会議室内は西郷隆盛と大久保利通達を始め、戦国から三国に幕末から世界大戦時の猛者と賢人がいた。
「さて、今回みんな呼んだのはこの世界のことだ。
奈落の件は刀々斎曰く「犬夜叉たちに任せなさい」以上!」
「いや、奈落のことは前々からでは?」
「念には念をだよ、知らん若人のために話しておいたんでな!
さて、世界のことについて話そう!」
「ワシから、いいですかい?」
「おう、龍馬?」
「まず、この間‘黒の大地’についてじゃ。
オリガを盟主に勢力を有していたが、元々はその地方の神を産み落とすっちゅうのが昔ながらの伝えじゃった。
それがオリガの代になってからは形骸化、元構えていた城に魔物たちが集うていつの間にか軍ができてしもうた。
じゃが、この間……もとい世界が入り混じってすぐに殺生丸が現れたんじゃ」
「はあ……黒犬傭兵団との戦いの最中の時か?」
「そうじゃ。それ以来、黒の大地も此度の大戦と都のことを聞いてな?
大方力を見せようって狙っていたらしいが……向こうもバカじゃないのが救いじゃな?」
「だろうな? 機関銃に戦闘機、その上白狼王に赤衣と英雄さまの勇名に恐れ慄いたのと、異世界の武具技術文明に度肝を抜かれているのが多いからな?
都の住民たちを見てみろ? 人間は人間でも白人黒人にインディアンアイヌが魔族と酒飲んで飯食って共同共生共存している。
黒の大地はこれを知ってか、数多の国々が恐れ慄いてるって話だよ?」
「そうかい……そいじゃけえ、水の都の方はこの都に同盟を近付いている話になるわけか?
水の都にはアメリカの人と日本の軍隊をまとめているのはその水の都の盟主様。
その盟主様は何が狙いで……?」
「狙いも何も……本人に聞いて行けば?」
「行けたら苦労はしない、石原先生はわかってるんだろ?
水の都の盟主は
「あ? 何が?」
「忍組から報せによると、水の都の印には大物揃いだったそうだ?
アメリカ軍には‘マッカーサー元帥’。
日本軍には‘山口多聞’を筆頭。
異世界の住民、もとい商会が盟主。そして何より……」
「俺がその盟主様から
魂胆は見えているが、まだ信用してないって返したよ?」
石原莞爾の発言に一部の幹部は動揺が走った。
「そうか……だが、まさかあの多聞氏がマッカーサー元帥と共にいるとはな……。
それが私にとって驚いたことだよ」
「へっ! あの‘人殺しの多聞丸’と呼ばれた御仁が、今じゃあ鬼畜米英とご一緒とはねえ……。
東條英機だったら殺してやってたよ?」
「少しは口を慎まんか?」
「慎んだところでアイツの良いところあんのか? 現にハルノートの件、世界にぶち上げれば勝てた可能性があったのに! あんたが死んでなかったら太平洋戦争は避けていたかもしれないんだぜ? 仮に起きたとしても俺が勝てるように指揮してやるけどな?」
「石原殿……」
「……まあ、内容は魔族やらナチの残党やらがって話とヨーロッパ連盟? っていう形骸組織の話だ。
連盟の方は水の都の傘下となって無事という名の介護状態、実質できる奴はいても意地っ張りが原因で瓦解してもおかしくない中に元帥と多聞氏の説教制裁によって窓際雑務がほとんどさ」
「なんじゃそりゃ?」
「こっちも‘なんじゃそりゃ’で‘なんじゃこりゃ’だよ?
まあ、個人的には組織拡大は反対さ? 大きくなり過ぎると権力派閥争いや末端の不祥事が大変になるからな?
現状態を整えつつ固めたいからね、無理にやると負担がでかい……」
「言い分は理解できる、お前の言う通りに拡大化すれば統率統一が時間がかかり、組織化となると管理が大変になる……。
変にあれやこれやをすればかえって雁字搦めの後手になる」
「だから、無理に組織の拡大は控えめにしている……」
「そう考えると、徳川幕府は見事にやっていたんわけじゃ。
勉強になれるところが多いのと参考になれるのとで学びがいがあるもんじゃないのう! 勝さんも家康の統治術を勉強されていたんでしたっけ?」
「おう! その基本からインディアンやアイヌ等の人たちと異世界の異種族たちをまとめるのはそれなりにはなんとかはなったんだからな?
まあ、坂本くんや西郷くん達の力の支えがあったから上手く行けたんだからな?」
「だろうな……まあ、ワシの手助けなくともできたんだからな?
……ところでよ? 話はなんだっけ? 水の都の件だっけ?」
「そう、同盟どうこうは信用できないって話をした。
後の返事は知らん」
「知らんって……それでいいのか君!?」
「だって仕方ねえだろ? 条件や見返りのない同盟なんて詐欺臭いから信用できないじゃねえか!」
「はあ……」
会議はその後、様々な山積み問題を話して繰り返して時間が過ぎていた……。
火山のとある麓の集落地、そこにはサラマンダーの集落があった。
「なるほど、お主の話が真なら……」
「はい、
そのために各地の勢力豪族に都の方々の力を……!」
「だが、その話を信ずるのは年月を有することになる。
幾ら
「ご安心を、手を回しております故ご心配なく……」
「ふむ……」
族長の家の中には族長ともう一人の大男がいた。
「それで、お主の言う‘安倍釤之助’は如何な男じゃ?
我らの間では‘英雄’と呼ばれている」
「その所以は関ヶ原の件、何せ私は
覚えてはないのも致し方ありません……」
(やれやれ、この世界だと水を得た魚の如く……。
強くなられたな……
次回
世界情勢