Shadow Corridor 回廊に迷い込んだ1人の少女   作:楠崎 龍照

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私はおじいちゃんを救う事ができた。
正史では救えなかった人々が、私の隣にいる。
状況が悪くなる一方だと言うのに、私の勇気は湧き上がる一方だ。
仲間がいるだけで、こんなにも違うものなのかと驚くばかりである。

私達を乗せた船は自分の行くべき場所を知っていたかのようにひとりでに船着き場に流れ着き、いつの間にか猫は、鈴を残してどこかへ姿を消していた。

そして、そこはいままでの回廊とは明らかに違う禍々しく、クソみたいな……ゲフンゲフン、混沌とした回廊があった。


7話 霊魂の淵叢 ─別の歴史へと辿る石扉─

 

 

 

 

 

「霊魂の淵叢か……」

 

辿り着くや否や、Kさんがボソリと呟いた。

ここって霊魂の淵叢って言うんだ。

私が考えた血痕もどきの回廊よりよっぽどいい名前だ。

霊魂の淵叢……魂が集まる場所と意味する回廊。

もしかしたら、前の歴史では、由奈やおじいちゃんの魂がこの場所にいたのかもしれない。

そして、今回の歴史では肉体を持った2人が私の前にいる。

非常に感慨深いと感じてしまう。

 

「この回廊は非常に入り組んでいる。はぐれたら命は無いと思った方がいい」

 

真面目な口調でKさんは言った。

その言葉に異論は無い。

本当にこの回廊はヤバい。

 

「はいさー!」

 

一方で由奈は、その回廊を前にして目をキラキラと輝かせていた。

 

「それじゃあ、行こっか」

 

私は黒猫が残した鈴をポケットにしまって船からおりて、船着き場を離れる。

目の前に回廊の入り口と思われる戸があり、その戸を開けた。

霊魂の淵叢の実体を見た由奈は、ドン引きした。

 

「うわぁぁぁ……うわぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

「……」

「……」

 

その一方で私とKさんは、「あー変わらないなー」と遠い目で見つめている。

 

「え、何これ……血??」

 

由奈はガチ引きしながら、ペタペタと壁に触れていた。

壁に触れ、自分の手を確認して「あ、血じゃないのね」とボソッとつぶやく。

やってる事が、まんま以前の私である。

 

「いや、それでも何か嫌だなぁ……」

 

由奈は嫌悪を抱きつつ、歩き始めた。

私とKさんと着いていく。

 

「この音……結構キツイね……」

 

珍しく由奈は顔を歪ませて呟いた。

確かに、霊魂の淵叢の音は不気味と言っても過言ではない。

その朽ちた回廊を彷徨うかのような風の音に、鐘が擦るような、耳鳴りのような……不気味にして不思議な高い音。

それらがこの回廊をより一層、怖くしている。

 

「うん。この音やだな……」

「あぁ、俺もここの音は好きじゃ無いな」

 

私とKさんも、この音には不快感を顕にした。

その時だ。

その不快な音にミックスするように、ある音が聴こえてくる。

 

 

─カーーーーーーーン……─

 

 

「!?」

「やっぱ……いるよね」

「警鐘の徘徊者か……」

 

霊魂の淵叢と言えば、この徘徊者だろう。

私は遠い目で回廊の奥を見つめていた。

てか、鐘が鳴るの早くない?

もうそんな近くにいるの?

 

「ねえ、警鐘の徘徊者ってなに?」

 

由奈が私たちに、鐘鳴りジジイの事を聞いてくる。

私とKさんはお互いに顔を見合わせてから、由奈に警鐘の徘徊者の情報を伝えた。

それを聞いた由奈は如何にも面倒くさそうな表情を浮かべ始める。

 

「凄い面倒そうな徘徊者だねー」

「うん。面倒くさい徘徊者がいたもんだよ」

 

由奈の感想に私は、うんうんと頷く。

 

「……」

 

その様子を見たKは、腕を組みながらジッとアリスの方を見つめていた。

能面を被っている為、定かではないが訝しげな表情をしていたに違いない。

 

「それじゃあ、目的の場所まで向かおうか」

「目的の場所?」

 

私の言葉にKさんが首を傾げながら問う。

それを聞いた私は「うん!」と頷いて、その目的の場所を由奈とKさんに話した。

 

「おけー! そこに行こう!」

 

由奈はウィンクをしてGoodポーズをとる。

だが、Kさんは「アリス」と一言。

私はKさんの方を見た。

 

「さっきから聞いていて思ったんだが、アリス……何故、この回廊の事や徘徊者の事を知っている?」

「……え……あ……」

「俺も長い時間、この回廊を探索したが、そんな場所は見たことない」

 

グッと問い詰められるアリスに、由奈は「Kさんにも打ち明けちゃえばー?」と他人事の感想を吐いた。

少しだけ目を泳いでいる私を見たKさんは、少し優しげな声色で口を開いた。

 

「そうは言ったものの、大方の見当はついている。驚きはしない。もし教えてくれるのなら有難い」

 

ま、まぁ、真実を知っていた方が後々やりやすいか……。

 

「えーと……。し、信じてくれるか分からないけど……」

 

私は由奈の時、同様に白状し真実を教えた。

それを聞いたKさんは「やはりか……」とボソリと呟いた。

 

「そゆことです」

 

私は目を瞑って悟りを開いたような表情でそういった。

Kさんと私がやり取りしている時、由奈は「凄いよね。世界は広い」と呑気に背伸びをする。

 

 

─カーーーーーーーン!!!!!!─

 

 

「「「!?」」」

 

だが、そんなほのぼのとした空間を引き裂く鐘が近くで鳴った。

黒い水溜まりのような物がこちらに急接近するのが見えた。

 

「警鐘!! 警鐘!!」

 

私はそう連呼して注意を呼びかける。

Kさんは「チィっ!」と舌打ちをしながら、水溜まりを踏んでカメラを構えた。

黒い水溜まりは、徐々に翁の姿へと形を変えた。

そして、完全に人の形へとなった瞬間に、Kさんはカメラのシャッターを押して怯ませる。

その怯んでいる隙に、警鐘の徘徊者の襟首を掴み、そのまま投げ飛ばした。

 

「今のうちに逃げるぞ!!」

「あいよ!」

「はーい!」

 

Kさんの大声を皮切りに私たちは霊魂の淵叢へと入っていった。

流石、元大型徘徊者のK。

天狐の面+捻りハチマキの私。

金メダルの由奈。

スタミナなんざ関係のない走りっぷりである。

 

「ここまで来れば大丈夫だろう」

「ビックリしたぁ」

「ホントあの徘徊者突然来るんだもん」

 

逃げ込んだ小部屋で一息つきつつ、私と由奈は愚痴をこぼした。

 

「ヨボヨボのおじいちゃんだったね」

 

落ち着いたのか、由奈はケタケタと笑い始めた。

何故だろう。

何故か分からないが、由奈のその感想に私のツボが刺激されてしまい、私もゲラゲラと笑ってしまった。

その笑いに釣られたのか、Kさんも静かに笑っていた。

一頻り笑いあった後、「そろそろ行くか」とKさんは立ち上がる。

私達も頷いて立つ。

その時だ。

 

ドスッドスッドスッと重厚な足音が聴こえてくる。

まるで恐竜でも歩いているのではないかと思えるほどだ。

だが、その音に聞覚えがあった。

 

「この足音って……」

 

深淵の回廊で聞覚えがある音。

あの時は隠れていた為、正体が分からなかった徘徊者がこの回廊にもいた。

 

「霧隠れの徘徊者だ……」

 

その足音を聞いたKさんは静かに呟く。

 

「霧隠れ……」

「説明は後だ。静かに奴が通り過ぎるのを待つぞ」

 

Kさんの言葉に私たちはコクリと頷き、時間が止まったようにジッと身を潜めた。

しばらくすると、その重厚な足音も遠のいて行く。

何とか霧隠れの徘徊者なる存在を回避できた。

そう思った時だ。

 

 

─カーーーーーーン!!!─

 

 

「「!?」」

「面倒だな……」

 

鐘が近くで鳴ったかと思えば、黒い水溜まりが私たちのいる小部屋にやってきた。

私は即座に携帯を構える。

緑に光り輝く提灯を持ったヨボヨボのお爺さんが現れた。

 

『…………………!!』

 

当たり前だが、警鐘の徘徊者は私たちの存在に気づき、鐘を鳴らし始めた。

もし、これで気づかなければ、それはただのヨボヨボの徘徊ジジイである。

正直気づかないでほしかった。

私は直ぐに携帯のフラッシュを焚いて、警鐘ジジイの動きを止める。

だが、鐘を鳴らしやがった事で、遠くへと離れていた霧隠れの徘徊者がこちらへとやってくる音が聴こえてきた。

 

「ここから離れた方がいいね!」

「だね!」

「ああ、逃げよう!」

 

私の提案に2人は頷くよりも先に走り出して、小部屋から離れた。

小部屋に出た時、私の視界には霧隠れの徘徊者の姿が入ってきた。

 

その姿は廊下にギリギリ入っている程の巨体をしており、紫色の外皮を持っていた。

全体的にカメレオンのような見た目で顔の真ん中に能面があった。

ナンジャこいつ。

 

「カメレオンみたいだね!」

 

逃げながら由奈は愉快そうな表情で、そう言った。

同じ意見だ。

 

「霧隠れの徘徊者は口から霧を吐いて、周辺を濃霧にする力を持っている! そして、その霧の中にいる徘徊者達の姿が見えなくなる厄介な奴だ!!」

「何そのクソみたいな徘徊者!?」

「厄介どころじゃない気がする」

 

Kさんから語られた霧隠れの徘徊者の力を聴いて、私たちは目玉が飛び出るんじゃないかってぐらい驚いた。

そんな事をしていると、突然後ろから『ファォォォォォォ!』という咆哮が聴こえたかと思えば、霧が濃くなってきた。

 

「うわ! 何も見えない!!」

「予想以上の濃霧じゃん!!」

「ああ、この間、全ての徘徊者の姿が見えなくなる! 気をつけないと徘徊者と鉢合わせをして暗闇に息絶える事になる!!」

 

そう言い終えると、Kさんは取り出した水晶を地面に叩き割った。

 

「この場から出来るだけ離れる!」

「あいさー」

「はーい!」

 

とんでもない力を持った徘徊者がいたもんだ……。

私たちは時間が止まっている間に、濃霧の領域からは脱出できた。

想像を絶するほどの濃霧具合だ。

ほんとに2歩3歩先の視界が見えないレベルの濃さである。

懐中電灯やライター、光石などの光力も意味が無い。

明かりが無い状態で、こんな回廊を探索しろと言っているようなものだ。

無理ゲーにも程がある。

 

「もう時期、水晶の効力が切れる。この小部屋で休もう」

「OK!」

「りょうかーい!」

 

私達は、小部屋に待避して座り込んだ。

そして、3人とも「ふー」と一息つく。

 

「それよりアリス、君の言う場所はわかっているのか?」

 

Kさんの質問に、私は首を横に振って「全然分からない」と答えた。

どこにあったっけ?

覚えてない……。

 

「あっ」

 

ただ、1つだけある事を思い出した。

あの祭壇には5つの窪みがある。

つまり、大勾玉が5つ必要なのだ。

だが、今の私の手元には4つしかない。

前回のヒグラシの回廊での大勾玉。

前回の大食らいでの大勾玉。

今回の骸流しの渓谷での大勾玉。

今回の深淵の回廊での大勾玉。

後、1つ。

予想でしかないが、この霊魂の淵叢にも大勾玉の場所があると思われる。

まずは、そこに行かなければ。

私はKさんと由奈にそれを伝えた。

すると、Kさんは予想外の事を話した。

 

「大勾玉……これの事か?」

 

そう言って、Kさんはコートの右ポケットから大勾玉を取り出す。

 

「…………………………………………………………へ?」

 

意表をつかれた私は3秒ほど固まり、マヌケな声を出した。

我に戻った私は「それ! それです!」と大勾玉を指さす。

 

「そ、そうか。」

 

私が食い気味に言うと、Kさんは若干引きつつも私に大勾玉を渡してくれた。

 

「どうしてこれを?」

「以前、この回廊を散策している時に見つけたんだ。何かに使用できるのではと考えて持っていたが、まさかそんな扉をあけるのに必要だったとは……」

 

Kさんは静かに驚いていた。

でも、これで5つの大勾玉が揃った。

あとは、あの場所に向かうだけ、だけど……マジでどこにあったっけ?

私が必死に記憶を辿っていると……。

 

 

─リーーーーン!!!……リーーーーン!!!……リーーーーン!!!……─

 

 

「……は?」

「え?」

「……」

 

鈴のような音が聴こえてきた。

また新しい徘徊者が出たよ……。

 

「今度はどんな徘徊者なの……?」

「霊魂の徘徊者だ……」

「何その徘徊者……?」

 

私と由奈の言葉にKさんは、「この回廊にのみ存在する徘徊者で、周囲にいるとコンパスの位置を狂わせる。地味に厄介な徘徊者だ」と言った。

 

何その絶妙に面倒くさい徘徊者……。

関わりたくない……。

そんな事を考えていると、窓からその徘徊者の姿が見えた。

着物を着た男性のような見た目をして、手に持っている鈴を鳴らしながら我々のいる小部屋を横切っていく。

少しすると、霊魂の徘徊者はどこかへと行ったのだろう。

鈴の音も聴こえなくなった。

 

「「「……」」」

 

私たちはヒョコッと部屋から顔を出して辺りを確認する。

 

「よし、行こうか」

 

私たちは再び歩き始める。

15分ほど、霊魂の淵叢を徘徊した時だ。

ひとつの戸を開けた。

そこにあった部屋は、正方形の小さな部屋だ。

前方と右に戸があり、真ん中にレバーが天井から伸びている。

そして、床一面が格子になっている、一見しても異様と思える空間である。

その部屋を見た私は「あった」と息を吐きながら呟く。

 

「こんな部屋があったのか……」

 

異様な部屋を前にKさんは呆気に取られていた。

由奈は「……異様だね」と一言呟く。

私は2人に、この場所で立っててと指示する。

 

 

─ドタドタドタドタドタドタ!!─

 

 

「最悪なタイミングすぎる!!」

 

走り廻る徘徊者の音に私は悪態をつきながら急いでレバーを降ろしにかかる。

その時だ。

扉がバゴンと破壊され、走り廻る徘徊者が現れた。

 

「間に合え!!」

私はレバーを下げた。

ガチャリと音を鳴らし、レバーが下に下がる。

その瞬間、格子の床がパキっと音が鳴る。

走り廻る徘徊者がこちらにやってくる前に私は走ってKさん達のいる位置まで移動。

格子はバラバラに砕け、走り廻る徘徊者を含む我々は落下する。

だが、私たちは出っ張った部分に着地した。

走り廻る徘徊者は、バタバタと体を動かしながら1番下に落下。

バゴーーーーンと何かが爆発したのでは?

と勘違いするほどの爆音が響いた。

 

「……」

「……」

「……」

 

痛そう……。

私たちは何も言わずに目の前にある扉の前に立った。

 

「よし、私の出番ね!」

 

得意げな笑みを浮かべて、由奈は走って扉を蹴破った。

2枚の扉を破った先にあったのは、般若の巨大な面が飾られた小部屋で台座には鏡が置かれていた。

私たちはその鏡に触れる。

 

 

『…………………………………………化け物はどこだ?』

 

 

私たちは別の場所にたどり着いた。

先程の場所ではない。

壁の質感的にヒグラシの回廊っぽいが、そこではないだろう。

どこからか滝の流れる音が聴こえてきた。

私達は長い道を歩き、戸を開けるとそこには長い石でできた階段があった。

以前、見た事と同じ場所に、私は来ている。

左右に滝が流れている幻想的な光景を前に、Kさんと由奈は圧倒されていた。

 

「霊魂の淵叢にこんなものが……初めて見た……」

「凄い……圧巻の一言ね」

 

私は歩き始める。

2人も私の後ろに着いていくが、ナイアガラの滝もビックリな光景を前に目が離せないでいた。

階段を登り終えると、そこには硬く閉ざされた石の扉があり、その真ん中に石で出来た祭壇があった。

その祭壇は円上に出来ていて大きな窪みが5つがあるのを確認できる。

 

「……」

 

何故だろう。

心臓の鼓動が早くなる。

私は少しだけ震える手で、大勾玉を取り出して祭壇にある窪みに嵌め込んだ。

 

ヒグラシの回廊。

骸流しの渓谷。

深淵。

大食らい。

霊魂の淵叢。

 

5つの大勾玉が祭壇に納められる。

その瞬間。

石と石が擦れ合うような音が、この場所に響き渡る。

 

「なに?」

「……これは?」

「ねえ、見て、あそこ!」

 

警戒心MAXになった私とKさんだが、由奈の指差した方向を見る。

前方にある巨大な石扉に刻まれたヒグラシの紋章がグルリと一回転し、硬く閉ざされた石の扉が音を発てて開いた。

それは非常に重々しく何かを守っているようだった。

 

「……」

「……」

「……」

 

もう、鳥肌がヤバい。

ここから先は、完全に未知なる歴史。

私は張り裂けそうな心臓を落ち着かせながら、その石扉へと向かった。

そして扉を超えた先に、ヒグラシの回廊でみた戸があった。

 

「……開けていい?」

「ああ」

「いいよ」

 

一気に戸を開ける。

戸の先にある光景を見て、絶句した。

 

「なっ!?」

「これは……!?」

「うわぁ綺麗!」

 

私達の視界全てに赤く輝く彼岸花が咲き乱れていた。

その明かりは、ライトを必要としないほど光輝いていて、宙には彼岸花の花びらが舞い、幻想と神秘、その両方を引き出していた。

どこからかヒグラシの鳴き声が聴こえ、私達はこの幻想的な空間に心が安らいだ。

 

「……」

「……」

「……」

 

正直、言葉が出ないほど綺麗な場所だ。

なんと言えばいいか……霊魂の淵叢とのギャップが酷すぎて、感動すら覚えてしまう。

少し道なりに歩いた先に鳥居があり、それを潜った先に台座と鏡がポツリと置かれていた。

もう、興奮がヤバい。

 

「行くよ?」

「ああ。」

「ワクワクするね」

 

私達は一斉に鏡に触れた。

もう、元の歴史には戻せない。

 

 

 

 

 

続く




霧隠れの徘徊者
感知範囲:忍び寄る徘徊者と同程度。
スピード:徘徊型の泣き声の主と同じ。
発見時の速度:遅い、早いの緩急が激しい。
危険度:★★★★★
危険度(修羅):★★★★★★

概要
紫色の巨大なカメレオン風の徘徊者。
ドスッドスッドスッっと重厚な足音を鳴らして徘徊するのが特徴。
発見されると口から霧を吐いて、周辺を濃霧で覆う。
この濃霧状態では、全ての徘徊者の姿が見えなくなり、挙句の果てに視界も最悪になる。

修羅では濃霧に毒がプラスされ、5秒間隔で3ダメージを食らい続ける。
ヤバい。


霊魂の徘徊者
感知範囲:警鐘の徘徊者と同じ。
スピード:警鐘の徘徊者と同じ。
発見時の速度:警鐘の徘徊者と同じ。
危険度:★★★
危険度(修羅):★★★

概要
着物を着た男性風の徘徊者。
"霊魂の淵叢"と"?域"にのみ存在するリージョン徘徊者。
ライトが明滅する間、コンパスの針が狂ってしまう徘徊者版彷徨える魂と言える。
ただ、この徘徊者も警鐘の徘徊者と同様に、液体化して回廊中を高速で動き回る。
またその液体化中は、その回廊全体においてコンパスが狂ってしまう。絶妙に面倒くさい徘徊者。
ただ、3分経過すると勝手に実体化され、10分間、人の状態で徘徊する。














『………………殺してやる……』

怨念が近づく。









『『『……今から向かいますね♪♪♪』』』

しかし、近づくのは怨念だけではなかった。


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