「しゃーなしだな、やるか
アクティベート!」
「そしてアクティベート!」
おお、今回はしっかりできたな……。
これはどういうことだ?
クイーンビーをしまったら急にアクティベートできるようになった……。
制限的な? でもさっきからイグニッションしてきたからこそキャプチャーとアクティベート戦法ができたはずなんだけどな……
…………まさか、パートナーとかそういうやつか?
パートナーゼクスは一体だけみたいな?
でも俺のパートナーなんてクイーンビーくらいしか……。
…………もしかするとだけど、さっき月下香が出せなかったのはそういうことか。
でもそうすると月下香は俺のパートナーゼクスになったことになる。
試しにクイーンビー出そうとしてみよう。
「アクティベート」
…………出てこない。
これはつまり、そういうことか。
俺は月下香を出し続けるかぎりクイーンビーを実質封印されたと……。
ヤバい、まいった。
どちらにしても今すぐクイーンビーを使えるわけではないけど、精神的に頼れるものがないとキツイ。
……いや、イグニッションができれば。
「イグニッション!」
……でねぇ。
つーことは今まで俺がしてきたのはイグニッションじゃなかったてことか。
そりゃあ世界を守りたいとか思わないでやってたけどさあ……。
今までみんなの前で言ってたのが恥ずかしい。
とりあえず、今はキャプチャーからのアクティベートで何とかしよう。
「キャプチャー」
「おい、そんなことしてないでもっと力を寄越せ!」
「んなこと言われたって、こっちも大変なんだよ!
リソース・リブート!」
「そんな雑魚共に手間取ってんじゃないよ、ほら!」
「うおおおおお!
あぶねぇ……、何すんだよ!」
横っ飛びで躱したけど、完全に俺に剣戟飛ばしてましたよ、あれは。
まあ、俺に躱せる時点である程度加減してるんだろうけど、それでもプラセクト達を一撃だぞ……。
あたってたら死んでただろ……。
「雑魚共を片付けてやっただろ、早くもっと力を寄越しなよ」
「わかったよ、やりゃいいんだろ!
ほら、リブート!」
「まだまだ足りないよ!」
月下香に何回リソースを与えればいいんだ。
リブートすると周りのリソースが薄くなって、再リブートが遅くなるから連続でやるより温存しといた方がいいんだけど、ヘルソーンを押し始めたからこのままごり押しでいった方がいいか。
「リブート!」
リブートするのにも若干だけど、疲労感を感じる。
やっぱり連続でやりたくないな。
「月も出てきたし、そろそろ本気で行くよ!」
月下香は七支刀を上段に構えると、刀にオーラを纏わせ始めた。
そして、刀身が緑に光りはじめ、電気を纏ったのか放電している。
「く、ソーンプリズン!」
「ティンバーフォース!!」
「……っ!」
ヘルソーンが茨で月下香を拘束しようとするが、月下香はそれごとぶった切った。
雷を纏った剣戟がヘルソーンに直撃する。
月下香が救援にやってきたときと同じような攻撃だけど、規模が違った。
周囲の樹が吹き飛ばされ、地面が露出し、雷で森が焼けていく。
俺も吹き飛ばされて、地面を転がった。
「…………がは」
「どうした、かかってきなよ?」
月下香はさらに追い打ちをかけるようにヘルソーンに剣戟を飛ばしていく。
ヘルソーンはさっきの攻撃で全身が焼けこげ、取り巻きのプラセクト達もいないせいか、されるがままになっている。
「そんな、再生が…………できない!?」
「不死なんだろ、このくらい踏ん張って見せてくれよ」
「まさか、ユグドラシルは私を見離したのか……!」
「なんだい、こんなもんだったのかい」
「……く、ソーンクレスト!」
「きかないよ!」
茨の攻撃ごと体をを両断され、真っ二つになったヘルソーンはそのまま地面に吸収されるかのように沈んでいった。
「待て!」
「……今回はいったん退きますがこの借りは必ず返します。
いずれあなたもユグドラシルと一つに…………」
「……チィ、逃げられたか」
こうしてヘルソーンとの戦いは終わった。
すいません早く進みたかったのでバトルシーンが短いです。
冒頭のイグニッションやら、パートナーゼクスやらについて少し。
イグニッションのシーンが欲しかったんですができませんでした。
そして、雑魚は普通に出せるのに、なんでパートナーゼクスはできないのかは、次回以降やる予定です。
これからは閑話を少しはさむかもしれませんが黒の世界編に突入です。