Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 活動報告にちょっとだけ設定とか書いときました


18話「と思っていたのか?」

 「ふう、倒せたな……あっちはどうなってる?」

 

 ヘルソーンの方を見てみると、タイガーさんを始めとした会議に参加していたメンバー数人が戦っていた。

 

 「くそっ! さっきからプラセクトを壁にしやがって、俺たちの攻撃が入らない!」

 

 「気に入らねぇ戦い方しやがって!」

 

 ヘルソーンは討伐隊エースたちの攻撃を防ぎ、茨の蔓で戦っている。

 だがそれは大型プラセクトに戦わせて小型のプラセクト数体を攻撃を受ける盾として使い、自分は遠距離で攻撃するというものだった。

 俺もあの戦い方は気に入らない。

 あの命を何とも思ってない感じがイライラさせる。

 そしてヘルソーンはあちらの攻撃をしながら余裕を持ってこちらに攻撃してくる。

 茨の蔓を鞭のようにして俺に向かって放ってくる。

 こっちにもプラセクトの攻撃は続いているので、躱すので精いっぱいで攻撃できない。 

 ヘルソーンが笑いながらしゃべりかけてくる

 

 「ふふふ……なかなかやりますわね……。

  しかし、私の敵ではありません」

 

 「くっ、なんでこんなことするんだよ!

  ユグドラシルは万物を拒まないんだろ!

  俺達を殺す必要はないんじゃないのか!」

 

 

 「ユグドラシルは確かに万物を拒みません。

  しかしあなた達は反乱分子です。

  十分殺すに値します」

 

 「俺はともかく他の人たちは自然と共生して生きてるだろ。

  プラセクトを殺したり森を切り開くのは人としての尊厳を失わないために必要なことだろ!」

 

 「自然と人間の共生? 笑わせますわ!

  素直に種子を受け入れ、緑の侵食と己の運命を受け入れ、粛々とその瞬間を待っていればいいものを……。

  リーファーは素直に受け入れていますわよ?」

 

 「リーファーのみんながみんなそうしてるわけじゃないだろ。

  それに緑ですべてを支配するのは間違ってるぞ!」 

 

 「浅ましい考えを持つ者も、長い時を経て、無意味を悟るに至ります。

  同化を受け入れることで人間よりも遥かに長命となるのです。

  不満などあるはずもないでしょう?」

 

 「俺たちは相いれないようだな!」

 

 「そのようですね。

  あなたも素直に種子を受け入れれば楽に死ねたものを……。

  まあユグドラシルと同化すれば自分が如何に愚かだったか気づくでしょう」

 

 「……おしゃべりが過ぎたな、ヘルソーン。

  後ろがお留守だぜ」

 

 「オラァ!!」

 

 バキッ!

 プラセクトの盾を破ったタイガーさんがヘルソーンの核を破壊した。

 

 「やったか!?」

 

 誰かが言った。

 おい、それフラグ……。

 でも核を破壊したんだから再生はできないだろう。

 ヘルソーンは核を破壊したせいかうつむいて停止している。

 

 「終わったか……」

 

 倒せたのか……。

 すごい疲れた。

 今すぐ寝たいとこだけど残ったプラセクトを倒さないとな。

 

 

 「やったああああああ!」

 

 「ヘルソーンを倒したぞおおおお!」

 

 歓天喜地とはこのことだろう。

 みんな天を向き地を向き喜んでいる。

 ホウライの小国を滅ぼされたこともあり喜びは一入だろう。

 

 ……おい、まだプラセクトの集団倒してないんだからさっさと戦いに戻ってくれ。

 でもまあ、しょうがないだろう。

 ここは俺が何とかしよう。

 

 「ははははははは!

  見たかヘルソーンめ!

  俺たちライカンスロープを敵に回すからそうなるんだ!」

 

 「何言ってやがる! ライオン野郎!

  俺たちホウライがいたから勝てたんだろうが!」

 

 「まあまあ二人とも勝てたんだからいいじゃねぇか」

 

 ホウライ風情が! でおなじみの〈百獣王ウェアライオン〉と〈奔放な鎖鎌 鳳仙花〉が言い争っている。

 そして喧嘩を〈勇気あるフェンネル〉が仲裁している。

 

 「まあそういうことにしておいてやる」

 

 「そうだな無事に倒せたことだし良しとしよう」

 

 そう言うとあの二人は仲良くプラセクトに向かって行った。

 仲がいいんだか悪いんだか……。

 

 「まっ、倒せたんだからいいか」

 

 「…と思っていたんですか?」

 

 !!

 声のする方を向くとヘルソーンがこちらを見て笑っていた。

 

 「ふふふ……私は大樹ユグドラシルの端末の一つです。

  ゆえに死角はありません。

  あれくらいの攻撃どうにでもできましたが……あなた達ときたら……ハハハ。

  かつてホウライの小国を滅ぼした私があれくらいで死ぬわけがないでしょう!」

 

 「だがお前の核は確かに破壊したはずだ!」

 

 タイガーさんが言う。 

 そう、確かにタイガーさんは核を破壊した。

 俺も含め仲間たちみんなが見ていたから破壊し損ねていたということはない。

 

 「核? ああ、あれは正確には核ではありません。

  核を持つのは基本的に竜だけですから。

  竜の核とはまた違ったものです。

  私の場合はリソースを溜めて置くタンクのようなものです。

  竜は核を破壊されると消滅しますが私はユグドラシルから直接供給してもらうことで半永続的に存在できます。

  どうやって私を倒すんでしょうか? 楽しみです」

 

 なんだよそれ、そんなことされたら倒すのは不可能じゃんかよ。

 八大龍王はどうやって倒したんだ?

 

 「さあ、始めましょう……!」

 

 ヘルソーンとの第二ラウンドが始まった。

 




 竜は核を破壊されると死ぬんでしたよね?
 というか核があるって設定でしたよね?(コアだっけ?)
 アイヴィーウイングのフレーバーテキストにそんなことがかいてあった気がするんで大丈夫だと思いたい。
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