オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】 作:D.D.D_Official
ソイツは一目見た時から気持ち悪い奴だった。
普段は聖人のような笑顔のくせに、元素はその逆で周りを嘲笑っていた。
オイラは旅人や皆がソイツに笑って接するのが嫌だった。だから、一度ソイツに話してみたんだ。
「頼むからもう旅人や皆には関わらないでくれ」
ってな。そしたらソイツは口をニィと歪ませて
「なんだ……気づいていたのか。邪魔な能力だ、排除しよう」
そう言ってオイラに剣を叩きつけようとしてきた。
だからオイラは必死で逃げた。
そうして旅人へソイツの危険性を説いた。
だけどそれは逆効果で、
「パイモンが勘違いしてるだけだよ。ロイはそんな事しないよ」
と言って全く取り合ってくれない。
ムキになったオイラは旅人と口論を重ねていると、アイツは狙い覚ましたかのようにやってきたんだ。
そして「蛍、パイモン。どうかしたのかな?そんなに喧嘩をしないで。喧嘩は何も産まないよ」と言ってきやがった。
オイラは焦った。アイツがニヤニヤしながらオイラに近づいてきた。殺される。そう思ってギュッと目を瞑った。そしたらアイツはオイラの頭を撫でて
「何を怖がっているのかな?安心して、僕は何もしないよ」
と言い、その後小声で「今はね」と付け足した。
その時から、オイラはアイツがいる時は隠れることにした。
恐ろしかった。怖かったんだ。
そしてある日、ソイツは死んだ。
死んだと言うが、そんな事は無い。
皆の中で死んだだけで本当は生きている。
オイラには視えている。奴が元素で巧妙に隠れているのを。音すら消して、影も形も消してオイラ達のすぐ近くにずっといる。
オイラはこの時から、食事の量が減った。
当然だろう。オイラもいつ殺されるかわからない状態でご飯なんか喉を通らない。日に日に元気が無くなっていくオイラを旅人は心配してくれたが、それも気休めにしかならなかった。
常にこっちを見ている気配。そして旅人が不安そうな顔になるとその気配が嘲笑うんだ。
オイラはこの秘密を…アイツが生きている事を旅人に伝えてやりたい。だがそれはアイツの気配が完全に消えてからだ。
待ってろよ、旅人。オイラが必ずお前の心を救ってみせる。
◆◆◆◆◆
(当時のロイ視点)
きょうも面白い事無いかなぁ〜!
おっ、あれは旅人とパイモンじゃないか!早速絡みに行ってやるぜ!
原作主人公と絡むのは転生者の特権って奴だ。すまんな。
…ん?パイモンなんか僕の事怪訝な目で見てないか?
いやいやまさかな…心が読めるなんてそんな馬鹿な…
いや読めるっぽいな。少し僕が心の中でニチャつくとパイモンが隠れる。
ふむ…これは釘を刺しておく必要がありそうだね。
さて…いつ脅すか…と考えていたその時!鴨がネギ背負ってきてやってきた!…もとい、パイモンが単身でやってきた!
へ?何々?「もうこれ以上旅人や皆に関わらないでくれ」だって?
なぁんだ。やっぱり
バ レ て た の か
パイモンの能力は邪魔だな。ふーむ、パイモンって原神のストーリー上重要だったか…?
いや、僕が覚えてる限りだとそこまで重要なポジションにはいなかったな。
それなら精々怪我をさせて脅してやろう。…と思って剣を振ったのは良いんだけど、逃げられちゃったみたいだな。
一応追いかけるか。ゆっくり歩いてね。
さて、パイモンに追いついた訳だが…何コレ?なんで口論してんの?
あー、あれか。僕を信じる蛍と僕を危険視するパイモンの間で意見の相違が起きてるんだな。キヒッ!良い事思いついた。パイモンはもう僕という恐怖に逆らえないみたいだし…言葉だけで十分脅せるだろう!
まずは自然に会ったみたいに装って
「蛍、パイモン。どうしたのかな?そんなに喧嘩をしないで。喧嘩は何も産まないよ」
そういうと蛍は「あ、ロイ!」と言ってニコニコする。
パイモンは…うん。隠れてるね。予想通りだ。
さて、こっからパイモンを脅していこう。
「何を怖がっているのかな?僕は何もしないよ……今はね」
パイモンの顔が引き攣った。ヒヒッ!成功だ。
これでパイモンは僕の本性をバラさないだろう。
一応念のために僕の"目"をつけておこう。
うん!完璧だな!
これで邪魔者はいない。さ、いずれ来たる曇らせの為に邁進するぞ!
今回の話を要約すると、
ロイ「なんかパイモンに僕の本性バレてね?釘刺しとくか」
パイモン「ヒェッ…言ったら殺される奴だコレ…」
ロイ(死亡)
パイモン「ほっ」
ロイ(実は生きてた)「ニヤニヤ」
パイモン「ヒェッ…誰にも言えないなコレは…」
って、感じです。
パイモンちゃんはかわいいですね
オリキャラ追加しても良いですか?
-
いいよ!幸せにするならね!
-
いいよ!曇らせるならね!
-
ダメだよ!今のままがいいな!
-
ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!