オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】   作:D.D.D_Official

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原神ファンの皆様ごめんなさい

UA15000ありがとうございます!
皆様のおかげで楽しく執筆できています!
本当にありがとうございます!!!


凝光…お前のその顔が見たかった…!

 

そうね…あれは私がとある案件で悩んでいた時にその子と出会ったの。

 

その子はモンド人とも璃月人とも違う不思議な顔の子だったわ。

 

まるで神の手によって作り出されたかのような容姿。それに身体から溢れ出す強大な力の波動。すぐに興味が湧いたわ。

 

それから彼を群玉閣に招待し、彼の素性について聞いたら…すごい事を聞いてしまったわ。

 

「僕をこの世界に生み出してくれたのはかみさまなんです。多分…」

 

まさか神の子だったなんて。信じられないと思ったわ。でも、それ以外にこの子の才能を説明しえる言葉は無かった。

 

「凝光さん…僕、どうしたら良いんでしょうか…?」

 

どうやらその少年は自分のしたい事を探している…ように見えた。だから私は、仙人に任せる事にしたの。

 

「修行はお好き?」

 

そう聞いたら「嫌いじゃないです」と返ってきた。だから、

 

「私があなたが仙人に修行をつけてもらえるよう頼んでみるわ」

 

と言ったら驚いた表情をして私を見ていたわ。大人びた雰囲気をしていた癖に、そういうところは子供なのねと笑みが浮かんできた。

 

そして3年後、彼は帰ってきた。

 

丁度海灯祭の準備をしていた頃、璃月を歩く彼を見つけた。久しぶりに見た彼の姿は凛々しく、その強さの波動は更に上がっていた。

 

仙人の力を得たのだろう。彼の瞳は紅く染まっていたが、私が彼を間違えるはずは無かった。

 

つい嬉しくなって声をかけたら、彼は低く甘い声で「凝光さん!お久しぶりです!」と元気そうに返事を返してきた。

 

以前より男前になったわね。と言うと少し照れた素振りを見せ、子供っぽい所は変わっていないんだな。と思い更に嬉しくなった。

 

それから、彼に今後やりたい事は見つかったか訊ねると、

 

「僕は…この力を使って、誰かを守る…そう、騎士みたいな存在になりたいです」

 

そう言った。3年前、前も後ろも見えていなかったような少年がこんなに立派な青年になって戻ってきた事に感慨を覚え、私は彼をモンドへ行く事を薦めた。

 

彼と離れてしまうのは、少し胸が痛かったがこれも彼の為を思えば。そう思いその痛みは我慢する事にした。

 

それから数年の時が経ち、モンドで活躍する彼の話を聞いた。

 

何でも、モンドへ侵攻してきたアビス教団の大群を一人で殲滅したらしい。

私の心中は誇らしさで一杯だった。私が見つけ、仙人に紹介して、修行をつけさせたのだ。言わば彼はいつの間にか私の弟のような存在になっていた。

 

風の噂によると、彼はモンドのジン・グンヒルドという女性に師事しているそうな。成る程、合理的だ。

 

璃月の仙人達が教える技は仙術や槍術などがほとんどだ。故に彼の得意とする剣術は学べなかったのだろう。ジン・グンヒルドは中々の強者と聞く。その人直々に剣を教えて貰っているなら彼としても嬉しい限りだろう。

 

ただ、その…女性と付きっきりで修行というのは…すこし、寂しい。少しは私の手伝いをしに来てくれても良いのに。などと考えてしまう。

 

暫く経って、彼が西風騎士団団長代理補佐という肩書きを得たのを知った。もう璃月で私の部下として働く選択は無くなってしまったのだと考えると、胸が張り裂けそうになる。でも、いずれ私の元に戻ってくる事はわかっているのだ。そう、きっと必ず戻ってくる筈なのだ。

 

別に、妬いてなんかないわよ…。

 

はぁ…懐かしいわね。あの時はあんなに小さかったのに。

 

「天権様ァ!天権様は居られるかァ!」

 

「何かしら?そのように慌てて…」

 

やって来たのは、モンドに滞在させておいたロイ監視員の翼実瑠だ。彼の身に何かあったのだろうか?

 

「天権様、今から私が言う事は、決して嘘ではありません!岩王帝君に誓います!発言の許可を!」

 

「話して…」

 

あぁ、嫌だ。聞くのが怖い。

 

「天権様が監視せよと依頼されていたロイ・マギアの件ですが…その、彼は…死亡…しました」

 

嫌な予想が当たってしまった。こんな事、考えたくもなかった。

 

頭の中に『あの時こうしておけば』『もっと引き留めていれば』なんて言葉が響き渡る。

 

「……それで、彼は…ロイの遺言はなんて…?」

 

「はい、それが…『喧嘩はしないように』との事です!」

 

嗚呼、彼は見通していたのだ。私が彼の仇を決して赦しはしない事を。でもごめんなさい、ロイ。その遺言、果たせそうにないわ。

 

「天権様…?お顔の色が優れないようですが…やはり伝えない方が宜しかったですか?」

 

「いいえ…大丈夫よ…。彼の仇の名前は?彼がそんな簡単に死ぬとは思えないのだけれど」

 

「はっ!ロイ殿はどうやら、以前璃月にも訪れた蛍という名の旅人を遺跡ハンターから庇い、瀕死に。その後ロイ殿を苦しませまいとした仲間の手によって介錯された模様です!」

 

そう。そうなの。敵は、見つかったわね。

 

私のロイを奪ったその対価…しっかり支払って貰うわ。

 

◆◆◆◆◆

 

(ロイ視点)

 

ンンンンンンンンンンンンンンンン!!!!

 

良いですねェ!その悲壮な決意に満ちた顔!

 

その顔が見たかった…!曇りに曇ったその顔が!

 

アヒャヒャヒャヒャーーーッ!!!!

 

さて。これから凝光さんは何をするのかな?

旅人への詰問?ベネットやエウルアへの糾弾?

 

それとも僕を殺した真犯人を探し始めるかな?

 

「翼実瑠。皆に伝令なさい、ファデュイに遺跡ハンターを操る者が居るかどうかを徹底的に調べろと!」

 

「はっ!」

 

「旅人や介錯をした下手人たちを璃月へ召喚するわ。文面は任せるわ、急いで!」

 

「ははっ!」

 

…わーお。全部か。

 

こりゃあ一波乱ありそうだな!楽しみだなぁ…

 

ククッ!クフフフ…!

 

笑いが…止まらないよ!




ロイを介錯した事で一気にピンチになったベネットとエウルア。
彼らの明日はどっちだ!?

次回 ロイ死す

ぜってえみてくれよな!

オリキャラ追加しても良いですか?

  • いいよ!幸せにするならね!
  • いいよ!曇らせるならね!
  • ダメだよ!今のままがいいな!
  • ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!
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