本編を書くまでにはいかないけれども、妄想した改造特異点の嘘予告は書いてみたかった。

1 / 1
第一特異点「聖書百年戦争 オルレアン」 嘘予告

 特異点冬木を修復した藤丸立夏は、デミサーヴァントとなったマシュ・キリエライト、特異点冬木で合流したAチームのカドック・ゼムルプス、そして冬木の聖杯が起こした奇跡によって肉体を取り戻したオルガマリー所長と共にカルデアへの帰還を果たす。

 カルデアが目指す次なる特異点は百年戦争の時代、聖処女(ラ・ピュセル)ジャンヌダルクが処刑された1431年フランス。

 レイシフトした立夏たちが見たものは、空に浮かぶ巨大な光帯。そして砦を襲う魔獣たちの姿であった。

 襲い来るたち魔獣を撃退し、力なく項垂れる兵士たちへ何があったのかを問いかける藤丸立夏に兵士たちはこう答えた。

 

「ルーアンで聖処女が処刑された日、堕天使が降臨してルーアンの街を占拠したんだ」

「その堕天使は自らをシェムハザと名乗っていた。きっと、ジャンヌ・ダルクが処刑された事でシェムハザの封印が解けてしまったんだ」

 

 それは人類に魔術と文化を与えた堕天使の長の降臨。

 真偽を確かめるためにルーアンに向かう立夏たち。その道中で魔獣と争うサーヴァントを目撃する。

 

「勘違いしないでもらえます? 私たちはあの忌々しい堕天使を倒すためにあなたたちを利用するのです。そして、フランスが滅ぼされるべきなのはわが怨嗟の炎にであって、あの堕天使ではありません。そこは勘違いなさらないように」

 

 それは聖女の有り得ざる別側面、竜の魔女との共闘。人理を守るものと人理を滅ぼすもの、本来相容れぬ者同士が目的のために手を取る呉越同舟の行先はどこか。

 ルーアンにたどり着いた一行が目にしたのは、無惨にも崩れ落ちた廃墟と徘徊する魔獣たち。そしてカルデアを襲撃した謎の存在であった。

 

「あそこで果てる事こそが、お前たちにとっての救いだったというのに。人類史に価値などない。この先にあるのは行き止まり(破滅)だけだ」

 

 カルデアを襲撃した謎の存在の言葉の真意とは? 

 幾度倒しても蘇る魔獣ジェヴォーダンの軍勢に追い詰められる一行の前に現れたのは隔絶した神秘を伴う黒き竜であった。

 

「俺は、あの大聖杯を取り戻さなくちゃいけない。大切な預かり物なんだ」

 

 外典の大聖杯を守護する竜の誓い。奪われた大聖杯を取り返すため、心優しき邪竜は虚数の世界より現れる。

 ジークと名乗る竜によって危機を脱した一行。次なる目的地として避難民を匿っている街へ向かうも、そこで炎の巨人と相対する。

 

「クク……。オフェリア、お前の敵をすべて焼き尽くしてやろう」

「セイバー、マシュは敵じゃないわ! 止まりなさい!」

「俺にはあの混ざりものの区別がつかん」

 

 特異点に流された仲間オフェリア・ファムルソローネとの再会。

 

「さあ、可愛いわが子たちの誕生だ! 産めよ増やせよ地に満ちよってな!」

「OGYAaaaaaaaa!」

 

 全てを喰い尽くす忌み子(ネフィリム)の産声。フランスに響き渡るそれは、終焉をもたらすカウントダウンの始まりを意味していた。

 

「未来への橋がないって言うならば、俺が新たに架けてやる! この虹の橋を! この、可能性の橋を!」

 

 フランスを呑込まんとする終末の大津波を前に、祖国を救わんと参じた快男児は、人々の思いを背負ってその輝きを見せる。

 

「私は人々の憎悪から生まれた復讐の魔女、竜の魔女よ! 贋作が本物に劣る道理なんてない。けれども、私がフランスの救世主(ジャンヌ・ダルク)になれるわけなんてない!」

「確かに君は俺の知るジャンヌと違う。それでも、君は贋作なんかじゃない。ほかの誰でもない、君という一人の命だ」

 

 決戦を前に竜の魔女(聖女の贋作)聖杯を守護する邪竜(ホムンクルス)は、何を思うか。

 

 真実と虚構が絡み合う戦いに盾の少女は何を想い、何を知るのか。

 

 Fate/Grand Order 第一変質特異点「聖書百年戦争 オルレアン 『紅蓮の魔女』」

 




○シェムハザ
分類:サーヴァント・堕天使
クラス:キャスター

○ネフィリム
分類:巨人
クラス:バーサーカー
備考:ネフィリム出現後、一定時間経過あるいは一定数以上に増える事で一帯を押し流す大津波を誘発

○ジェヴォーダン
分類:サーヴァント・魔獣
クラス:アサシン
備考:条件付きの復活宝具あり

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。