オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】 作:D.D.D_Official
(モナ視点)
ドンドンドン!
私の家のドアを叩く音がする。
どうせロイが死んだとかの話でしょう…何を勘違いしているのやら。ロイはまだ死んではいません。なぜなら私の水占の盤は「ロイが死んでいない」と伝えてくるからです。
ですが…これを皆に伝えて良いものか…
実はですね、数日前にロイ自身から話をされていたんですよ。
「モナ、近日中に僕は姿を消すだろう。皆には死んだと勘違いされるかもしれない…でも、そのままにしておいて欲しい。誰にも言えない極秘の使命…僕自身のルーツとなる事をしなくちゃいけないんだ。だから頼む、僕の秘密を共有してくれないか?」
そんな事を言われたら…というより。
たくさんのご飯代を渡されたら聞かない訳にはいきませんね。
全く、趣味が悪いというか何というか…
まぁ、そんな所も含めて気に入っているんですけどね。
ドンドンドンドンドン!!!
いい加減開けてあげましょうね…
「モナ!居ないのか!重要な話が…」
「はい。居ますとも。どうせアレでしょう?ロイが死んだとかいう」
ビンゴ。目の前のベネットはやはりロイの訃報を知らせに来たようです。
「な、なんで…そうか、モナは…占星術師か…」
「ええ!私は偉大なる占星術師モナですとも!」
そういうと、何故かベネットの顔が曇って
「モナ…お前、もしかして"視えてた"のか…?」
「へ?」
「お前…ロイが死ぬのを知っていたのか…?」
何を今更。数日前には知っていましたよ。
それも本人から「そういうこと」にしてって頼まれましたしね。
「えぇ、勿論知っていましたよ。何故なら…」
「ッ!モナお前っ!」
急にベネットが凄い剣幕で襲いかかって来ました…
えぇ…家財道具を壊されると困るのですが。
「やめてください、ベネット。何を勘違い…いえ、そういえばそういう約束でした」
「約束…?何の話だ!」
「貴方には関係のない話ですよ。ベネット。それよりも、衛兵が暴動を聞きつけてくる前に逃げては?私の占いだと、あと3分ぐらいで来ると思うのですが」
「〜っ!わかったよ!この薄情者!ロイの死んだ事なんかどうだって良いんだろ!?くそっ!」
そういうとベネットは私の家から出て行ってしまった。
まったく…帰ってきたら説教ですよ…ロイ。
◆◆◆◆
(ロイ視点)
ヒェッ…モナモナこっち見てね…?
気のせいか?気のせいだよな!?
うーん、喧嘩はしてはいけないと言ったんだがなぁ…
これをエウルアが見たら…くくっ…
面白い事になりそうだ。
さて。観察を続けようか?
◆◆◆◆
(ベネット視点)
「くそっ!くそっ!くそぉっ!」
俺は恨み言を吐きながら街を駆ける。
「みんなっ…人の心は無いのかよっ!」
そうだ。モナ"も"そうだった。
フィッシュルにロイの訃報を伝えた時、フィッシュルは静かに「そう…」と言ったきりだ。
リサさんも同じような反応だった。
キャサリンさんに限っては、いつも通りの文言しか言わないときた。
「くそっ…くそっ!」
憤る事しか出来ない自分に嫌気が差す。
ロイの最期の言葉が頭の中で反響する。
『喧嘩してはいけませんよ』
そう、言われたのに。
俺はただ、激情をぶつけるしか出来ない。
「yaaaa!」
気がついたら、俺はモンド城の外にいたみたいだ。
ヒルチャールに囲まれている。
だが、俺の心の内に湧いてくるのはピンチや不運による焦りではなく。
純然たる 魔物どもへの 怒りだった。
「来いよ…バケモノ…全員、ぶっ殺してやる!」
岐路は定まった。
あとはそれに従うだけだ。
◆◆◆◆◆
(ロイ視点)
うわぁ…やべぇよ…ベネットが覚醒しちまった…
あの心優しい少年がやさぐれた青年になってしまった…
絶対僕のせいなんだけど、変わってほしく無かったなぁ…
「ゔぉおおおおっ!死ねっ!死ねっ!」
ほら。こんな事言う人じゃなかったのに…
これは…僕が生き返る日も近いか…?
「ベネット!何をしているの!?やめて!宝盗団だって生きてるのよ!」
お?アンバー!炎元素の君なら止めてくれると信じていたよ!
「アンバーか…邪魔をするな。俺は…仇をとらなきないけないんだ。ロイを殺した魔物どもを皆殺しにして!」
おぉ〜。そこまで思ってくれてるなんてね。
僕感激。
「ベネット!違うよ!それは!!!ヒルチャールやスライムならともかく、宝盗団やファデュイを殺すのは違うよ!それに、それをロイは望むの!?」
「ッ!?」
めっちゃ悲痛な顔してるよベネットォ…(ネットリ)
「だ、だが…」
「ロイは、復讐なんて望む人じゃ無い!それに、ロイは貴方になんて言ったの!?『喧嘩をするな』って言ったんでしょ!?聞けば貴方、モナの家で暴れたらしいじゃない!そんな事をロイが望むのぉっ!?もう…なんなの…わかんない!わかんないよぉっ!」
うひょ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!
たまらん!普段は快活な子の顔が歪む様はもう…堪らん!
思わずスタンディングオベーションする所だった!
危ない危ない。
「…すまない。俺が…悪かった。反省する…ッ!?アンバー!」
お?おお、後ろに宝盗団の生き残りが。クロスボウを撃ってきたみたいだな。
「痛っ!?」
「アンバーッ!貴様ァァァァ!!!!!」
あーあ。せっかく綺麗に終わりそうだったのに…
本当にベネットは『運が悪い』なぁ…?キヒッ…
「なっ!ぐわぁぁぁっ!」
「死ね!死ね!この!外道!」
うっわ、死体切りしてるよ…まぁ仕方ないわな。目の前で人が死ぬのなんて何回も見たくは無いだろうからな。
まぁアンバーは死なないんですけど。
因みにアンバーは顔面蒼白にして惨劇を見てる。
これだけでご飯たくさん食べれるわ!パクパクですわ!
短かったのでたくさん付け足しました。
原神ファンの皆様、楽しんでね
評価、感想よろしくお願いします!
オリキャラ追加しても良いですか?
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いいよ!幸せにするならね!
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いいよ!曇らせるならね!
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ダメだよ!今のままがいいな!
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ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!