さらに思ったより文化祭の仕事が少ない!
なのでもうしばらくしたら時間が取れるので、10月の中旬には毎日投稿できるかもしれません!
これからも宜しくお願いします!
「はあ~、まだ終わらんのかい」
「しゃーねーだろ、見つからないんだから」
俺はスコルの背中に乗り、BP周辺を探索していた。
三人はすでに帰った。
三人の必要とする素材はそろったので俺だけ残った。
俺が終わるまでいるって言ってたけど、そうするとBPに近づけないので断った。
実はシルバーフォックスの素材はすでに剥ぎってきたんだが、スティールレオパルドが見つからず、素材は重いため置いてきた。
帰りにまとめて持って帰ればいいだろう。
「なあ、クー子はんは寝とるのに、なんでわいだけ起きてなあかんの?」
「だってクー子眠いっていうんだもん、しょうがないじゃん。
それに『スコル』って神話じゃ月を飲み込むんだろ?
夜行性な感じするじゃん」
「いや、わい関西人やから。
神話とか知らんから。
実際精神体やから起きてられへんこともないんやけど、飯食って寝るっちゅうんは習慣やから心が眠いんよ」
「いや、それこそ俺知らねぇから。
お前は俺の下、わかってる?」
「わいは姉さんに負けただけやから。
お前には負けとらへんから」
俺達は雑談しながら空を駆ける。
ああ、月が綺麗だ。
今日は満月だしな。
「お、いたで」
「どれどれ……マジだ。
でも五体もいるじゃん。
うわー、やりたくねぇ」
「しゃーないやろ。
姉さんとわいで分断して各個撃破してけば問題ない。
行くで」
急降下し手近な一体に攻撃を入れるスコル。
俺はしがみついてればいいだけなので楽だ。
「イグニッションオーバードライブ! 月下香!」
「やっと出番かい……今日はいい月が出てるねぇ……」
月下香は月を見上げ微笑むと、スティールレオパルドに向かって駆けだした。
「ほらスコル、月下香に負けんな」
「姉さんは強すぎるんや……」
ブツブツ言いながらも着々と撃破していくスコル。
こいつ自分のこと天才とか言ってたけど、あながち間違いじゃないのかもしれない。
肉体のオーラ化もできるし、飲み込みも早い。
スコルだけでスティールレオパルドを倒せているのが何よりの証拠だ。
自信過剰なとこが玉に瑕だが、実際実力あるし、プラマイゼロむしろマーイ……じゃなかった、むしろプラス評価してもいいんじゃないかな。
…
……
……………
「余裕やな」
「そうだな。
それにこれだけ集まれば十分だろ」
スコルも月下香も夜になると調子が上がるのか、余裕で勝てた。
スティールレオパルドも五体分の素材集まったし十分すぎるほどだ。
「じゃ、素材回収して帰るか」
「待て、何か聞こえへんか?」
「ん? こんな夜に、しかもBPの近くで何が聞こえるって……」
ドドドドドドドドドド……。
「……本当だ、地鳴りが聞こえる」
「こんなとこで地鳴り?」
「いや、あっちを見ろ」
月下香が指さす方を見ると、元は町だったであろうところから何かが猛スピードで砂埃を巻き上げながら近づいてきているのが見えた。
空からは何か点のようなものが近づいてきているように見える。
「なんだあれ……」
「まずいな……スコル、今すぐ逃げ……」
「お前らかああああああああああああああああああ!!!」
「ッ!」
月下香がスコルに跨ろうとしたその時、突然大声が夜空から聞こえた。
点のようなものがだんだん近づいてきて、それは大きな鳥、〈苛烈な鷹目石ホークスアイ〉だと気付いた。
そしてそこには一人の青年が乗っていた。
「お前ら……許さないぞ!」
青年は言うが早いか、ホークスアイに命令し攻撃してきた。
「くっ! 俺たちが何したってんだよ!」
「何をしたかだって……?
決まってんだろ!
お前らは僕の友達を殺したんだ!」
「何を言って……」
「あいつらはそりゃ言う事聞かないしここら辺では暴君だったけど、いい奴らだったんだ!」
何を言ってるかさっぱりわからない。
ただ分かるのは、戦うことになるということだけだ。
「集、リソース寄越せ!
おそらく近づいてきてるのはこいつの仲間だ。
長期戦になったら死ぬぞ!」
「考えたくなかったけど、やっぱりそうだよな……。
しゃーない、リブート!
存分に暴れろッ!」
考えたくはないが、砂埃を起こしつつ迫ってきているのはギガンティックだ。
そして目の前にいる青年にこれだけの数を使役でるるようには見えない。
おそらくこの青年もチート能力者だろう。
ちくしょう!
なんで九州に入った途端こんなやつらばっかり…。
「ラプター!
こいつらをぶちのめせっ!」
「ピィー!」
ラプターと呼ばれたホークスアイがスコルに足でつかもうとする。
「わいはセイクリッドビーストや。
オーラ化なんてお手のもん。
捕まる気はないで」
さすがというべきか、爪はするりとスコルの体をすり抜け、空しく空を掻いた。
「ならっ!」
「集、じっとしてろ!」
ホークスアイの翼から羽が抜け、俺達に降り注いだ。
しかし月下香が俺の前に立ち、七支刀を華麗に振るい羽を叩き落としていく。
「ピィー……」
「大丈夫だ、ラプター。
……ほら、みんな来たよ」
GRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRN!!!!
「な、なあ、これヤバいんとちゃう?」
「は、はは……」
「くっ、まずいな」
地には〈強靭な紅玉髄カーネリアンベア〉や〈短気な硫黄サルファーボア〉。
空には〈空飛ぶ孔雀石マラカイトバット〉や〈駿足の電気石トルマリンホーク〉、そしてホークスアイ。
ここは怪獣大決戦の会場ですかと聞きたくなるような光景が広がっていた。
「許さない……絶対に……!」
サブタイって難しいよね(´・ω・`)
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