フレーバーテキストだけじゃ難しい。
アニメや漫画からの逆輸入もあってか設定が大変なんですよ!
少し修正しました。
ホウライが道を切り開き、ライカンスロープが敵を蹴散らす。
リーファーは後方から援護および退路の確保をしている。
前に進むにつれて大型の数が多くなる。
この先にヘルソーンがいるのだろう。
少しずつだが怪我人も出てきた。
そのたびにカードデバイスに入れたり出したり結構忙しい。
「ぐっ、催眠毒か! 厄介な相手だ…!」
俺たちの前に〈睡眠鱗粉スリープパピヨン〉の群れが現れた。
「ちっ!
ここは俺たちが相手するから進軍してください!
……後で必ず追いつきます!」
そう言ったのはホウライ数人だった。
おいそれ死亡フr……いや言わないでおこう。
「……気を付けて」
ホウライの人はそれに頷くとスリープパピヨンの群れに突撃していった。
俺たちも若干速度が落ちたもののまた走り出した。
それから手ごわい敵が現れるごとにそこに人を残し進軍し続けた。
怪我人が出るたびにカードデバイスに入れてそれまで入っていた人と交代したりしてしのいでいるがカードデバイスにリソースの供給が足りないのか、怪我が治るのが遅くなったように感じる。
周辺のリソースは濃くなってきているからそれだけ怪我が大きいということだろう。
俺がリソースを周りから集めて押し込むイメージで供給すると治りも早くなっているようだ。
たぶんこれはリソースのリブートみたいなことをしてることになるんだろう。
「ん、妙だ……。
ここから敵がいない……。
お前ら気を付けろ……!」
タイガーさんがみんなに言う。
さっきから敵が少なくなっていると思ったらついにいなくなったらしい。
誘い込まれているんだろうか?
しかし隊は進むペースを落とさない。
「誘い込まれてるのかもしんねえが、このチャンスを逃すわけにはいかねえ!
またプラセクトが生み出される前に方を付けるぞ!」
「おおーー!!」
タイガーさんが士気を高める。
いくら回復できるといってもみんな朝から戦いっぱなしだ。
タイガーさん達なんかはもっと前から戦っているんだろう。
限界が近い人たちも少なくないだろう。
俺たちは敵のいない森を走り抜ける。
走り抜けると開けたところに出た。
森をドーム状にしたようなところだった。
「ようこそ、待っていましたよ……」
俺たちを前にして〈昆虫女王ヘルソーン〉は不敵に笑った。
そして、その後ろには大小さまざまなプラセクト達が蠢いていた。
「よう、待ってもらってたとこ悪いんだが狩らせてもらうぞ!」
「ふふふ。
残念ですけどお断りしますわ。
私が待っていたのはそこの人間ですもの」
「…は? 俺?」
「そうですわ。
あなたは突然この森に現れた。
ここは大樹ユグドラシルが管理する土地……いつだって監視していますのよ?
それをどういうわけかあなたはいきなり現れた。
大樹ユグドラシルはそのことに興味と危険を感じています…
どうやってこの森に入ってきたのか説明してくださる?」
「……俺は記憶喪失でどうやって来たのかは分からない」
転移したときからユグドラシルに目を付けられてたのか……。
「だが俺にそれを聞くためだけにこんな大がかりなことをしたのか?」
「いえ、最近森に反乱因子が増えてきたことや、個人的な恨みもありますが……。
もう一つ、あなたはリソースが見えてるんじゃないですか?」
「…!
……何のことだがさっぱりわからないな」
リソースが見えるのは狙われる原因になりそうだから黙ってようと思ったのにばれてたのかよ……。
「あなたを監視しているとき、あなたは的確にリソースの流れをつかみ利用していました。
リソースの流れをつかむ者は多くいますがあなたは確実に見て行動していました。
それは私や龍にとって、とても困ることなんです。
それでもしゃべってはくれないのですか?」
「ああ」
「ふふふ……。
そうですか。
まあ、どのみち取り込んで詳しく調べるつもりでしたし……。
そこにいる塵と一緒に吸収してさしあげます!」
俺たちとヘルソーンの戦いは始まった。