Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 遅れて申し訳ありません
 最近リアルの方で忙しいとかゆうのもあるんですけど、なんだか今年卒業だと思うと名残惜しくて、リアルを楽しんでました
 本当に申し訳ない
 まだ書きたいことあったりするけど、これ以上他のキャラについて詳しく描くと主要メンバーが影うすになるので、これくらいにして登場人物紹介して、ヒロイックサーガー(以降ヒロサガ)をやりたいと思います


閑話「真希の過去とか」

 

 最後に笑ったのはいつだったか……。

 確か、あの日のあの直前までは笑っていた気がする。

 

 小学五年生の夏休み、お父さんとお母さんとあたしで家族水入らず、海に遊びに行った。

 毎年行ってる道を、いつも通り、みんなで楽しくしゃべって海で遊んで、そしてまたいつも通りの日常が訪れるはずだったのに……。

 

 見渡しのいい交差点、横から信号を無視したトラックが突っ込んできた。

 あたし達の乗る車を巻き込んで横転。

 そして車は炎上。

 あたし達だけでなく、他にも何台か巻き込んでいたせいで周りはパニック。

 ドアがうまく開かず、炎に焼かれた。

 両親もあたしをかばうように炎に焼かれた。

 結局あたしが助けられたのは、重度の火傷を負い、両親が亡くなった後だった。

 今思うと、何故あの時死ねなかったのかと思う。

 

 なんとか一命を取り留めたものの、両親はなく、親戚もよそよそしかった。

 理由は病院のベットで気づいた。

 左腕の肘から先がない(・・・・・・・・・・)

 おまけに左半身に大きな火傷。

 事故の生々しい傷跡がそこにはあった。

 

 その後はあっという間に過ぎていったと思う。

 両親の葬式があって、思いっきり泣いて、あたしを誰が引き取るかという話し合いがあった。

 始めはやわらかく発言してた親戚も、そのうち大声で主張し始めた。

 もちろん引き取りたくないということをだ。

 もちろんその話し合いには参加しなかったけど、違う部屋にいても聞こえてくる。

 結局自分から断ってしまった。

 

 自殺しようか迷ったけど、あたしだけ生き残ったのも何か意味があったんだと、両親が亡くなったのは無意味じゃないと証明したくて小学校は何とか卒業した。

 けれどそれも限界だった。

 周りの人間は皆憐れんだ目で見てきた。

 もう生きててもしょうがないと思った私は中学三年の夏、首を吊って自殺した。

 

 

 

 気が付くと私は薄暗い空間にいた。

 そこには何もなくどこまで続いているのかもわからない。

 しかしそんな場所に、綺麗な、それでいてどこか不気味な女性に声をかけられた。

 

 話を聞くと、ある世界同士が争う世界に行き、自分の世界を救ってほしいのだという。

 そして、嬉しいことに仕事をやり遂げた暁には、両親を蘇らせてくれることを約束してくれた。

 怪しいとは思ったが、あたしにはなくなるものは何もない。

 そして何より、こんな自分を必要としてくれることがうれしくて、一つ返事で引き受けた。

 

 仕事をするにあたって能力をもらった。

 一つは世界間での争いにもついてゆけるようにと、再生力と身体能力の上がるもの。

 お父さんが生きてた頃は、よくプロレスやボクシングを見ていたから、この能力は使いやすかった。

 もう一つは事件がなかったらあったであろう火傷のない健康な体。

 これは実体はあっても幻影のようなものになるらしい。

 でもすべてをやり遂げたらちゃんとしたものをくれるらしい。

 

 仕事は主に情報収集と破壊工作。

 能力を持ってすれば見様見真似のボクシングでも成し遂げることができた。

 何度か仕事をしてるうちに気づいたことがあった。

 仕事をすることに迷ったり、心が弱るとあたしの体は前の火傷のある体に戻る。

 そしてそれは一つ目の能力にも影響が出るようだった。

 要はあの人――神様はあたしにためらうなといっているんだと思う。

 言われなくてもやってやる。

 あたしはこの世界で幸せになる。

 

 

 

 ある時、初めて人を殺す仕事が入った。

 と言っても条件次第では殺さなくてもいいらしいが、神様は殺してほしいみたいだ。

 殺す相手は荒川集っていうあたしと同じ転移者の一人。

 人殺しになるのはいけないと思いながらも、ためらってはいけないと思う。

 あたしは幸せになると決めたのだから。

 

 集を探すのは大変だった。

 まず東北に行ってみたけど、もうすでに関西に向けて出ていった後で、急いで関東に行ったけど、変な組織に邪魔されて時間をとられた。

 そこからさらに仕事が入ったりしてやっとも思いで九州で見つけることができた。

 

 集との戦いは結構きついものがあった。

 手持ちのホウライが強いのもあるけど、何より殺すことに迷ってしまう。

 おまけにわけのわからない赤い奴に邪魔される。

 迷いがある状態だと分が悪い。

 それで一回目は撤退。

 二回目はいいとこまで行ったけど、黒パーカーの女に邪魔された。

 

 その時、殺せなくてよかったと思ってしまった。

 駄目だ、それでは駄目だ。

 ホウライの女があたしにいろいろ突っ掛ってきた。

 それを少しうれしいと思ったあたしはバカだ。

 もっと……もっと非情にならなくちゃ、幸せにはなれない。

 

 

 『君、弱いんだね』

 決着をつけに行こうと思い、集のとこに行こうとした時、白髪の男と戦闘になり、そう言われた。

 『チート持ちっぽいから強いのかと思ったけど、ダメだね。

  心と力が吊り合ってないよ』

 男は圧倒的な力であたしをねじ伏せた。

 『こんなんじゃ暇つぶしにもならない……。

  もっと"生きてる"って感じの戦いがしたいよ』

 男は恍惚の表情でそういった。

 『君は紛い物だ。

  勇者の出来損ない。

  命の削り合いを、真の闘争を求める俺には到底かなわないよ』

 負けてはいけない。

 『君は強くなんかない。

  俺は強くなって復讐しに来てくれるのなら、大歓迎だけど、君はそれすらできないほどに弱いんだ。

  だから、素直に諦めて、死んでくれ』

 その後はよく憶えてない。 

 何とか心が折れないように強がって、でもやっぱり心は耐えきれなくて、もとのあたしにもどったはず。

 その後、空を飛んだ気がするからたぶん死んだんだろう。

 できるなら、お母さんとお父さんのとこに行けますように。

 




 筆が乗らないのを、無理矢理やるから変なふうになった希ガス
 次はそうだなぁ……一応6を目指しますが、気長に待っててください
 あと、更新したらヒロサガまで一週間ほどお休みをいただきます
 ストックを溜めて、また二日にいっぺん……できれば毎日更新まで戻したいと思います
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