昨日にて、オリガとマイアと会い
朝方の風呂にて……。
「……さて、このくらいでいいか?」
サウナに出て、整えた釤之助たちはあがって軽い朝食に行った……。
「いやぁ〜都も中々の場所ですなあ?」
「まあ、異世界と元いた世界の文化文明が入り混じった世界だ。
にしてもこうもうまく入り混じってるのがすごいよな……?」
「?? 何がすごいのじゃ?」
「なにがって、周りとコレを見たらわかるよ?」
食事処の客層にはオークやゴブリンをはじめ、エルフに獣人に巨人と小人達がいた。
メニュー欄には獣人や鳥人等の為に設けられた料理があった。
「普通なら異種族や文化に違和と抵抗感を感じるものが、難なく‘それ’が当たり前に受け入れている。
普通ならおかしいレベルの違和感だよ」
「はあ……」
「でも、それが何がおかしいの?」
「おかしいっていうか……まるで……」
「まるで、ここの人たちが
「???」
すると後ろ隣から、奇妙な男に声をかけられる。
「おっと失礼、英雄様が見かけたからつい……」
「……誰だ?」
「失礼、僕は「毛利元就」。周囲からは「謀神」なんて呼ばれているけど、大したことをしてないよ」
「毛利元就!?」
「毛利と言えば中国の!?」
毛利元就の登場に、一行は驚いた。
朝食を済ませ、一行はリフレッシュルームに向かっていた……。
「いやあ、こうして‘赤衣’と‘英雄’のお二人に会えるとは思わなかったよ」
「毛利元就、弥勒や珊瑚は否応関係なしに知ってるよね?」
「ええ、知っています。かの「厳島の戦い」における奇襲戦は北条の河越夜戦と織田と今川の桶狭間と並ぶ伝説の謀略を秀でた智将。
尼子と宇喜多と並ぶ謀略の猛者として、元いた時代でその名を知らないものはいません……」
「君たちのことは聞いてるよ? 先の戦いで話題になってるからね、特に弥勒君はね?」
「私……?」
「……君の右手の「風穴」だよ」
「!!」
「風穴の話は、世界各国に知れ渡っている。
同時に、それは
聞けば、その呪いは奈落から受けたもの。
君たちの冒険の目的……君たちの過去と事件に奈落が大いに関わっている。
そうだね……?」
「……その話、楓経由からか?」
「そうだ、君たちのことが話題になっているからね?
犬夜叉は四魂の玉を護っている巫女「桔梗」との仲を利用され、桔梗は奈落に殺されてしまい、犬夜叉は封印された。
弥勒は祖父の代からの因縁、珊瑚は里を襲われた復讐……。
七宝は別だけど自身の意思で旅の仲間として、かごめは……」
「かごめは桔梗の生まれ変わり、故にその力は奈落一派に
犬夜叉たちと奈落一派の戦いは「四魂の玉」から始まっている、ってもこの戦いは
俺ら部外者が横槍入れるは無粋無礼、違うか?」
「……そうだね? でも僕からしたら偉人以上の豪傑と出会えたんだからそれだけで満足だ。
ごめんね? 急に話しかけてきて?」
「……いいんだよ、飯が賑やかに食えるから良しとするよ」
その後、犬夜叉たちは慰労を終えて旅に出た。
「流石は赤衣の犬夜叉、風のような痛快男子だよ?」
「そうか? まあ悪くはないけどな……?」
「ところで、君はこれからどうするの?」
「刀秋の件が済んだから、俺は俺で地道な依頼をするさ?」
「そうだね? 流石は英雄ってところかな?」
「褒めても何も出ないよ?」
「そうだね? でも…………」
「…………何?」
「セレスティン・ルクルス様から、直々の依頼だそうだ。
行かないわけにはいかないよね?」
「…………また何か面倒ごとか?」
釤之助は毛利元就と一緒に士学校へと向かった…………。
次回
七盾の依頼