「この子かわいいー」
プニプニ……さわさわ。
「キュイー!」
ジタバタ。
「ほどほどにしてくださいねー」
俺は今ラビットさん宅で朝ご飯を食べている。
俺のほかにドッグさんの来ていた。
で、食べ終わった後に昨日のクイーンビーはどうしたのかと聞かれてアクティベートしたら女の子二人のおもちゃにされている。
クイーンビーは必死で逃げようとしているがドッグさんに捕まり頬をプニプニとつつかれている。
クイーンビーの頬ってやわらかいんだな。
俺もやってみたい。
ラビットさんはクイーンビーを使って服を着させたりして人形遊びみたいなことをしている。
ちなみにクイーンビーの怪我はカードデバイスに入っていたこともあってか全快している。
包帯をとろうとしたらなぜか嫌がったのでしばらくあのままにしておこう。
破れた翅が治るってスゲーよな。
カードデバイスの仕組みってどうなってんだろ。
たしかポラリスが中心になって開発したはずだ。
と、フリフリがついたピンクの服を着させられたクイーンビーがこっちにやってきた。
「キュッ!」
「あっ! まってよー」
クイーンビーは俺の後ろに隠れて二人を睨んでる。
ああ、二人が悪役になったおかげで俺とクイーンビーの距離が縮まってる。
「嫌われちゃいましたね。
このくらいにしといたらどうですか?」
「えーまだ触り足りないよー」
「そうだよー。
まだ十着しか着せてないんだよ」
十着って……クイーンビーが嫌うのも分かるぞ……。
「もう十分でしょう……キャプチャー」
「「ああ…!」」
クイーンビーがかわいそうになったのでカードデバイスに入れておこう。
「ひどいよー、まだまだ遊び足りないのに」
「集君のケチー」
やっぱり遊んでたのか。
そしてケチってなんだよ。
俺はクイーンビーのことを思って……。
ガラッ
「入るぞ!」
入ってきたのは慌てた様子のシェパードさんだった。
「どうしたんですか?」
「集もいたか!
ラビット、ドッグ、悪いが手を貸してくれ。
今、プラセクトの群れが集落に向かってきてる。
タイガーさんや武闘派のやつらが食い止めてるが数が多くていつまでもつかわからん!」
「わかったよ!」
「了解!」
さっきまで遊んでいた二人も今はキリッとして戦いの準備をし始めた。
「俺にも手伝わせてください!」
「集は戦えないだろ。」
「ゼクスを捕まえたので戦えます!」
「それでも危ないから駄目だ。
今回は数が多くてかばいきれない」
「俺だって男です。
キャプチャーしながら足止めすれば何とかなります」
「……本気みたいだな。
どうなってもいいならついて来い」
「はい!」
★★★★
俺たちがシェパードさんについていくとそこにはすでに何体もの死骸が捨ててあった。
幸いにもそれはプラセクトだけでライカンスロープのものはないみたいだ。
今戦っている中には菖蒲や柊、杜若などホウライの人もいる。
ライカンスロープ側にはウェアライノやウェアウルフなどもいる。
敵は主に〈茨虫ソーンクレスト〉〈朝顔蟷螂グローリーサイス〉〈百合鎌リリカルシックル〉などの上級プラセクトのほかに〈桜花蝶フルブロッサム〉や〈毒針昆虫デスニードル〉などの低級、中級のゼクスが上級の周りに取り巻きとしている形になっている。
「お前らは低級プラセクトを相手しててくれ!
大型ゼクスは俺たちで何とかする!」
チーターさんはそう言って最前線に行ってしまった。
「うわー……これは流石に遊んでらんないね」
「うん……久々に本気でやんないとヤバいかな」
ラビットさんとドッグさんはそう言うと近くにいた〈花弁蟻ペタルソルジャー〉数体に向かっていった。
俺もやるとしますか!
「アクティベート!」