Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 八月中に更新すると言ったな。あれは嘘だ。


 本当に申し訳ありません。また更新詐欺しました。
 夜勤になりリズムの崩れとかありましたが日付の感覚とこちらのこともしっかり覚えていたので自分の甘えです。本当にすいませんでした。

 今回は説明回、HSについてのまとめ学習みたいな感じです。


102話「説明乙」

 「なんだよちくしょう。くそ強いじゃんかよ」

 「HAHA…さすがに……今回ばかりは笑ってられそうにないな…。

 まさか〈憎しみの魔人オディウム〉がここまで強いとはな…侮っていたぞ」

 「ああ、それにいくら雑魚とはいえ数が多い。その上憎しみの力にあてられたのか雑魚にしてはやけに強い。多色の世界が連合を組んでいるとはいえ連携はあまり取れていないしな」

 「避難者は船に乗せる手はずだがあっちにも敵が流れてるし、戦えない真希やまなかもいる。こちらの切り札のアテナもまだ救助班にいるらしいからもうしばらくは俺達が食い止めないとな。」

 「説明乙ね! あんたたちなんだかんだで結構余裕じゃないの。口だけじゃなくて手も動かしなさい!」

 

 スッパーン! とどこから取り出したのかスリッパで頭を叩かれる俺と基樹とテクさん。

 混戦の中ツッコミ入れられるお前もなかなかに余裕じゃないかよ。

 

 「つっても姫様よ、俺達リソースもほとんど切れてからっからだぜ?

  ここはしばらく休んで回復を狙おうとだな……」

 「そんなの私もゼクスもみんな同じよ。口を動かす暇があるなら手を動かしなさい!

 こっちで戦えないなら避難誘導の手伝いでもしてきなさいな」

 「うへぇ、スパルタだこと。まっ、行ってきますよっと」

 

 などと言いつつ基樹は元気に救助班のいるところに駆けて行った。

 俺もしばらく休憩していたかったんだが……しょうがないか。

 適当に銃でも拾って牽制しておこう。

 

 ゼクス使いはリソースを供給し続けると供給量が安定しなくなったり、人によっては眩暈や失神、その他の体調不良を起こす場合がある。

 もともとこの時代のこの世界には存在しないエネルギーをカードデバイスを使い、無理矢理リソースを使えるようにしているのだから当たり前といえば当たり前なのかもしれないが。

 未来の力を使うための副作用のようなものだな。

 俺の場合はリソース供給量にもよるが、月下香オンリーでの戦闘で月下香の言うままに供給したら三十分持てばいい方だ。そして十分あたりから違和感を感じ始めて、最後の方には頭痛とかだな。現在も頭痛と立ちくらみが少しキツイ。

 

 ちなみに副作用がほとんど見られない人もいる。

 息が切れる程度の人もいれば、本当に何も起こらない人もいる。

 だがだからといってリソース総量が多かったりや技術があるというわけではないらしい。

 黄金のガッシュベルの体は元気だけど心の力が消耗されてる、ペルソナの精神力の消耗やブレイクされている状況のようなものだろうか。

 その人たちは逆にリソース供給ができていないときが分かりにくくて苦労しているらしい。

 

 「あー、ちくしょう。マイスターの武器落ちてねぇかな。あれだったら俺でも楽に倒せそうなんだが」 

 

 月下姉さんいるし、俺という本来本軸に存在しなかったイレギュラーな存在が本軸主人公サイドにいるから楽に勝てるんじゃね? って思ってたけど違いましたわ。カッツカツ。もう本当カツカツ。敵は多いわ、強化されてるわ、味方の連携はとれないわでてんやわんやだ。本当ならアテナが各色の世界の連携をうまいことやってくれるんだが、俺達が来たことによって少し変わったのか最初からそうだったのかは知らんが、避難誘導チームに行ってる。指示出すことに関してはあれほど優れてる人はそうそういないだろうからいいんだが、こっちは本当にヤバい。ぶっちゃけ避難誘導はもういいからこっちに来て根源を潰してほしい。

 

 「グォォォオオオオオオ!!」

 「っと、懐かしいのが来たな。ドラ…なんだっけかこの三つ首わんちゃんは…。クー子頼む!」

 

 なんて名前だったか…ドラなんちゃらトナーだったと思うんだが。

 俺が三つ首わんちゃんの名前を思いだそうとしている間にも、クー子がわんちゃんの三つ首から繰り出される攻撃を器用に躱しながら顔面に一撃を入れる。

 

 「本編でもアニメでもオディウムは取り上げられていたけど、TCGではいまいちな効果だし、ヒロイックサーガでも漠然とした攻撃しかしないし、ベイン出現までのこともいまいちわからんから、あまり刺激はしたくはないんだけど……ねッ!」

 

 オディウムがいるであろう方向に向けて発砲する。サシでやれば月下香なら勝てると思ってるからできることだ。 

 

 「ま、牽制にもならないんだろうけど」

 

 俺自身が戦ってもゼクス一匹倒せないのが少し悔しい。別に戦闘狂ではないけど偶に羨ましいと思う。オディウムもこういう気持ちが変化して憎しみになったんだろうか…。

 

 少しそう考えたところでイライラというか不満というか、黒い気持ちがふつふつと湧いてきた。

 こっちに来てから少し気持ちがざわついている気がする。周りの人やゼクスも少し様子がおかしいし、オディウムの能力ってことか。

 

 「オディウム……ジ・アビス……か」

 

 バトルの結果がストーリー上に反映されるZ/Xならではのユーザー参加型イベント、英雄達の戦記(ヒロイックサーガ)

 俺達がこっちに向けて出発する少し前に軍師こと神門は赤の世界を出たらしい。元いた世界で知る情報がそのままなら、第1回英雄達の戦記第1章 <中国・九州編>の別府湾攻防戦序章に参加しているんだろう。

 内容は「日本を掌握するために東征を画策する《九大英雄アレキサンダー》と軍師《黒崎神門》。その動きを察知した《誇りのフィエリテ》と《天王寺飛鳥》からの情報を得た白の世界上層部は、牽制のために四国地方からの派兵を決定する。松山から進軍を開始したエンジェル・セイクリッドビーストの混成軍を水際で叩く為、赤の世界は上陸地点である別府湾に布陣する」だったか。

 たしか作戦名は「サンセットインターセプト」

 そしてこの作戦は失敗した。

 ……かのように見せかけて神門の策略により少数精鋭を佐渡へ向かわせる。作戦名は「クリムゾンインベイション」。が、これも失敗し、今回の英雄達の戦記第3章へと繋がるわけだ。

 

 神門が俺達を簡単に赤の軍勢と共に戦場に行かせることに少し違和感があったが、日本海側と太平洋側からの東京へほぼ同時期に攻撃ができると考えれば手駒が欲しかったってことで納得がいく。

 「クリムゾンインベンション」に参加していたアウグストゥスがジ・アビスのイラストで見えているってことは、英雄達の戦記の時期とこちらのイベント発生時期の関係を考えるに俺が知るものとは若干の差異があるってことか。

 

 オディウムの周りには血のような赤黒いリソースが渦を巻いている。

 俺のリアル参加型英雄達の戦記が始まった。

 




 怖くて感想が見れない私を許してくれ。そのうち見て全部返すから……。
 でもそれは誤字報告の無視にもなるので近いうち(あてにならない)に見ます。
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