無双OROCHI 天地人   作:梟帥

46 / 57
狩猟エリア‘海岸’
モデル「陸珊瑚の台地」


合同任務〜到着〜

士学校・校長室

 

 

 

「なるほど? つまり向こうは()()()()()()()で出てきたと?」

 

「そうじゃ、アメリカ…………マッカーサー本人と()()()()()のお二方の提案じゃ」

 

「なるほど……そして、東條の石頭(ばかぼうず)はスキピオ大先生と楠木大先輩方にコッテリと扱かれてるってわけか? ざまぁねぇな!」

 

「石原殿、口が過ぎるぞ?」

 

「仕方がないじゃろうが!! アイツ真っ向勝負でアメリカに戦争するから痛手を被ったんだぞ! 

 

 ハルノートの件を公にして呼びかけたり、満州と南の海を掌握してから戦うべきじゃって言ったのに……アイツは一向話を聞かんっ!! 

 

 俺が軍権を握れば、アメリカ……鬼畜米英を日清日露の様にやっつけられたもの………………!!!」

 

「石原さん、元いた時代の恨み節を言ってもどうしようもなか。

 

 今は今回の任務のことじゃ」

 

「…………そうだな」

 

「まあええか、今は西郷さんたちと一緒じゃ。

 

 ……さて、伊能忠方と福島安正たちが作った地図によると……ここだな?」

 

 

 

 石原莞爾は伊能忠方たちが半年かけて作った地図を出し、指を指した。

 

 

 

「今回の依頼はここ‘陸海岸の渓谷’。陸地でありながら()()()()()()と呼ばれているファンタジー大盛りの場所だ。

 

 まっ、簡潔に言えば「風の谷のナウシカ」の‘腐海’の綺麗かつ絶景だ。

 

 論より証拠、この写真を見れば一発だ」

 

 

 

 陸海岸の渓谷の写真を出し、一枚一枚を見た。

 

 

 

「信じられねぇだろ? そこに写ってるやつと光景はマジものだぜ? 

 

 珊瑚礁から出る大気汚染した空気の浄化作用、透き通った空模様と景色。

 

 そしてこんこんと湧き出る水脈……海の世界が陸地で体現した摩訶不思議な渓谷だ。

 

 探検隊の連中、そこで極楽浄土に似た体験をしたそうだってよ?」

 

「…………」

 

「そこに数多のモンスターがいるもんだから、生活園や水を求めて大戦をしてるって話だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは相当厄介な依頼になるぜ? 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

陸海岸の渓谷

 

 

 

 士学校と海運都市の軍隊とアメリカ・旧日本軍の人たちは計画に赴いていた……。

 

 

 

 

 

「なんじゃこりゃあっ!?」

 

 

 

 

 

 辺りを見渡す限りの摩訶不思議な渓谷。

 

 アニメ漫画に現れない大型生物、そして動植物。

 

 透き通って遠景も肉眼で見え、風と水の音が遠くまで聞こえる美しく魔性の絶景に、一同は心を魅入られていた。

 

 

 

『ほえ〜! これまたなんと雅かな……!』

 

 

 

「綺麗……!」

 

「すっげぇっ!! ここ空飛んで見て回りたいなあ!!」

 

 

 

 釤之助たちの反応は合同に来た人たちも一緒だった。

 

 空景色や遠景、そしてこの地しか見られない自然光景。

 

 士学校の絵画の一つにこの地をモデルにした風景画があった、

 

 

 

「陸海岸の渓谷……別名‘海底大地’。

 

 異世界の中でも最も美しく幻想的とも言えた渓谷……。

 

 しっかしまあ、これまた見事なもんじゃのう! 

 

 ここでいろんな美人ちゃんと遊んだら華やかで艶やかになれること間違いなしじゃっ!!」

 

「はいはい……さて、こんなもんか?」

 

 

 

 士学校……もとい幹部のハンニバルの指揮と指示でキャンプ地を設立していた。

 

 

 

「すっげぇ……こんな綺麗な場所初めてだよ……!」

 

「言いたいことはわかるぜ? 

 

 俺だってこんな絶景は初めてだよ! 終わったら*1絵にしようか!」

 

「絵にすると言えど、武蔵さん水墨画以外にもできるのか?」

 

「ん? 最近じゃあ浮世絵や摺等やり始めてな? 

 

 今度見るか?」

 

「この任務が終わったら見るよ?」

 

「おっし! 楽しみにしとけよ!」

 

「おーい! キャンプ地が完成したぞ!!」

 

「おう!」「わかった!」

 

 

 


 

 

 

?????? 

 

 

 

 都から遠く遠くの山岳地帯、その傍に人里があった……。

 

 

 

「やれやれ……難儀なことになりそうじゃわい?」

 

「長老……では?」

 

「うむ……ここは我らに任せ、そなたは盟友たちの元へ行かれよ」

 

「はい!」

 

 

 

 薙刀と和弓を携え、巫女は里を出た。

 

 

 

「天よ……彼女と……そしてリュウたちに武運を……!」

*1
実は剣術だけではなく絵画も得意である。

 

 かの「枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)」を描いたのである。




次回
狩猟開始
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。