Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 前話修正しました。

 あとサブタイトルの付け方は基本テキトーなのでネタバレするときがあると思います。


17話「クイーンビー」

 ヘルソーンの言葉とともに戦いの火蓋は切って落とされた。

 

 「お前ら! 

  エース達はヘルソーンの核を狙え!

  それ以外は援護!

  集、アクティベートしろ!」

 

 タイガーさんが指示する。

 

 「アクティベート!」

 

 俺がそう言うと四枚のカードデバイスから治療中だったホウライの人たちとクイーンビーが出現する。

 

 「行きなさい! 私のかわいいナイト達!」

 

 ヘルソーンが言うとプラセクト達も動き出した。

 核はリソースの塊なので俺が探すのがいいだろう。

 ……ヘルソーンの後ろの木にリソースが集まっているところが見える。

 

 「皆さん核はヘルソーンの後ろの木です!」

 

 「おらああああああ!!」

 

 ライカンスロープの人たちが俺の声に反応して動くがそこにプラセクトが邪魔をする。

 

 「やはりリソースが見えているようですわね。

  あなたを先に倒すのがよさそうです…!」

 

 ヘルソーンが腕を俺に向けるとプラセクトが俺に一斉に向かってくる。

 

 「させません!」

 

 菖蒲さんが薙刀でプラセクトを薙ぎ払う。

 すげえ……太刀筋が全然見えない。 

 菖蒲さんのほかにも弟切草や木蓮が俺を守る。

 俺もキャプチャーしながらプラセクトの攻撃をしのぐ。

 

 だがいかんせん数が多い。

 このままじゃ物量の差で負ける。

 

 「っ、あぶね!」

 

 横からデスニードルが飛んできた。

 奴の羽音がする。

 

 「そういえば最初はデスニードルに追いかけられてたよな…

  ここであの時の借りを返すぜ!

  クイーンビー!」

 

 「キュー……」 

 

 「おい! どうしたんだ!?」

 

 クイーンビーは困惑した表情でふらふら浮遊している。

 くっ! またデスニードルが飛んできた。

 

 「しょうがない……キャプチャー!」

 

 どうしたってんだよ。

 ここに来るまでに何回か戦わせてたけどなんともなかっただろ。

 ……まさかヘルソーンに惑わされてるのか?

 

 「一回もどれ、キャプチャー!」

 

 これ以上だしておくとヘルソーンに奪われるかもしれないから戻しておこう。

 

 「あら? 戻してしまうの?

  せっかく彼女にあなたを殺させようとしたのに……」

 

 「やっぱりお前のせいか……

  人のゼクスを惑わさないでくんないかな?」

 

 「あなただって彼女を強引にキャプチャーしたのでしょう?

  ……ですが彼女には失望しました。

  人間に助けてもらったくらいで攻撃したくないだなんて……

  まあ、彼女はもともとはずれ者でしたし期待してませんでしたけど」

 

 そうか、だからクイーンビーはあの時怪我してたんだな……。

 俺を攻撃したくないか……ヤバい、それチョーうれしいな。

 戦ってるのについ口元が緩んでしまう。

 

 「何をニヤついてるんですか……。

  プラセクトの一匹や二匹使役できたところでこの戦力差は埋まりません。

  さあ、さっさと終わらせなさい」

 

 ヘルソーンの近くにいたと〈刺蜘蛛ニードルスパイダー〉がこっちに向かってくる。

 ギチギチ歯が鳴っていて気持ち悪い。

 こんなやつをパートナーにしようとは思わないな。

 やっぱり俺にはクイーンビーがあってるぜ!

 

 「アクティベート! クイーンビー!

  俺はお前を信じる、だからお前も俺を信じろ!」

 

 「……キュイイー!」

 

 クイーンビーは俺の言葉を聞きコクリとうなづくと意を決したかのように突撃していった。

 

 「おい、信じろって言ったけど突撃しろって意味じゃ……。

  まあ、お前を信じるんだお前に任せる。

  そして俺はお前を全力でサポートするぜ!

  リソース・リブート!」

 

 「キュイイイイイ!」

 

 だがパワーアップしても5000しか火力がない。

 パワー7500を倒すには少し足りない。

 

 「ギチギチゴチ」

 

 バシュン!

 ヤバい! ニードルスパイダーが刺を飛ばしてきた。

 蜘蛛なんだから刺じゃなくて糸吐けよ!

 いったんクイーンビーを退かせるか……。

 そう思ったとき後ろから声が聞こえた。

 

 「わたし達も手伝います!」 

 

 「子供だからってなめると、痛い目見るぜ!」

 

 〈未来の達人 蒲公英〉と〈変幻の三節棍 山吹〉がクイーンビーを援護する。

 

 「ありがとう!」

 

 「キュイ!」

 

 「いくぞ、蒲公英!」

 

 「まかせて、山吹!」

 

 二人は三節棍と弓でニードルスパイダーの刺を撃ち落していく。

 幼い二人の息の合った連携は、もはや大人顔負けだな。

 互いに足りないものを補って、彼らは必死に戦っている。

 刺の雨もやみ蒲公英と山吹は一気に畳みかける。

 

 「クイーンビー今だ、決めろ!」 

 

 「キュイ!」

 

 クイーンビーがニードルスパイダーの頭に蹴りを入れ、蒲公英が弓で援護し、山吹が三節棍で頭と背中に攻撃を入れる。

 蒲公英と山吹の連携にクイーンビーが加わりニードルスパイダーはひしゃげて動かなくなった。

 

 




 黒の世界編の構成は大体できてるのに緑編が終わらない……
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