Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 最近ガンプラ作るのが面白くて書く時間が……。ゼクスする時間を削ってまでガンプラ作成してる俺…。
 ゼクスも面白いですけど、ガンダムも面白いですよね。ちなみに今作ってるのは「アメイジングエクシア」です。ビルドファイターズ面白かったですよね。小ネタが入ってる感じ、いいです。リスペクトしてるッス、サンライズさん!



89話「闇あるところ光あり、悪あるところ正義あり…」

 「くっ! さすがにこの量は捌ききれないか」

 「あの蝙蝠さっきからうるさいねん。

  戦いに集中できへんやないか!」

 「しゅ~、ね~む~い~」

 「我慢しろ!

  リブート! リブート!」

 

 俺達を囲むようにして現れたギガンティック達は、一斉に襲い掛かってきた。

 スコルに乗り何とか即死は免れたが、いかんせん量が多い。

 たぶんここら辺のギガンティック全部集めてきたんじゃないか?

 ここはBPに近いからリソースは十分にある。

 俺がリブートしやすい分、相手もリソース不足になることもない。

 持久戦は望めないだろうな。

 しっかし、俺が何したってんだ。

 

 「さっきからちょこまかと……。

  力蔵(りきぞう)!」

 「GAOOOOOOOOOOOO!!」

 「スコル避けろ!」

 「なに、オーラ化すれば……グフッ!?」

 「うわっ!」

 

 力蔵と呼ばれた片目が潰れたカーネリアンベアが、俺が乗るスコルに大きな手を振り降ろしてきた。

 鎧は破壊され、俺は振り落されてしまった。

 なんとなくヤバそうな気がして避けるように言ったが、なんでオーラ化したのに攻撃が通ったんだ……?

 

 「カハッ……ッ!」

 「のわっ!」

 「GRRRRRRRRRRR!」

 

 落とされて自分の状況を把握しようとした時、スコルが俺をまた背中に乗せ走りだした。

 

 「すまん、油断した」

 「どうして攻撃が通ったんだ?」

 「ああ、オーラ化している奴を倒すには方法がいくつかあってな、一つがオーラ化できなくなるまで精神力を消耗させればええんや。

 で、二つ目がさっきの大熊みたいな場数を踏んで少なからず精神が鍛えられて肉体が昇華しつつある奴らや。

 目には目を歯には歯を、精神力には精神力をってな。

 簡単な話、強い奴の攻撃はダメージが入るっちゅうこっちゃ。

 まあ完全に精神力が出来上がってるやつ以外、ダメージは少ないけどな」

 「じゃあヤバいじゃん!

  どうすんだよ!」

 「まあ慌てるな。

  リソースの回復に集中せい。

  ここはリソースが豊富やし、わいはリブートなしでダイジョブや。

  悔しいけどわいらには何もできへん。

  攻撃は姉さんに任してわいらは逃げてればええ。

  回復したら姉さんにリソースを渡して退路を作ってもらって、みんなまとめて逃げれば何とかなるやろ」

 「そんなテキトーに言うなよ」

 「それならなにか?

  このピンチをヒーローか何かが助けてくれるっちゅうんか?」

 「いや、そうは言わないけど……」

 「HAHAHAHAHAHA!」

 「「!?」」

 「誰だっ!」

 

 うっ、この声は!

 青年よ、気持ちは分かるが聞いてはいけない。

 

 「闇あるところ光あり、悪あるところ正義あり……。

  天空よりの使者、クリムゾンハート見参」

 

 はい、やっぱり例のあの人でした。

 月に照らされ、赤いメタリックボディが晒される。

 

 「お前はいったい……。

  こいつらの仲間かっ!」

 「ほう、悪の手先にしては鋭いな。俺の名はクリムゾンハート。正義のヒーローだ。ヒーローに身をやつしてから日は浅いが……」

 「……ラプター、やれ」

 「ピィィィ!」

 「まだしゃべってるだろうがっ!」

 「ピ、ピィィ……」

 「ラプター!」

 

 自分に酔っているクリムゾンハートに青年たちが攻撃しようとした瞬間、クリムゾンハートの鉄拳が炸裂しラプターは地に落ちた。

 

 「見えるか、俺の右腕が。この手に刻まれた紋章が」

 「いや、お前スーツ着ててわかr」

 「ところで集とやら」

 「ん? 俺?」

 

 青年の方を向いていた体をこちらに向け俺を呼ぶ。

 スーツのせいで顔が隠れてるせいで、何考えてるかわからん。

 

 「俺はヒーローだが、ただで助けてやるというわけにもいかん」

 「え、なんだよそれ。

  じゃあ金やるからたすk」

 「しかし、俺は友を助けるためならばいくらでも戦える」

 

 ……遠まわしに言ってるけど、これって友達が欲しいってことか?

 

 「別に友が欲しいわけではないが、貴様がどうしても我が友になりたいと言うならば仕方あるまい」

 「いや、いいです」

 「何故だッ!

  あっ、いや……ゴホン。

  我が友になれば……」

 「今のうちに!

  ラプター! 力蔵!」

 「うるさい!」

 

 ピィィィ……。

 GUOOOO……。

 二体の特に大きなギガンティックが、クリムゾンハートに殴り飛ばされ蹲る。

 

 「貴様からは俺と似た力が宿っているようだ」

 「つーことはお前も?」

 「ああ」

 

 そうか、俺のこと助けてくれると思ったら、俺と同じあの神の使徒だったのか。

 なら……いや、自分の黒歴史見てるようで本当は嫌だけどいいんじゃないかな。

 

 「そうか……。

  クリムゾンハート、今日からお前は俺の友達だ!」

 「あ、ああ!

  ……友達……ふふ、やっと分かり合えそうなのが……」

 「何か言ったか?」

 「いや、なんでもない。

  中二病患者(どうし)よ、よろしく頼む!」

 「あ、ああ。

  よろしくな」

 

 なにか決定的に間違ってるような気がするけど気のせいだろ。

 

 「くそっ、よくもラプターと力蔵を……!

  ナゴ、行って来い!」

 「ブルルルル……!」

 

 〈短気な硫黄サルファーボア〉が俺とクリムゾンハート目がけて爆走してくる。

 

 「友よ!

  何やら黄色い猪が突進してくるぞ。

  俺はギガンティックをやる。

  そちらは青年を頼む」

 「ああ、任せとけ。

  行くぞスコル!」

 「分かってる。

  次はヘマせいへん。

  速攻かたすぞ!」

 




 次回は23日です。
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