突如、七盾の盟主「セレスティン」からの依頼
突如の依頼に釤之助は驚き、急遽ギルドへと向かい……。
「……で? どーゆー依頼?」
「ああ、今しがた上が整理しているって話だ。
セレスティン様からの直々の依頼なんて、事が事だからな?」
セレスティン直々の依頼は大抵
言い方を変えれば専門家がやれば解決できる案件でもあるが……。
「この間、坂本龍馬や樋口季一郎辺りの案件があったからな?
今回の場合は大掛かりだ、もしやと思うが…………」
「噂の「古龍」か?」
「わからない、それは上からのお達し次第だ」
「…………」
「よお? 随分と緊張してるな?」
「!」「石原さん!」
「……今回の依頼、釤之助が必要になった」
「俺が……? ……まさか?」
「そのまさか……ってなんだと思う?」
「…………?」
「安心しろ、古龍じゃない」
「…………は?」
「はぁっ!?」「マッカーサー!? GHQの!?」
「そう、日本を腑抜けにさせた鬼畜米英野郎だよ」
体育館に集い、そこにはハンニバル・宮本武蔵・真田幸村・ジャンヌ・ダルク達がいた……。
士学校の勇士達はセレスティンとマッカーサーの案件を聞いて驚きを隠せなかった……その時、西郷隆盛が現れた。
「皆、此度のことで驚いとるもんもおるかもしれん。
今回の件も、おいも皆も驚いた」
無理もない……セレスティンならまだしも、マッカーサーが関与してきたんだ。
*1マッカーサーはアメリカ軍人にして政治家である、第一次から第二次の世界大戦を経て戦後改革を振るった剛腕のアメリカ人。
日本との逸話に関しては、初めは天皇を謀殺しようと考えていた。
しかし、天皇陛下の高貴にして太陽の如くに輝く人格に当てられ、その気高い精神性に感化したのだ。
戦後改革によって日本はある種の復興を果たす、そして当時のGHQは日本文化を破棄するために欧米風にしようと目論んだ……ところが、日本語と文化の底知れぬ奥深さと難しさに逆に自身が日本の影響を受けると懸念(もとい複雑怪奇な故なのと職人気質等の恐ろしさ)し、不可能と判断した。
そして何より有名なのはこの言葉だ。
しかし、この異世界に巻き込まれては往年の精気が全盛期以上に溢れて若返る。
付近の港に「海運都市」という拠点を構え日本軍人の「山口多聞」と「永田鉄山」と「山本五十六」達と協力して異世界の海を謳歌満喫をしているとのこと。
「今回の依頼は……」
「なるほど……わかった」
黒電話からの報せを聞いた男は、部屋を出た……。
「どうした?」
「此度の件、士学校は引き受けたそうだ」
「……そうか。それで、他に何か?」
「……‘彼’も来るそうだ」
「‘彼’?」
「‘英雄’だよ」
「……!」
「……さて、此度の任務……依頼は‘女王様の狩猟’だ。
本来なら‘荒地’や‘遺跡’をナワバリとしているはずが‘海岸’に現れた……。
この事態は本来我らがするべきことだったのだが……」
「‘盟主様’がその件を‘英雄’に会いたい口実にしてしまったが故に、士学校に依頼してしまった……。
仕方ありませんよ、我ら「アメリカ軍」は‘海運都市の盟主様’の元で庇護されている身だ、盟主様のご命令は海運都市の末端まで届きますからね?」
「……まあいいだろう。ここだけではなく、他にも‘集落’や‘部族’。
そして‘王国’に‘諸国’は強大勢力の‘帝国’と戦争している……。
右往左往わからずじまいの我らと
「元帥……」
「…………」
しかし、不思議なことだ……。
ここ‘海運都市’は運送や商業が比にならないほどの盛況と経済力を有している……。
「……ところで、元帥?」
「……ん? なんだね?」
…………ここはどこ?
あの時、上空から感じた歪で邪悪な気のせいで、異世界に迷い込んでしまった……。
ネオン輝く都会郡、そしてその雰囲気に似合わない人たちと種族が行き交う不思議な場所。
私は今ここを出るために奔走していた……。
「……兄さん、今どこにいるの?」
女忍者はビルからビルへと飛び移り、都会の闇の中に消えた……。
実は異世界で日本の漫画「鉄腕アトム」「ふしぎなメルモ」「ゲゲゲの鬼太郎」等にハマっているらしい。
次回
任務回