あとストックがきれたので更新が遅れると思います。
ユグドラシルからのリソース供給を受けたヘルソーンの攻撃が始まった。
「さあ、ユグドラシルと一つになりなさい!」
ちっ!
さっきのヘルソーンの不死発言を聞いてからみんなの動きが悪い。
今はみんな戦っているが逃げ出す者も出てくるだろう。
何とかしないとな……。
「キャプチャー!」
……やっぱり無理か。
キャプチャーを拒まれるのではなく、反応しない。
今のヘルソーンはユグドラシルと完全に一体化していると考えていい……。
おそらくカードデバイスはゼクスとしてではなくユグドラシルとしてみているんだろう。
俺はどうしたらいい。
「お前ら! 怯むんじゃねぇ!」
「貴方達、ホウライの剣は大樹を切り払うもの!
ここで退いてはホウライの名折れです!」
タイガーさんと菖蒲さんが士気を上げようとする。
少し士気は上がったがこのままではこちらが負けるのはみんな分かっている。
こんな時の俺の知識だろ、なんか思い出せ!
…
……
………
…………
そういえばソトゥミサ放送局でクシュル回の時にユグドラシルについてなんか言ってたな……。
確かユグドラシルは火事を未然に防げるがもし、火事が起きた場合はその森を切り離し生き延びる、だったな。
ならヘルソーンがユグドラシルにとって不必要だと思うくらいに破壊すればいいのか?
でも、今の戦力ではそれはとても難しいだろう。
なにせプラセクトの大群が俺たちを狙っている。
何かほかにないか……!
その時、菖蒲さんに近づいていく人影が見えた。
あれは……弟切草か?
「菖蒲様、援軍を呼んで来たでござる」
「それはよかった。
あとどれ程で到着しますか?」
「もう到着するでござる」
弟切草がそう言うとヘルソーンに雷を纏った斬撃が飛んでいった。
ヘルソーンはプラセクト達を壁にして防ぐ。
「あなたが来る前に片付けようとしたんですが……。
やはり無理でしたか……」
「ふう……なんとかまにあったね。
ヘルソーン、あんたの相手はアタシが引き継ぐ」
斬撃が飛んできた方を見ると、そこには十数名ほどのホウライを連れた月下香がいた。
ヘルソーンと月下香が睨みあう。
「しかし、今の私はユグドラシルからリソースを供給され不死です。
あなた方が来たからといって負けるわけではありません」
そう言うとヘルソーンはプラセクトと攻撃してきた。
飛来してきたプラセクトを〈節制の弓 皐月〉と〈彼方の重籐の弓 雪柳〉が打ち落とし、木蓮がヘルソーンの攻撃を受け流す。
「あんたが不死だろうが何だろうが私たちの里を襲うんならアタシは戦うよ!」
「ならば……あなた達も一緒に吸収してあげましょう!」
月下香とヘルソーンが同時に動き出す。
ヘルソーンは鞭と爪で鋭い攻撃をするが月下香はそれを躱し剣劇を飛ばす。
流石は八大龍王娑伽羅の門弟なだけある。
「あなたが持っている七支刀は、先代サーガラが所有していた当時の宝具のレプリカですね。
サーガラ一門の中でも上位者だけが宝具のレプリカを持つことができる……。
しかし、あなたがいくら強かろうとも私を倒すことはできません
このまま持久戦になれば不死の私が勝ちます」
「そう、アンタはアタシの力を知らないのかい?」
「……なんですって」
「もうすぐ夜がくる」
それを聞いたヘルソーンはハッとした表情で月下香と距離をとる。
ドーム状になっている木々の隙間からすでに薄暗くなっている空が見えた。
「……今頃やってきたのはそういうことですか……。
ならば、夜が来る前に倒すのみ!」
「やれるもんならやってみな!
大地が目覚めれば目覚めるほど、アタシは強くなる!
これからアタシの本気を見せてやるよ!」
月下香が一気にヘルソーンに近づく。
「くっ、ナイト達、圧殺しなさい!」
「させるか!」
ウェアウルフが足に緑のオーラを纏い〈偉大昆虫ダドレアグランディス〉に向かって駆ける。
そしてそのオーラはドラゴンを形作る。
「ホォー、ホワ! ワチャ! ホ、アチャー!!!
俺の肉体にはドラゴンが宿っている!
あんたは奴を倒せるみたいだな、雑魚は俺たちに任せてくれ!」
「恩に着る!」
ヘルソーンの目の前に迫った月下香はそのまま横薙ぎの一閃を入れる。
が、ヘルソーンはそれを無視し月下香に体当たりした。
「何!」
「できればやりたくありませんでしたが、守りを捨てればあなたを倒すくらい難しくありません」
ヘルソーンはそのまま月下香に抱きつき、自分たちの周りを茨で囲み始めた。
「まずはあなたから……このまま吸収してあげましょう」
「このくらい……チィッ、離せ!」
月下香の肌に茨が食い込んでいく。
「月下香! ……クソッ、邪魔だああああ!」
木蓮が月下香の助けに入ろうと近づくが、プラセクト達が行く手を阻む。
他の仲間たちもプラセクト達が邪魔でうまく近づけない。
俺もクイーンビーと共にプラセクトを倒しているが、その間にも月下香に茨はどんどん食い込み、じわじわと足元から緑に包み込まれてい追っている。
どうする……早くしないと月下香が吸収される。
みんな近づこうとプラセクトを倒しているがこのままのペースじゃ間に合わない。
俺もキャプチャーとアクティベートで倒しているが多くても四体ずつしか倒せない……。
くそ、カードデバイスが二体以上キャプチャーできれば……。
…………そうかカードデバイス!
「クイーンビー、力を貸してくれ!」
なぜだ……最初はヘルソーンと戦うはずじゃなかったのに……。
そもそもバトルものにする予定じゃなかったのに…。
早く次に行きたいんでまきでやってきます。
そろそろ終わって黒の世界編に行く予定なので待っててください。