オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】 作:D.D.D_Official
ご了承ください
原神転生は突然に
「突然じゃが、お主は死んでしまった。ワタシ好みの魂だったのでの。つい出来心で連れてきてしもうた」
突然、目の前のどえらい美人さんからそんな事を言われる。どう言う事だろうか。
それにしても、完璧を示すかのような黄金の瞳、その潤いは決して途絶える事は無いだろう黄金色の髪。そしてその瑞々しい肢体を惜しげもなく飾った絹よりも上等な服。
間違いなく、僕が今まで見た中で一番美しいモノだろう。
「ガハハ!そんなに褒めるで無いわ、たわけ!まぁ、その賞賛は素直に受け取っておくとしよう」
あ、僕の心が読めるんですね。恥ずかしいなぁ。
「そんなに恥ずかしがるで無い。全く…日本人というのはこうも奥ゆかしいものか」
…で、僕が死んだってどう言う意味ですか?確か、さっきまで部屋で原神を遊んでいたんですけど。
「うむ、それがの?ワタシが気紛れに下界を覗いてみたら、お主という極上の魂を発見したのじゃ。故にこの場所…神界へと連れ去った。その際、肉体は消し炭になってしもうたが、まぁ良いじゃろう。お主、どうせ後三ヶ月で死ぬ予定じゃったし」
えっ!?僕、あのままだと死んでたんですか!?
「そうじゃ。むしろお主は幸運と言えるじゃろうな。死んで輪廻に魂を分解されるよりかはワタシのモノになった方が良いじゃろう?」
うーん、そう言われてもな…僕、まだ原神楽しみたかったしなぁ。困った…
「そこでじゃ!お主、『異世界転生』は知っておるかの?流行っとるじゃろ?アレ」
確かに、知ってますけど…まさか?
「うむ!お主を異世界に転生させてやろうと思うての!まぁ、若くして死んだ奴はみんな大抵異世界転生させておるのじゃが…」
良いんですかっ!?それで、僕はどんな世界に行くんですか!?もしかして、原神の世界!?
「お主が望むのなら、そうしてやろう!して、お主を異世界に転生させるにあたり決まり事がある」
決まり事…?それは?
「それは、ワタシからチートを授かる事じゃ!これまでに何人も転生させてきたが、皆それを望むのでな。この際ルールにしてしまおう!と言うわけじゃ。理解したかの?」
はい!理解しました!それで、僕にはどんなチートを授けて下さるんですか?
「まぁ待て、そう焦るで無いわ。今から授けるからの。此度のお主のチート能力は…これじゃ!」
神様(なんか偉そうだしチートをくれるから多分神様なんだろう)から貰ったのは三つのチート。
【水王顕現】【分身】【胡蝶幻影】だ。
それぞれ説明すると、
【水王顕現】は水元素の扱いがとても上手くなるモノだ。水の膜を操って光の屈折も出来るらしい。
【分身】は文字通りだ。自分の分身をばら撒いて偵察などをこなせる。
【胡蝶幻影】は何をも欺く幻影を見せるモノだ。一度発動するのを見た者は幻影に囚われることになる。鏡花水月みたいだね?
「さあ!お主の旅立ちの時だ!おっと、その前にお主に名前をやろう。これからは『マギア』と名乗るが良いぞ!上の名前は自分でつける事じゃな!」
はい!ありがとうございます、神様!
そうして僕は、原神の世界へと旅立った!
◆◆◆◆◆◆
「フフフ…お前の輝きを魅せてくれよ?ワタシの可愛い子よ」
白亜の宮殿に期待を込めた笑い声が木霊する。
世界は今、動き始めた。
◆◆◆◆◆◆
目を見開くと、そこは中華風の街並みだった。
おそらく、ここは璃月だろう。僕の知らない国だったら焦ってたけど璃月なら安心だ。
何せ、さっきまで原神のゲームで探索していたんだから。というかここ、僕が最後に訪れた場所じゃないか?神様はやっぱり親切だったみたいだ。
暫くブラブラ歩いていると、綺麗なお姉さんに声を掛けられた。この声、姿、間違いない。天権凝光だ。
「君、どこから来たの?親御さんは?」
と訊かれた。これは少し困ったなぁ…
「いない。僕に親はこの世界に存在しない」
そう言ったら、凝光は何だか悲しげな顔をしていた。
その瞬間、僕の脳に強烈な刺激が焼き付いた。
そうだった。僕は、曇らせが大好きだった。どうして忘れていたのだろう。前世であんなに二次創作を読み漁ったじゃないか。
僕の好きな世界に好きなキャラ…是非曇らせたい!と言う事で、その準備をする事にした。
何も、今すぐ曇らせる必要は無いだろう。
築いてきた幸せが崩れ去る瞬間の顔が見たいのであって、何でも良いって訳じゃない。
それに、人間一度満たされたら次を求めたくなるモノだ。だから、最高級のを一度ドカンとやろう。
「君、名前は何て言うの?もしかしたら貴方の親を知っているかもしれないわ」
「……マギア。僕は、ロイ・マギアです」
僕は神様から貰った名前と、原神のプレイヤーネームである『ROY』を合わせた名前を名乗った。ロイ。ロイ・マギア。今日からコレが僕の名前だ。
「マギア……いや、まさかね。そんな事ある筈は無いわ…でも、万が一の事があれば…」
凝光が何かブツブツ言っているが、どうしたのだろうか?僕のマギアという名前に聞き覚えがあるのだろうか。
「…よし!決めたわ。貴方、私のモノになりなさい。さ、群玉閣へ行くわよ。ついてきなさい」
そうして、僕は凝光に連れて行かれた。
群玉閣に着き、僕は色んなことを訊かれた。
出自や生み出してくれたヒトの事。
「凝光さん…僕、どうしたらいいんでしょうか?」
取り敢えず聞いてみる。すると、凝光は何か思い付いた様に「修行は好きか?」と聞いて来たので、「嫌いでは無い」と答えると嬉々として僕を仙人の弟子にすると言って来た。
おい待て、仙人の修行ってクソ辛いんじゃねえのか?
下手すりゃあ僕、死にかねないぞ…
こうして、僕のテイワット人生がスタートした。
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