Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

101 / 124
 タイトルオチ。
 実は昨日就職面接で、今日通知が来る予定です。
 マジでドキがムネムネです。
 内定決まったら、文化祭、それが終わっても自動車学校に通ったりして、時間は取りづらいと思うので、更新ペースはたぶんこのままです。


87話「AIBOOOOOO!!」

 「―――それでですね、お代はいらないので素材を持ってきてほしいんです」

 

 ということで俺は今BP近づいている。

 まあ近づいてるといっても、他三人はリソース症候群になると思うから立ち入り禁止区域の近くまでだ。

 素材をとりにギガンティックを狩る……。

 某狩りゲーみたいな感じだな。

 狙いは〈不屈の鋼スティールレオパルド〉と〈聡明な銀シルバーフォックス〉だ。

 俺が作ってもらうのは無難にナイフだ。

 竹刀は振ってるけど、まだまだ真剣を振るには早いからな。

 刀や剣を使うようになってもナイフなら使わなくなることはないだろうしな。

 

 「ほら、さっさと行くわよ!」

 「姫、急かすなよ」

 

 今ので分かると思うが、四人で行ってる。

 他の三人も素材が欲しいんだとか。

 アリスはアルミラージの戦いぶりを見たいようで、さっきからそわそわしている。

 

 「そろそろいいかな。

  ここら辺に車止めて、歩いていこう」

 「分かったわ。

  兎月(うづき)の実力を見せてあげるわ!」

 

 車から飛び出したアリスはカードデバイスを片手にそんなことを言う。

 

 「アリス、うづきってアルミラージの名前?」

 「そうよ。

  兎って字にお月さまの月。

  今日は満月だからね」

 

 なるほど、出会った日のことを名前にしたのか。

 日はまだ落ちていないが、もうすぐ日も落ちるだろう。

 梅雨も明け日が長くなったといってBPの近くにいつまでもいたら夜襲が怖い。

 さっさと帰った方がいい。

 

 「さあ行くわよ!」

 

 アリスはいつも元気だな。

 

 

 「しゅう、このさきになんかいる!」

 

 俺の頭にぴとー、とくっつくクー子が森を指さしながら言う。

 いつも月下香だしてると思ったら大間違いだからな?

 ちゃんとクー子も使ってるから。

 

 「私が行くわ!」

 「あ、姫!

 

 アリスを追って基樹も森に入っていった。

 

 「しゃーない、俺達も行くか」

 「しょーがなーい!」

 

 クー子は楽しそうに笑いながら俺の髪を弄る。

 

 

 森を進むとアリスがアクティベートするところだった。

 敵は……〈鏡の国の魔獣ジャバウォック〉だな。

 体の真ん中に赤いラインの入った白い蛇だ。

 実際見るとでかいな。

 

 「アクティベート! 兎月!」

 

 アリスは兎月をアクティベートした。

 しかし、兎月はこちらを襲ってきた。

 

 「って、ええ!」

 「あぶねぇなぁ……テクネチウム、アクティベート!」

 「兎月よ、我々は敵では……ぐふぅ!」

 「AIBOOOOOOO!!」

 

 いつもの。

 案の定というか何というか、テクさんはアクティベートされると同時に攻撃されブロック片になった。

 攻撃してきたのはアルミラージの卯月。

 どうやらまだ懐いてない様子。

 

 「兎月こっちよ!」

 「キシャァァ……」

 

 アリスが主だと認めているのか知らないが、蜷局を巻くジャバウォックの方に突進する卯月。

 

 「キシャアアアアア!」

 「……あれ、これヤバいんじゃね?」

 

 ジャバウォックに突進し、勢いよく跳ねた卯月はそのまま大きな口に入り……。

 パクリッ。

 

 「きゃあああ!

  私の卯月がああああ!」

 

 見事に口に収まった卯月。

 アリスが悲痛な声を上げる。

 

 「あんの蛇め!

  よくも私の卯月を……。

  こうなったら私が……!」

 「姫、待てって。

  まだ丸飲みされただけだ。

  集やってくれ!」

 「あいよ。

  イグニッション、スコル」

 「ん、わいがやるんか」

 「まあ、毎回月下香ばかりに頼ってると絵的によろしくないというか……」

 「何をいっとるんや……。

  まあこんな蛇、一分で仕留めたるわ」

 

 そう言うや否や、ジャバウォックに駆けて行くスコル。

 戦闘モードだから大きいな。

 これならそう簡単に負けないだろう。

 九州に来てからも訓練は欠かさないし、この戦いは案外余裕かもしれない。

 

 「キシャ……シャァァァ……」

 「なんやこれで終いか。

  他愛無いのう」

 

 とか考えてるうちに終わったみたいだな。

 

 「ねえ、私の卯月は!?」

 「平気だと思うで。

  ほら」

 

 スコルが伸びたジャバウォックの腹を踏むと、口の中から卯月が出てきた。

 消化されかけたのか、毛が少し剥げてる。

 

 「アリス、早いとこキャプチャーして回復させてやれ」

 「うん! 戻って卯月」

 

 無事生還した卯月。

 アリスはカードデバイスにすりすりと頬をこすりつけてる。

 その目にはキラキラを光るものが。

 

 「そんじゃこの蛇どうする?

  誰かほしいか?」

 「すんっ。

  私がもらうわ。

  兎月を食べたのは許しがたいけど、かわいいから許すわ」

 

 えっ、かわいい……?

 

 「え、あーうん、分かった。

  でもカードデバイス余りあるの?」

 「ないから頂戴。

  余ってるんでしょ?」

 「うーん、まあいいけどさ。

  ほらよ」

 

 俺のカードデバイスを使ってでも欲しいか。

 この蛇がかわいい……理解できんな。

 使ってないやつあるからいいけどさ。

 

 「ありがとう。

  キャプチャー」

 

 スコルとの戦闘のおかげか、抵抗することなくキャプチャーされるジャバウォック。

 

 「ふん、こき使ってやるんだから」

 

 とか言いつつもちょっと嬉しそうなアリス。

 こういうやつって嘘付けないよな。

 

 「しゅー、あっちからぜくすのけはいがするよー」

 「ん、わかった」

 

 さあさあ、狩りを始めますか!

 




 あー、最近ゼクスできてねーなぁ…ま、就職先決まれば思う存分できるのでそれまで頑張りますが。
 次はたぶん19日になると思います。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。