作戦会議をしているという場所に行くとそこにはタイガーさん、ローリエさん、菖蒲さん、徳叉迦さん、そして各種族の武闘派の方々がそろっていた。
「集、来たか……
そんじゃ、作戦を言うぞ!」
タイガーさんが言う。
「みんなもなんとなく察してるだろうがこれはヘルソーンが奥に潜んでるとみていいだろう。
奴はプラセクトを生み出し、操ることができる。
このままじゃプラセクトに圧殺されるだろう。
だからここにいる面子と志願者で討伐隊を組んで一気に突撃したいと思う。
とても作戦とは言いがたいが、現状これくらいしか道はない。
集には治療役として参加してほしい。
頼めるか?」
「はい、そのくらい大丈夫ですよ」
「頼んだ」
「ですがタイガー様、ヘルソーンは我々にとって因縁の相手。
そう簡単には倒せるとは思えません。」
菖蒲さんが言う。
そういえばヘルソーンは昔、ホウライの集落をつぶしたことがあるって設定だったな……。
「ああ、そのことなんだが奴には核があるらしい。
それは徳叉迦が言ってたから本人に聞いてくれ」
「では話しましょうか。
実はあの集落がつぶされてもヘルソーンは止まらなかったんです。
そこで我々八大龍王数名で討伐隊を組みヘルソーン討伐に向かいました。
何度も倒したんですがすぐに再生してしまうヘルソーンを倒せたのは偶然でした。
ヘルソーンには核がありました。
何度も致命傷を与えましたが、奴を倒すには核を見つけ出し破壊せねばならないようです。
奴は基本的に近くにある一番大きな木と接触しているのであまり動きません。
皆さんで大技を繰り出せば何とかなるでしょう。」
「そう言うことでしたか……。
それで徳叉迦様は討伐隊に参加なされるのですか?」
「いえ、申し訳ありませんが私は討伐隊には参加しません。
実は先日、何か大きなことが起きるが人間が現れ何とかしてくれるから何もするなとお告げがありまして
私はここで皆さんに助言だけさせていただきます。」
そう言うと徳叉迦さんは俺を見た。
「集さん、私たちの命運はあなたにかかっています。
頼みますよ」
徳叉迦さんがそう言うとみんなが俺を見る。
ええええええマジでか!
俺は何もできないよ。
みんな俺を見ないで! 期待しないで!
「そんなこと言われても俺はなんもできないですよ」
「大丈夫です。
あなたが行くことに意味があるんです。
なるようになります。」
なるようになるって……。
テキトーだな。
「悪いが集の参加は確定だ。
できるだけ安全なところにいさせるから頑張ってくれ」
「参加は文句ないですけど……俺ホントになんもできないですよ」
「そんなことないさ。
お前にはみんなを運ぶってゆう重要な仕事があるんだ。
頑張ってくれ」
「……わかりました。
できるだけのことはやります」
「よし! それじゃ志願者を募り、1時間後に出発だ」
そう言うとみんな部屋から出て、各自準備を始めた。
ふう、それじゃあ俺も今のうちに怪我人の治療を終わらせておこう。
俺は治療所に戻り治療を再開した。
そして一時間後、各種族のエース数名と志願者は六十人くらいで、治療が終わっていなかった三人をあまりのカードデバイスに入れて行くことになった。
俺はこの人数で十分な気がするがタイガーさん達はまだ不安そうだ。
カードだったらタイガーさんだけでもワンパンで倒せると思うんだが、現実ではこんな物々しい人数でも倒せるかわからないということなのだろうか?
俺たちは最終確認したのち出発した。