オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】 作:D.D.D_Official
「う…ん…」
気がつくと、私は自宅の布団の上で寝ていた。
そうだった。私、ロイが死んだのを知って…あれ、そこからの記憶が無いわ…
「ん…?これは…」
そこには、「刻晴へ」と書かれた手紙が置いてあった。
誰が置いていったのかしら…?差出人の名前が書いてないわ…
とりあえず、読んでみようかしら。
どれどれ…?なっ!これは!
『僕の刻晴へ。君がこの手紙を読んでいるという事は、僕が死んだと伝えられた後だろう。だが、それは偽りだ。僕は死んでなどいない。だけど、今はちょっと皆に顔を合わせられない。でも刻晴、君は別だ。君だけに、僕の秘密を共有したいんだ。この事は決して他の人に言ってはいけないよ。それに、僕も君に会えてなくて寂しいものでね。僕はある事情で青墟浦から動く事が出来ないんだ。会いに来てくれるかい?
----ロイ・マギアより』
そこからの行動は早かった。
私はすぐに着替え、青墟浦へ急行した。
そして…
「あぁ、手紙を読んでくれたのか。刻晴…?」
一度憧れた立ち姿、顔、声、全てがロイと一致していた。
「ロイっ!ロイぃっ!」
「おっと、急に抱きついてくるなんて…今日は随分と大胆なんだね」
「だって、だってぇ…!怖かった、もう会えないんじゃないかって…!寂しかった!…もう、離さないでよね…?」
そう言うと、ロイは笑みを浮かべて「わかった」と言ってくれた。
あぁ、やはりロイは私を置いていったりしないんだ。
「ありがとう、刻晴…そして、さようなら」
「え……?グフッ…」
あ…いたい… たおれる… ろい たすけ て
「刻晴ィッ!?」
だ…れ…?あ たびびと か なんで こんな ところに
「ロイっ!なんて事を!いや、お前はロイじゃないな!ロイが酷いことこんな事する筈ないっ!誰だっ!」
「………それは僕がロイでは無いという根拠にはなり得ないよ」
「ロイはっ!ロイは決して自分の大切な人を斬ったりしない!彼はファデュイですら見逃した事だってある!どんな事があろうとも、ロイは決して、決して誰かを傷つけるような事はしない!」
あ…もう、だめ、いし…き……が…
ろい…いかないで…
◆◆◆◆◆
(ロイ視点)
「そうか旅人、君はロイ・マギアをそう評価していたんだね」
「…っ!そうだ!それなのに…!刻晴は、貴方に憧れてるって言ってたんだよ…?貴方を理解してたのよ?貴方はそれを裏切るような外道じゃない!目を覚まして!」
…ふむ、刻晴が僕に…ねぇ。
フフッ!良い事…思いついた!
「蛍、後学のために覚えておくといい…
憧れは最も理解から遠い感情だよ」
決まった…!一度は言ってみたいセリフだったんだ!これ。
「ロイッ…!わたしは…貴方を…止める!」
お?合わせに来てくれたぞ…?よし、ここは…
「あまり強い言葉を使うなよ…弱く見えるぞ」
二度目の名言!これはアツい展開だぁ!
さぁ!戦いだ!…の、前に。保身はしっかりしておかないとね。
「蛍…いや、旅人。改めて自己紹介をさせて貰おう…私は…ファトゥス12位『天墜』…ロイ・マギアだ!かかってくるがいい!」
ぜーんぶ、ファデュイのせいにしちゃお♡
「っ!やっぱりファデュイかぁぁぁぁ!!!よくも、よくもロイをぉぉぉぉ!!!」
「フハハ!この身体は使い勝手が良くて助かるわフハハハハ!!!!」
「貴様ァァァァァァ!!!!!降星っ!」
降星かぁ…こんなんじゃ話にならな…痛ってえ!何だこいつ!?僕に…ダメージ…だと!?
「相棒!援護するよ!」
はぁぁぁぁ!?!?!?何でタルタリヤ来てんだよぉぉぉぉ!!!!!
「旅人!オイラが連れて来たぞ!目についたのが公子だけだったから、一人しか連れて来れなかった!ごめんっ!」
「あ、ありがとう!パイモン!やっぱりパイモンは最高だ!」
「でへへ〜褒めるなよぉ〜」
こ い つ ら ぁ !
「公子!ファトゥス12位の私を裏切る気か!?」
「生憎、俺は君を知らないからね!でも強そうだ!」
くそっ!くそがぁ!欲を掻いた!それが失策かぁっ!
ならば…皆殺しにするだけだ。
「クク…良くもこの私を怒らせてくれたなぁ…?許さん、許さんぞぉぉぉぉ!分身!簡易水圧レーザー!どうだ!全方位からの水圧レーザーだ!死ねえい!」
「そんなもの、俺が撃ち落とすよッと!」
何いいいいい!?!?!?何が、起きているんだ!
「わたし達は、仙人達の守りを借りて来た!お前なんか、屁でもない!」
は?うせやろ?過剰戦力に過ぎないか?お?
あっあっまずいまずいです本当に死んじゃう!
きっとアイツらは確実に殺したという確証を得るまで追ってくるだろう…【水面之月】は旅人には効果ないし…詰んだか?
いや。まだだ…まだ終わらんよ!
成長しろ!今!ここで!
あーーーッ!!!!(断末魔)
◆◆◆◆◆
(旅人視点)
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ロイが…いやもはやあれはロイではないんだろう。絶叫しながら消滅していく。わたしは、また彼を死なせてしまったのか。そう考えると、本当に、心が辛い。
「よっしゃあ!旅人、やったな!あのクソ外道を始末したぞ!」
「パイモン。やめて」
「うっ…わかったよ…」
「うーん、なんか呆気なかったな。じゃ、俺は帰るよ」
そうだ、タルタリヤに聞いておきたい事があったんだ
「タルタリヤ、少し聞いてもいいかな」
「どうしたんだ相棒?」
「ファデュイに、誰かに乗り移る術はある?」
「…なるほど。そうだね…無い。と言えば嘘になるかな。だけどそれが出来るのはファデュイでも数人しか居ないんだ。それにそいつらは乗り移る対象が死にかけていたり弱かったりしないと乗り移れない。だから、さっきの奴みたいな強大な力を持った奴には乗り移れないはず…こんなもんでいいかな?」
そうか。あの時に。乗り移ったのか。
ゆるせない。ファデュイよ、神の心だけでは無く心優しい青年すら奪って行くのか。必ず、必ず滅ぼしてやる。
覚悟しろ、ファデュイ。
◆◆◆◆
……………ん?んんんん?なんだ…ここ。
白い空間に、美しい宮殿…これは…
「ほう…再びここにくる者がおろうとはな」
な、お前は…!
「お前とは失敬な奴じゃ…ワタシは、お前を転生させた存在…所謂神という奴じゃ」
まじか。そうかぁ…僕、死んじゃったのかぁ。
残念だったなぁ…まだ曇らせ足りなかったのにな。
あーあ。
「何を勘違いしておる?お主は今、ワタシと対等な立場ぞ。つまりじゃな。元々魔神級だったお主は本当の魔神になったという訳じゃ。はー嫌になるわい。たかが人間風情がワタシと同等など」
あ、そうなの…で?テイワットに戻してくれるんだよね?
「当然じゃ、貴様など少しの時間でもこの神殿に置いておけるものか!じゃが、ここに来たからにはチート能力を一つ受け取ってもらうぞ。という訳で適当にポイっとな」
あ"ーーーっ!てめえ!ふざけんな適当にチート扱うな!
…ってこれは…完璧変装…?
これを使えば…フフッ!アハハッ!
ありがとう、神様。これでまた、楽しめるよ。
これにて一旦璃月&モンド編完です。
各キャラの幕間とかはいずれ書きます。
ありがとうございました!
オリキャラ追加しても良いですか?
-
いいよ!幸せにするならね!
-
いいよ!曇らせるならね!
-
ダメだよ!今のままがいいな!
-
ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!