オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】 作:D.D.D_Official
「なん…だと…?」
エウルアから上がってきた報告を聞き、私は絶句する。
「そんな…嘘だ。ロイが死ぬなんて…そんな…」
そんな事はあり得ない。そう言おうとしたのには訳がある。
かつてロイはアビス教団の大侵攻を単身で防いだという実績を持つモンド内最強格の騎士なのだ。そして、その闘い方は私が直々に教えたものだ。生半可な敵ではロイに傷ひとつ負わせる事は出来ない。
その筈だった。
だがどうだ?ロイは実際死んでいるではないか。
感情がそれを否定しようと、理性は「ロイは死んだ」と伝えてくる。
それもそのはず。ロイに渡しておいた風のお守り…所有者の無事がわかるお守りの反応が消え失せているのだ。何かあった事は間違いない上に、エウルアの報告もある。
だが、師匠として、先輩として、それは否定したかった。
「エウルア…彼は…最期に何か言っていたか?」
訊くと、エウルアは涙声で
「ロイはっ…喧嘩を…しないように…と…」
「そうか。そうか…」
全く。ロイは死に際でも変わらないんだな。
だが疑問だ。あのロイがそう簡単に死ぬとは思えない。アビスに焼かれても凍らされてもケロッとして帰ってきたロイが、誰かを庇った程度で死ぬなんて有り得ない。
そんなに柔な男なら、とっくに何回も死んでいてもおかしくはないのだ。
戦士としての勘がそう私に告げていた。
「エウルア。ロイは本当に死んだのか?もしかしたら、唯の見間違いじゃないのか?」
私はどうしても疑わざるを得なかった。それ程にロイという騎士は強かったのだ。
「ジン…!あれが見間違いだとでも!?彼は栄誉騎士を庇い、胸を貫かれ大量の血を流し…私が…私が介錯したのよ!?死んでいるに決まっているじゃない!こんな事言わせないでよ!」
「っ…だが、ロイはそんな弱い男では…」
「うるさい!!!もう黙って!!いくら貴女でも言っていい事と悪い事があるわよ!!!!」
そうか、エウルアに…エウルアに介錯されたのなら…
だが、私には疑問に思えて仕方がない。
ロイが。あの生き汚いロイが抵抗もせず介錯されるものか。事あるごとに「僕は死なないし、仮に死んでもその内戻ってくるさ」と豪語したアイツの事を。
私は信じている。
◆◆◆◆◆
(ロイ視点)
あっるぇ〜〜〜????
なんかジンさん立ち直ってない?
え?僕そんなに軽い存在だった?
おかしい…弟子で後輩で部下とか…いや、あんま強くないな…
いや待て。ジンさんは僕の全力の強さを知ってる。つまり死んでないと確信されているのでは?
ま、まぁ…師匠ならそんなもんか…
でもなぁ…腑に落ちないというかなんというか。
ま!いいでしょう!ほかの人はきっと凄い曇ってくれるはず!
にしてもエウルアの悲痛な叫び、くひひ、堪らないねぇ…!
クズ主人公!本当にタヒねばいいと思います。
評価、感想よろしくお願いします!
オリキャラ追加しても良いですか?
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いいよ!幸せにするならね!
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いいよ!曇らせるならね!
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ダメだよ!今のままがいいな!
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ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!