Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 活動報告でイグニッションについて書いときました。
 1000文字くらいあります。


20話「I Can Fly」

 「クイーンビー大丈夫か?」

 

 「キュイ」

 

 クイーンビーは俺を持ち上げ頷いた。

 

 「よし、行くぞ!」

 

 「キュー!」

 

 クイーンビーはそのまま俺を持ったまま空へと飛んだ。 

 

 「よっしゃ、このまま月下香のところに……うおっ!」

 

 空に浮いた俺に向かってデスニードルが飛んできた。 

 

 「っぶねぇな……。 っ、またかよ」

 

 空に浮いてるからクイーンビーは攻撃できないし俺は空に浮いてる状態でよけながらキャプチャーするので狙いが定まらない。

 しかも空に飛んだせいでプラセクト達に目を付けられたみたいで、俺のほうに集中し始めた。

 

 「クイーンビー、一回降ろしてくれ」

 

 くそ、うまくいかない。

 空を飛んでプラセクトを無視して一気に行くはずが、逆に注目を集めてしまった。

 だけどこのくらいしか月下香を助けるには……。

 そのとき横からプラセクトが飛ばされてきた。

 

 「あっごめんね、今忙しいから周りにあまり気を配れないから離れた方がいいよ」

 

 そう言いながらウェアパンダはプラセクトを殴りは投げ、蹴りは投げを繰り返している。 

 そうだ! これなら……。

 

 「ウェアパンダさん、頼みがあるんですけど」

 

 「何? 今忙しいんだよね」

 

 「俺を月下香の所に投げてください」

 

 「えっ、どうしたのいきなり」

 

 「月下香の所に行きたいんです。お願いします!」

 

 「えー、私知らないからね」

 

 「ありがとうございます」

 

 「それじゃ行くよ」

 

 そう言うとパンダさんは俺のことをハンマー投げの要領でぶん投げた。

 

 「うおぉぉぉぉおおおおおお! 高い高い高い!!!」

 

 俺は月下香の方に空高くぶん投げられた。

 想像してたより速い。

 そのうえ高い。

 このままの勢いで地面に着地したら骨折するだろ!

 

 「ヤバい、クイーンビー!」

 

 「キュー!」

 

 クイーンビーに勢いを殺してもらおうとしたがそこにデスニードルが邪魔をしてクイーンビー俺をつかみ損ねた。

 

 「え!? ちょ、おま。落ちる落ちる落ちる!」

 

 「キュウウウウ!」

 

 クイーンビーが俺を追いかけるが間に合うか!?

 もうすぐ地面と……というかヘルソーンと月下香を囲んでいる茨にぶつかる!

 

 「あーくそ、やけくそだ!

  やってやんよ、キャプチャー!」

 

 俺は月下香に向かって叫んだ。

 

 「む!?」

 

 月下香はそのままカードデバイスに入っていった。

 

 「よし!

  ……南無三!」

 

 「キュイイイイ!」

 

 「うお、ナイスだぜクイーンビー!」

 

 寸前のとこでクイーンビーが間に合い、茨に正面衝突するのは免れた。

 

 「思わぬ邪魔が入りましたね……。

  そういえばあなたも危険人物の一人でした。

  クイーンビー一匹連れて敵陣のど真ん中に飛び込んでくるとは……。

  舐められたものですね」

 

 「だが月下香は返してもらったぜ!

  アクティベート! …………あれ?」

 「キャプチャー!」

 

 「そして、アクティベート! ……アクティベート! …………おい!

  反応しねえ、どうした」

 

 いきなりアクティベートができなくなったぞ。

 

 「くそ、こんな時に……」

 

 「どうやら不調のようですね。

  今のうちに仕留めましょう」 

 

 「ちょ、今タンマ!」

 

 ヘルソーンが鞭で俺を狙ってくる。

 やっば、よけれねえ。

 

 「キュウゥ……」

 

 「クイーンビー!」

 

 クイーンビーが俺をかばって鞭の攻撃をまともに食らってしまった。

 

 「クイーンビー、大丈夫か!

  一回もどれ!」

 

 しばらくカードデバイスに入れて休ませないと……

 

 「くそっ、このポンコツ反応しやがれ!

  アクティベート……うお!」

 

 「く、まさかアタシがキャプチャーされるなんて……。

  だが、ありがとう助かった」

 

 月下香は悔しそうな顔をしながらそう言った。

 

 「どういたしまして、俺も手伝うぜ!」

 

 「お前のようなカードデバイスが使えるだけのただの人間がいてもかえって邪魔になるだけだよ、下がってな」 

 

 キャプチャーされたからだろうか、なんか冷たい気がする。

 

 「まあそう言わずに……リソース・リブート!」

 

 「む……お前は大地の力を使えるのか。

  ならアタシのそばにいな、守ってやるよ」

 

 女に守ってもらうのは情けないような気もするけどここはおとなしく言うことを聞こう。

 

 「でもそばにいろって言われてもなあ……

  このプラセクト達をどうするか……」

 

 敵陣のど真ん中に突っ込んだんだ。

 俺の後ろにはプラセクト達がいるんだろう。

 後ろを見なくてもうるさいくらいの羽音とギチギチとなっている関節の音でプラセクトがそばにいることがわかる。

 

 「クイーンビーがいない今、俺が何とかするしかないか……

  いいよ、来いよ相手してやる!」

 

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