釤之助の幼馴染(悪友・盟友)
『はい、彼の詳細はお送りしました。
後ほど確認を……』
アメリカ軍の通信兵の一人が通信をしていた
「何かわかったか……?」
「……よくて彼は妖怪たちの大将格なのは間違いはない、例の白狼王と赤衣とは別々になっています。
それ以外はあの二人の少女が……」
「それくらいどうってことはない……とは言えないな?
あの戦闘力を見たら命が幾つあっても足りないな」
「ああ、無理に手を出したらかえって危険だ。
こう言った手合いはこの言葉に限る」
「君子危うきに近寄らず……か?
虎穴に入らずんば虎子を得ずという言葉もあるが?」
「だろうな……急がば回れも一つだ、無難に任務を」
「なんだっ!?」
「咆哮が近いっ!?
いや、響き渡ってこの勢いだ!!」
アメリカ兵たちは響き渡った先へと向かった!
そして、その咆哮は彼らにも聞こえていた……。
「なんだっ!?」
「今の咆哮……!」
「…………あっちの方よ!!」
咆哮の元の場所には、リオレイアと
飛びながら火球をそのモンスターに狙って放った!
しかし、モンスターは火球を防いだ!!
「こりゃあ凄いねえ……! 陸女王の名は伊達じゃないってわけね?」
「感心している場合?
これこのままだとリオレイアが押されて負けそうな感じなんですけど?」
「助太刀でもするか?」
「それは勘弁、あたしたちは忍者。
幾ら伊賀と甲賀の揃い踏みでも、真っ向勝負は武士や騎士あたりが専門。
偵察暗殺等生業者が行っても足手纏い、あたしや旦那方が行ってもどうかって感じよ?」
「ならば、うぬらは見るだけで良いのか?」
「主の命はこの地の資源調査。
取れて使えるか否かを知るのが目的、それだけだ」
「ふうん……それじゃあ、賭けますか?
陸女王が勝つかアイツが勝つか、どう?」
「……下らん」
「だが、面白い……」
「はぁ〜やれやれ、まあ確かにここいら一帯の資源は中々のものだからな?
ここを縄張りにしているもんすたー? って奴らの対策をしないと、あとが大変だぞ?」
「まあね、お仕事とはいえ……これは想定外すね?」
「ふん……。
だが、我ら4人掛で陸女王に降ってヤツを倒せば恩賞は得られるかも知れぬぞ?」
「おいおい? 相手はもんすたー、それもりおれうす? の女房だぜ?
そんな昔話みたいに恩返しされたら迷惑だっつーの」
「……なら、貴様はどうでる?
「いやいや、俺は勝ち戦しか出ない主義なんで?
例え負け戦になっても生き残り戦術を繰り出す服部大先輩には叶わないって?
いくら俺が天才呼ばわりされ気味でも服部半蔵さまと風磨小太郎さま方には敵わないって、マジで」
「ふふふ……なら、混沌に生きたお前にはつまらん座興か?
噂では百地三太夫や加藤段蔵*2たちは各地で諜報をしているそうだ、何を企んでいるかは知らぬがな?」
「え? 待って? 段蔵? 加藤段蔵? あいつ生きてたのっ!?」
「聞けば奴は「都」の「ギルド」の諜報部門の幹部として働いているそうだ、我らの主達が恐れ慄いた名手の忍者だ……会うて仕合たいものよ?」
「俺は勘弁だね? あいつの幻術半端ないって話だぜ?」
「あたしも同意、あんな反則技の専門相手に勝ち目ないよ?
あれ忍術ならぬ幻術、果心居士と並ぶ幻術士ですよ?」
「ふふふ……ならば、お前たちはその程度の術士ということだ。
我は行くぞ」
風魔小太郎はリオレイアの戦いに身を投じた!
「風魔……貴様がそうならば、致し方あるまい!!」
「ちょちょっ!? あんたマジ!?
……やれやれ、しょうがねぇなっ!!」
「はぁ……まあいいけどね!」
服部半蔵・猿飛佐助・くのいちは風魔小太郎に乗じて戦場に降り立った!
リオレイア側に立った忍者組、謎のモンスターとの戦いを始めた!
「あれは……北条と徳川と武田の所の忍者か?」
「なんだってこんなところに?
なんか調べに来たのか?
来たところにリオレイアとの争いに巻き込まれた感じか?」
「いや、自分から飛び込む忍者なんているか?
自殺行為かつバカのすることだぜ?
アイツらはバカを越えたバカ、戦忍かそこらだろ?」
「戦もできる忍者ねえ……。
どうする?」
「俺らの出る幕じゃない、現に俺たちは
無駄なことをしてる暇があるなら依頼の方を最優先、ほっときましょ?」
「だな? でもたまには彼らの活躍を客席で見るのも悪くないぞ?
依頼の方は大抵ここいらの資源が取れるか否かだろ? 簡単じゃないか?」
「だからって、少しは……」
「しっ」
「……?」
「どうやら、流れが来たぞ」
リオレイア側についた忍者組は優勢に成りつつあった。
謎のモンスターは一進一退を繰り返し、体勢を維持していた。
「これは……!」
「わからんぞ? 足元掬われてなんとやらってのもあるからな?」
見物の最中、リオレイアの戦況は変わった。
そこに釤之助のグループが現れた!
「おっ!?」
「あれって!?」
釤之助の登場に、見物席の二人は驚きを隠せなかった。
時は遡り、釤之助たちは咆哮の元へと向かい掛け走っていた。
たどり着いた時には風魔と服部、猿飛と名忍者たちが揃っていた場と謎のモンスターとの戦いに驚いていた。
「おいおいおいっ! こりゃあどういう状況なんだ!?」
「ややややっ!? そちらに見えるは英雄殿ではありませんかっ!?」
「ほお、叢雲牙の使い手か?
よもやこのような地に会うとはな?」
「ええっ!? 関ヶ原で‘赤衣’と‘白狼王’と共に戦った!?」
「話は後だ、奴を倒すぞ!!」
「おうっ! 言わなくても‘アイツ’は最優先だな!!」
釤之助たちは戦況を見渡し、理解した。
リオレイアと対峙していた獅子の体・蛇の尾・鷹の翼と合体した魔物「キメラ」と対峙していた、何故この二体が縄張り争いの如くに戦っていたのか?
だが、この戦況から出した簡潔な答え「敵はキメラ」という決断に出た。
「これ、相当戦っているってわけよね?
疲れている?」
「疲れているのなら、我らが出るまでもない。
此奴は強敵、恐らくはリオレイアを狙っている……。
何故かは分からぬがな」
「知るかよ、そんなの追い払うか討ち倒すかで充分だろ?」
「だな? いけるな、忍び軍団!!」
「言われずとも……!」
「同感!」
「クク……!」
「おうよっ!!」
乱戦気味の中で釤之助と忍者組との合同戦線となり、キメラとの戦いが始まった。
(こりゃあ、大物だぜ……!
英雄さまに北条と徳川の大物忍者……!
こいつは
謎の傍観者は釤之助達と忍者組の戦いを見て歓喜した。
風神娘と雷神娘の連携は忍者たちにも度肝を抜き、釤之助の人間離れの戦闘能力は群を抜いていた。
だが、キメラの勢いと圧は怯みなかった……!
「やるじゃねぇかっ! この怪物はっ!!」
「結構強いじゃねぇかっ!
だが引けは取らないよっ!!」
「中々ね? でも負けるわけにはっ!!」
「ククク……中々の剛の者だな?」
「見事……!」
「やっぱすげぇな!」
キメラとの戦いで、戦線は一進一退を展開を繰り返していた。
その時、上から岩石が降り注いできた。
「……へ?」
「え?」「は?」
「それ以前に、あなたどこでその岩石を拾ったのですか?」
「うげっ!?」「この声……この気配は……!?」
「伍楽!? 昏真!?」
「よう! 釤之助!! 生きていたかっ!!」
「全く……でもあなたの無事を祝いたい……だが……」
岩石の瓦礫が吹き飛び、キメラが立ち上がって咆哮をあげた!!
「あ? あれでもダメなのか?」
「あれで倒せたら苦労はありませんよ?」
「まあいい、お前らも……って言うまでもないか?」
「当たり前だ!」
「この状況で「協力しません」「逃げる」なんて言葉は禁句の展開ですからね!!」
鬼の大男「伍楽」と烏天狗「昏真」
二人の登場という名の合流によって戦況は変わろうとしていた……!
次回