!? 釤之助君!!?」

 

 突然、二人は立ち止まったと思ったら

 

 犬夜叉は抜刀の体勢に、釤之助は拳を構える。

 

「釤之助……!!」

 

「言われなくても!!!!」

 

 

 

 二人は構えたまま、アイコンタクトをする

 

 

 

(犬夜叉……この妖気!!)

 

(わかってる……とんでもねぇ妖気が()()()()()()!!)

 

 

 

「!」「?」「!」

 

 

 

 突如三人の目の前には()()()()が現れた……! 

 

 

 

「ふう、やっと落ち着いたか……」

 

 

 

「なんだぁ……?」

 

「なんだ? 剣?」

 

 

 

「おお! 鉄砕牙ではないか!? 

 

 久しいのお!!」

 

 

 

「何?」

 

「えっ!?」

 

 

 

「お前、ひょっとして犬夜叉か?」

 

 

 

「へっ? 犬夜叉、こいつ知り合いなのか?」

 

「っ!? 俺は剣の知り合いなんざいねぇぞ?」

 

 

 

「まあ、お前が覚えとらんのも無理もない、あんときお前はまだ生まれたばかりの赤子じゃったからなぁ」

 

 

 

「犬夜叉がまだ……? 

 

 って、誰だあんたは? 

 

 ただの剣じゃねえだろ?」

 

 

 

「…………んんっ!? 

 

 お前っ! わしの姿声がわかるのか!?」

 

 

 

「いやわかるも何も、このやりとりが答えじゃん?」

 

 

 

「ああ、そうか……こうして話をしてるのが何よりの証拠じゃな……、とまぁ驚かせてすまんの? 

 

 わしは、「鞘」じゃ。

 

 その名の通り、刀の鞘じゃ。

 

 お前の親父殿が持っていた、天下覇道の名剣「叢雲牙」の鞘じゃ」

 

 

 

「親父の!?」

 

「親父って……それってあの?」

 

 

 

カタカタカタカタ

 

 

 

「うわあっ!? なんだぁ!!?」

 

 

 

 突如、「叢雲牙」が暴れ始めた! 

 

 

 

「いかん! また、暴れ始めたわい!!」

 

 

 

「なっなんだ!? なんだよこの剣は!?」

 

 

 

 隙間から眩い光を漏れ、()()()()()()()は三人の肌に感じた。

 

 

 

(なんだよ……この感じは!?)

 

(…………っ!!)

 

(この剣、すごく嫌な感じがする……!)

 

 

 

 犬夜叉とかごめの直感と釤之助の本能……

 

 三人の予感は、()()()()()()()()()()()()()……。

 

 

 

「おいっこら! 犬夜叉!! 

 

 早くこの叢雲牙を持て! 

 

 さもないと、とんでもないことになるぞ!!!」

 

 

 

「オメェに指図される筋合いはねぇ……!」

 

「そうだよ!? 

 

 一体なんだよ!? その剣、()()()()()()なのか!?」

 

 

 

「そんなことを言ってる場合か!!! 

 

 早くこいつを……!!!」

 

 

 

 三人がそうこう話してる間、揺れ震えてる剣は抜かんという勢いで暴れる……!!! 

 

 

 

「もうダメじゃあ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャギンっ!!! 

 

 

 

 

 

 鞘から勢いよく、「叢雲牙」はその刀身を眩く輝きを放っていた!! 

 

 しかし、その光景は公園から街中の人達は()()()()()()()()()()()()()()……。

 

「何あれ!?」
「なっなんだ!?」
「おいっ! あれを見ろ!!」
「あれは……!?」
「なんだぁっ!? ありゃあ!!!」

 

 その光景に驚く人達はすぐさまにその光を求めるかのように集まる。

 

 その中心地に立つ三人と一本の鞘は、その事に気づかないまま……。

 

「なんだ……?」

 

 空に浮く叢雲牙を見る釤之助は驚きを隠せなかった……。

 

「抜けてしもうた……!」

 

 宙に浮いた叢雲牙は突然、落ちるように地面に突き刺す。

 

 ところか、叢雲牙を中心に()()()()()()()()()()()!! 

 

「なっなんだ!?」

 

 その影響は街中全ての建造物に与え始めた…………!!! 

 

 そして、その光景は()()()()()()()()()()()()()()()そのものになった。

 

「これは……!」

 

「何なの……!?」

 

「街が……!」

 

 三人は、崩壊した世界を目の当たりにし、言葉を失う。

 

「お前達には見えるのか……

 

 これは叢雲牙がもたらすであろうこの世界(場所)の未来の姿……」

 

「これが……未来!?」

 

「マジかよ……!?」

 

「叢雲牙の禍々しき力によって、

 

 天空は闇に覆われ、大地は腐り、人々は死に絶える……」

 

「おいおいおいおい…………!? 

 

 マジなのかよ!?」

 

「どうすればこんなことにならずに済むの!?」

 

「叢雲牙を持ってこの地を去るのじゃ! 

 

 しかし、()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

「…………!」

 

「もし人間が持ったら!?」

 

「この世の終わりじゃ!」

 

「っ!?」

 

「……!?」

 

「叢雲牙は手にしたものは、自分以外を全てを滅ぼすまで、何十年何百年も殺戮を繰り返す! 

 

 人間は、本来どんな生き物よりも「自我」が強く、「欲望」は果てしない……! 

 

 そんな人間は、叢雲牙の力を得ると、どんな妖怪によりも邪悪な存在になってしまうんじゃ!!」

 

 鞘は叢雲牙の恐ろしさを語った、しかし……

 

 問題は()()()()()()()()()()()のか? 

 

「……俺が収める……!」

 

「犬夜叉……!」

 

 犬夜叉が、叢雲牙を鞘に収めようとするも……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待ったっ!!!」

 

 

 

「!!」「!?」「!」

 

 

 

 犬夜叉に待ったの声出したのは安倍釤之助だった……。

 

「犬夜叉っ!! 

 

 

 

叢雲牙(そいつ)は俺がやる! 

 

 ここは俺に任せてくれ!! 

 

 

 

 

 

「なっ!?」

 

「えぇっ!?」「何じゃとっ!?」

 

 

 

 突如、叢雲牙の鞘納めを自ら名乗りを挙げたのだ……!!! 

 

 

 

 釤之助は地面に突き刺された叢雲牙に近づく……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっ小僧!? 何を言っておるのじゃ!!? 

 

 儂の話を聞いていたのか!?」

 

「っ!? テメェ!! 

 

 (その爺)から話を聞いてたのか!?」

 

「そうよっ!! 

 

 そんなことをしたら、あなたは!!!」

 

 二人と鞘の反対を受けるも、釤之助は足を止めなかった。

 

()()()()()……!!」

 

「はぁ!?」「えっ!」「んなっ!?」

 

 

 

 釤之助は地面に突き刺された叢雲牙に近づき、前に立つ。

 

 

 

「犬夜叉、あんた強いんだろ?? 

 

()()()()()()()()()()()()()()()……!」

 

「っ!!? お前っ……()()()!!」

 

 

 

 釤之助の言葉……その()()()()()()()のは犬夜叉だけだった……。

 

 

 

 

 

 




叢雲牙の登場と出会い回
あと、あの剣が街中に飛んで野次馬達は後を追わないわけがない。
ちなみに、草太の見た空の話は次回以降。
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