オリ主が死んで周りが曇る話【新章開幕】   作:D.D.D_Official

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原神ファンの皆様ごめんなさい


往生堂堂主は見抜けない/大ガバ

 

「胡桃!胡桃はいる!?」

 

突然往生堂に押し入ってきた客は香菱。

うーん、今日は香菱が来る予定なんか無いんだけどなぁ…?

 

「何かな?香菱。私に何か用?」

 

「う、うん!あのね、ベネットから聞いたんだけど…ロイが、死んじゃったの…ねぇ、胡桃…ロイの魂は何を求めてるのかな…?」

 

不思議な事を言うものだ。でも、璃月は契約の国。相応しい対価と引き換えにロイさんの魂とやらを探してみるのも一興だろう。

 

「それで?香菱。それをするにしたって、対価が無いと始まらないよ…仮に本当にロイさんが死んでいたとして、香菱は葬式依頼でも出すの?それならお任せあれ!七十七代目堂主のこの私に任せて!」

 

「〜っ!胡桃っ!ロイが死んじゃったんだよ!?あんなに優しかったロイが!何も思わないの!?なんでそんなに平然としていられるの!?」

 

と、言われても…彼とはビジネスライクな関係なのでね。

 

まぁ、思う所はなきにしもあらずなんだけど。

 

「私だって少しは思う所はあるけど…でも、仕事に私情を混ぜるのは良くないって、香菱。お代は後で貰うし、報酬は要相談だけど取り敢えず無妄の丘に行って本当に死んでるか確かめてみよう!」

 

「あ、ありがと…胡桃…ごめん、アタシが取り乱してた。悪かったよ…」

 

「良いんだってそんな事!ささ、行こ?…あ、鐘離先生も来る?」

 

奥の部屋から「あぁ、付き合わせてもらおう」という声が聞こえたのを革切りに、いざ!出発!

 

◆◆◆◆◆

 

(ロイ視点)

 

う〜〜ん…胡桃はすこし微妙な反応だな。

 

まぁ仕方ないか…?鍾離先生は兎も角、胡桃とはビジネスをしたぐらいだもんなぁ…

 

それに霊魂を感知できる胡桃だからこそ思う所はあるにせよ別段悲しむことでもないのか。

 

さて、と。これかは僕は無妄の丘に先回りしなきゃいけないな。急いで僕の魂を投影しておかないと…

 

◆◆◆◆◆

 

(鍾離視点)

 

もう直ぐ無妄の丘に着くといった所で、香菱が俺達に詳しい事情を説明してくれた。

 

何でも、旅人を庇い大怪我を負った挙句仲間に介錯されたらしい。

 

ふむ…あのロイが誰かを庇って攻撃を受けた程度で怪我を負うタマか?いや。そうでは無いだろう。きっと何かしらの思惑があるに違いない…そう信じたい。

 

「もうすぐ着くよーっ!魔物とか居るかもしれないから一応警戒しててねーっ!」

 

「ああ」

 

無妄の丘に着くと、いつも通りの無妄の丘があった。

…いや、何かある方が拙いのだが。

 

すると突然胡桃が「うわわわっ!?ほ、ホントだったんだ!?」と叫んだ。

 

む。あれはロイ…?いや、彼の魂そのものだろう。

だが本当にそうか…?いいや。俺も耄碌したものだ。彼の魂の色を疑うなど。今まで散々見てきたじゃないか。

 

だが、拙いことになったな。

 

何が拙いかと言うと、ロイ程の強者の魂が散らないで野放しになっている事がだ。通常、魔神クラスの強さの魂を持つものが死んだ場合、膨大なエネルギーを発して消滅するか怨霊となって世界に毒を撒き散らすかの二択だ。

 

この場合、ロイの魂がこの場にいる…即ち、ロイが怨霊化しているという事でもある。

 

胡堂主もそれに気づいたのか顔を青褪めさせている。

 

今すぐにロイの魂魄を破壊しなければ、彼の魂は永久に穢される事になるだろう。早急に祓わねば。

 

「胡堂主。わかっているな?やるぞ」

 

「あ、はい!鍾離先生!」

 

「ええっ!?何してるの二人とも!?ロイの魂を攻撃するつもりじゃないよね!?」

 

「説明は後だ!奴を祓うぞ!」

 

「りょーかい!セリャアーッ!」

 

俺と胡堂主でロイの魂を攻撃していく。

 

だが全く手応えがない。通常攻撃では効果は無いか。

 

では…

 

「天道万象ッ!」「燎原の蝶ッ!」

 

同時に元素爆発を発生させ消し飛ばす!!!

 

「やったか…!?」

 

思わず声に出してしまったが、これはロイ曰く『フラグ』なんだそうだ。もう死んでしまった事が悔やまれる。

 

見ると、ロイの霊魂は存在感ごと跡形もなく消え去っていた。

 

「フゥ!これで、お仕事完了!…あ"!しまった!弔うの忘れる所だった!」

 

そう言って胡堂主は簡易礼拝祭壇を取り出し経を唱える。

 

「な、なんで…こんな酷いこと、消滅させなくても良かったじゃない!なんでっ!」

 

「説明しよう。香菱、人が死んだ後、魂はどうなると思う?」

 

「…え?うーん、輪廻に還る…とか?」

 

「違う。魂は散らばり、また新たな魂を再構成する要素となる。では次だ…魔神が死んだ時、魂はどうなる?」

 

「わかんないよ…爆発する…とか?」

 

「そうだ。それともう一つある。爆発しなかった場合、その魂は怨霊となって世界に毒を撒き散らす事になる。今回のロイの件を鑑みるに、ロイは死ぬ直前に強い怨念を遺して逝ったに違いはないだろう。寧ろ、ロイの魂がこれ以上穢されなくて良かっただろう」

 

「そう…なの?なら、良いんだけど…うん、二人とも…ロイを弔ってくれて有難う。お代はキチンと払うよ」

 

「毎度あり〜!さっ!こーんな辛気臭い場所に居ないで帰りましょー!」

 

全く…胡堂主は元気が良いな。

 

さらばだ、友よ。お前の魂の散らばった子も俺は守ろう。

 

 

◆◆◆◆◆

 

(ロイ視点)

 

「天道万象ッ!」「燎原の蝶ッ!」

 

やばいッ!こうなりゃヤケだ!【水面之月】ッ!僕の存在ごと隠せッ!

 

 

ズドオオオオオン……

 

 

…やばかった。危うく直撃してバレる所だった。

 

とっさに【水面之月】で僕の存在ごと世界から隠さなかったらヤバかった。

 

ま、この状態でも外の様子はわかるから、話は聞いておこう…

 

ほうほう、怨霊が。ふむふむ、魔神級とな。

 

 

は?

 

まって 僕 魔神級 だったの?

 

そら「死なない」言われますわ。

 

つまり…僕の偽物にダメージを与えた遺跡ハンターが激ヤバな評価になってる…って事!?

 

ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁやべえええええええ!!!!!

 

ガバったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

 

せめて渦の魔神ぐらいにしておけばぁぁぁぁ!!

 

 

くそう。こうなりゃ仕方ない!バレるまで続けるぞ!

 

僕は曇らせを堪能するまで逃げはしない!

 

 

…一応稲妻に逃げる支度しておくか。




はい。ガバりました。

現状ロイの強さは魔神戦争を余裕で生き残れるぐらいには強いです。

そら(警戒される)そうよ。

今後の予定は璃月編終わったら稲妻逃亡編を描きたいなと思ってます

オリキャラ追加しても良いですか?

  • いいよ!幸せにするならね!
  • いいよ!曇らせるならね!
  • ダメだよ!今のままがいいな!
  • ダメだよ!すぐ死ぬならいいよ!
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