海運都市のアメリカ軍と都の士学校との合同任務。
任務の内容は「リオレイアの狩猟」である、本来この任務は「アメリカ軍」と「旧日本軍」と「海運都市」が管轄の任務であり、上層部は「安倍釤之助」会いたさに「士学校」に誘いの声を出し、同時に盟主「セレスティン」にも呼びかけた。
結果‘士学校・新旧軍’の両強大勢力の連盟による大規模狩猟が始まったのだ…………。
「……で? こっからどうする?
任務じゃなきゃあ観光巡りをしたかったのになぁ……!」
『とか言いながら満喫散歩をしている輩が何を言う?』
陸海岸の渓谷を歩き回る釤之助は‘雷神娘’こと「上奈良」と‘風神娘’こと「小夜風」と共に辺り景色を鑑賞していた。
「にしても綺麗だなぁ……!
異世界だからって摩訶不思議の連続は疲れるよ?」
「まあでも、これも中々の雅なものですからええやない?」
そう言い、三人は悠々と辺り周囲を見回しつつ歩いていた。
「こんな場所にリオレイアがいるのか?」
「わからない、綱吉たちのまとめた生態学によれば
本来、草原と荒野を縄張りしていてな? ‘火竜’リオレウスのツガイでな?
子供のために狩りをして育てているって話だ。
……だけど、今回のケースは違う」
『自身の生息地とは程遠いこの渓谷に現れた。
それの問題の解決じゃな?』
「そう、それに綱吉もこいつを捕獲して調査をしたいって話だ。
捕獲も狩猟の一つ、情報を得て相手を知るこそ狩猟の効率と攻略が成せる。
だから今回は新天地の舞台での戦いは油断大敵だ、気をつけて行こう」
「そうね? でも言うようになりましたね?」
「ん?」
「こちらの話ですわ」
「???」
そんな和気藹々と話す釤之助側であった……。
一方、その他の方では……。
「いい景色だな……絵を描いたら止まらないだろうよ?」
「程々にしとけよ? まぁ、あんたほどの御仁ならいい絵にはなれるだろうがな?」
武蔵・ハンニバル班は地図制作及び生態調査をしていた。
「にしても……妙じゃな?」
「……あんたもか?」
「なぜワシの班には美人が少ないんじゃ?」
「セクハラ癖が嫌だからじゃないか?
そんなんだから嫌われるって……って、アホか!」
「はっはっはっ! 冗談じゃよ、この辺りの空気がおかしいのとここいらの生き物が鳴りを潜めている。
それも尋常じゃない…………」
「陸海岸の渓谷にいる獣と鳥や虫が豊富なのは聞いている、それなのに姿方も影もないってのはおかしい……」
「うむ……仮にこれがリオレイアの仕業ならこうも静かになるものなのか?」
ハンニバルは辺りを見まわした、大型昆虫や鳥などがいないことの違和感に……。
(この様子……雰囲気……。
……まさか?)
……いや、仮にそうだとしたら……?
確証がない、もし
いないとなれば別か、やはり
「どうしたんだ?」
「……いや、杞憂と言うべきか気のせいというかの話だ。
用心はしておけよ?」
「わかってるよ、あんたが言うんじゃあ信憑性がハンパないからな?」
「うむ…………」
(この感じ……
もし……もし仮にそうならば
「ぶぇーっくし!!」
「全く、いつになったら都に辿り着く?」
「るっせぇな……なんだってこんな摩訶不思議な世界なんだ?
もうちょっと道標があってもいいだろ?」
「我らの生きた時代世界とは違いすぎるのだ、お前が行き当たりばったりなことを繰り返してこのザマだ。
何度先生に説教されたのをもう忘れたのか?」
「うるせぇなっ!! だったらお前のそのでっかち頭でどうにかなれんのかよ!?」
「情報が少な過ぎる錯乱状態な中でどう見極める!?
見極めるのに時間がかかるのを話しただろ!!」
「んだとぉ!? てめぇ重ね重ね!!」
その時、どこからともなく咆哮が響き渡った!!
「っ!?」
「今の咆哮……あっちだ! 昏真!!」
「待てっ伍楽!! お前一人では無謀だぞっ!!!」
鬼の伍楽、鴉天狗の昏真
二人は向かう先は…………。
次回
戦闘
合流という名の再会