改変点は村正と刀秋の師弟関係。
「刀々斎、いるか!」
「ん? おお、犬夜叉じゃねえか?」
「犬夜叉!」
ある日、俺は工房で自身の装備との手入れをしていた最中、犬夜叉たちと再開した。
その時、弥勒と珊瑚は
「「奪鬼」だって?」
「奪鬼? また面倒な刀を持って来たなぁ?」
犬夜叉たちの話によると、少女に化けた大狸がその一振りを持って犬夜叉と戦ったらしく、でも刀を使う者の力量の差は明々白々。
……だが、刀の謎を知るために刀々斎の元に来たそうだ。
「知ってるのか?」
「まあな……っても、論より証拠だな?」
刀々斎は折れた刀身を金槌を打った、すると刀身は
『これはっ!? もしや
「知ってるのか? 鞘?」
『ああ、竜人は
その鱗を素材に使えば剣や盾でも数多の妖怪をも討ち倒す力を得られるのじゃ』
「ああ……じゃがよかったな、犬夜叉?
この刀、奪鬼は
「“打ち損じ”? 出来の悪い鈍刀……失敗作なのか?」
(その失敗作の刀でも、鉄砕牙の妖力を吸い取った刀だ……。
もし……上等の業物だったら……?)
「なあ、その剣は出来が悪かったんだろ?
犬夜叉が勝てたから良いじゃないか?」
「ああ……じゃから
釤之助、お前さんの考えてる通り
「っ!?」
「……刀々斎、つまりその刀の
「ん〜〜っ。まあ、そういうことになるな?」
「……なあ刀々斎、釤之助。
実は……」
犬夜叉は旅道中「魍魎丸」なる敵を追い、その魍魎丸は奈落と同様に妖怪の骸と妖力を吸収して自身の力にしており、厄介な強敵である……。
「……犬夜叉、お前まさか?」
「そうだ。目には目を、歯には歯を……」
「妖力を吸うなら、妖力を吸う力をじゃな?」
「なるほど、鉄砕牙は
鉄砕牙に奪鬼の妖力を取り込めば、魍魎丸に対抗できる……!」
「そうだ、そうすれば魍魎丸にたたっ斬れる!」
「やめておけ」
刀々斎の発言に、工房全体の空気が沈黙した……。
「ああ?」
「犬夜叉、あんた自分が何を言ってるのかわかってるのか?
それはつまり奪鬼と戦うということじゃぞ?」
「……刀々斎、それって?」
「……察しがいいなあ? 釤之助。
お前さんの察しの通り、鉄砕牙と奪鬼との戦いとなったたら
「っ!」
(そうか……! 剣との打ち合いで
「いいのか、犬夜叉? お前さんにはその覚悟があるのか?」
「失礼……ここに釤之助なる猛者は……っ!?」
「誰だ?」「あっ?」
するとその時、工房に入って来た生気溢れる往年の鍛治職人が現れた。
「ん? お前さん、村正か?」
「とっ刀々斎殿っ!?
それに、そちらにいるのは赤衣の犬夜叉か!?」
村正の登場に、事態は急変した……。
とある村の離れの小屋にて、刀を打っている青年の鍛治職人がいた……。
キンっ! キンっ! と丹精込めて刀を打ち、そしてその刀の峰に
「鱗が!? …………間違いない!
竜人の鱗と刀身が一つに……!!」
その時! 外から暴風に似た轟音が鳴り響き、天井をうち破った!!
「左様っ! 昔私が当の都で刀鍛冶をしていた頃、その中で才気ある若人の鍛治師がいた!」
「その若人の鍛治師が刀秋……!」
「ああ! じゃがこの世界の時勢、刀秋の噂を聞いたのだ!
あやつは数多の戦跡地に破棄された刀剣を拾い、それらを素材に変えて刀を打っていると聞いたのだ!」
「つまり、その最中に竜人と出会ってしまったというのか!?」
「なるほど……! 奪鬼を得物に使う竜人なんて「鬼に金棒」じゃねえか!!!」
「犬夜叉。以前相手したその大狸は、おおかたそいつから一本盗んだんだろうな!」
「だろうな……! ……んっ?」
「犬夜叉?」
「血の匂いだっ! それもたくさん!!」
「何っ!?」
「それだけじゃねえっ! 竜人も一緒だ!!」
とある村にて……。
「きゃあああっ!!!」
「ばっ化け物!!」
「恐れるな!!」
「我ら黄巾! 物怪に恐るるべからず!!」
黄巾の戦士たちは竜人に挑むも、大腕の薙ぎ払いによって村人たちと共に吹き飛ばされた!!
「雑魚がっ! 我に挑むは笑止千万っ!!
刀秋っ!! そこにいるのはわかっているぞっ!!」
竜人はボロ小屋の扉を壁ごとぶち破ったっ!!
「っ!!」
「ほお……刀秋、遂に完成したか!! 我が剣をっ!!」
竜人はその腕を伸ばすその時、大縄が竜人を縛り上げたっ!!
「!?」
「竜の物怪よっ! この張角、汝の悪行を見過ごすわけにはいかぬっ!!」
張角を始めとする術師は呪文を唱えたっ!!
「ふん、人間にしては舐めた真似を……この我にその付け焼き刃、効くと思うてかぁっ!!!」
竜人は咆哮をあげた!!!
「ぬおおおおっ!?」
黄巾の術師たちは吹き飛ばされたっ!!
「愚かな……!! さあ刀秋! その剣を寄越せ! この者たちのようになりたくなければなっ!!!」
「ひっ!」
すると、犬夜叉の風の傷は竜人に目掛けて放った!!
「やったか!?」
「いや……」
「……ちっ、逃げやがったか!」
「刀秋っ!!」
「村正様っ!?」
村の離れの広場にて、黄巾の人たちは復興を行い。
村人たちを避難所に集めさせていた、その中に犬夜叉たちの姿があった……。
「先生……!」
「刀秋、其方はなんということっ!!
妖怪に……竜人に剣を打っていたというのかっ!!」
「申し訳ございませんっ!」
「犬夜叉殿と釤之助殿の助けがなければ、其方の命は……!」
「まあ村正殿、今は助かったのだから……」
「よいのです、全ては私の過ち……竜人と出会ってしまったのが運の尽きなのです…………。
先生のおっしゃってる通り、私は戦跡地の刀剣を拾っては素材にし、それらを売買して生業をしていたのです」
刀秋は異世界彷徨い、戦跡地で東西と異世界の刀剣類を拾っては打っての繰り返しをして生活費を稼いでいる最中、竜人と出会ってしまったのだ。
竜人は言った“我が妖力の源の鱗をやろう、そしてわしのために刀を打て! ”……と。
「それで、お前は刀を?」
「はい、竜人はそのために私が逃げられないように刻印をほどこしたのです」
「刻印!?」
刀秋は手拭いを脱ぎ取り、刻印のつけられた顔を見せた……。
その刻印は竜の鱗をのようなものだった……。
「私は刀を……奪鬼を鍛え上げ、遂に完成した。
それがこれです……」
刀秋は完成した奪鬼を見せた……。
「っ!」
「なんと……刀秋……! そなたはなんというものをっ!!」
「……最初は試し切りに、弱い妖魔や付近の小さな木を使いました。
威力共に強度もなかなかだった……だが、完成品を作るまでの過程で、これの危険性を感じるようになった……!
あの恐ろしい妖怪にこの刀を……奪鬼を渡すわけにはいかないっ!!」
「犬夜叉……!」
「ああ……」
「…………それで? お前はどうしたい?」
「……できることなら、この手で破棄したい!
しかし! 奴がいる以上、簡単に破棄はできない! だからっ!」
「……わかった。犬夜叉、場を改めるぞ」
「……ああ」
犬夜叉と釤之助は竜人退治の為に、刀秋と共に村を離れた……。
黄巾党と協力して陣を構えた、
竜人を倒す為に、真っ向勝負の舞台を整えた
次回
竜人退治