Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 「世界がくっつきました」というオリジナル小説を書いてみましたので、そちらもよろしくお願いします。


31話「カレーが嫌いな人っているのか?」

 倒れたドライゼルトナーにノスフェラトゥ達が群れていく。

 月下香はそこに突っ込んでいく。 

 月下香が先陣を切ってくれたおかげで救出隊はは余裕を持って作業を行っているようだ。

 救出隊にはもう一人のゼクス使いがついて行く。

 話し合いの結果、俺のゼクス、月下香が一番強いとのことで俺がビルの周りのゼクス駆除の役になった。

 ゼクスはゼクス使いの俺と陽動として自衛隊数人が倒していく予定だ。

 

 「チィ、数が多いな……一発でかいのぶちかますよ!

  集、リソースを寄越しな!」

 

 「了解、リブート!」 

 

 月下香が七支刀を強く握ると刀が放電し始める。

 そしてそのまま横薙ぎに剣戟を飛ばす。

 それは閃光のように辺りを照らし、敵を両断していく。

 敵の断末魔が響く。

 

 うっ、切断面を見たら気持ち悪くなってきた。

 辺りが血で塗りつぶされる。

 敵とはいえ、血を見ているとくらくらする。

 慣れるしかないけど、こういうのは慣れちゃいけない気もする。

 吐きそうだけど、戦いに集中しよう。

 

 月下香は着々と敵の数を減らしている。

 敵もバカじゃない、だんだんと退いていっている。

 

 「これで最後だ!」

 

 どうやら全部倒し終わったみたいだ。

 

 「お疲れ様」

 

 「しかし、ここのゼクスは数が多い割には強いやつがいないな。つまらん」

 

 そうは言っても倒した奴らはパワー8000くらいのやつらもいたから結構大変だったと思うんだけどな。

 

 「まあまあ、無事に終わってよかったよ」

 

 月下香は不満そうだけど、怪我しなくてよかった。

 そろそろ救助も終わったかな?

 自衛隊が無線で何かしゃべってる。

 その声は明るい、あっちも終わったか。

 

 

 

 

 そのあと怪我人もなく救助も成功し、無事にみんなの所に戻れた。

 救助された人たちの顔は明るい。

 今は翔達と若葉ちゃんと昼飯のカレーを食べている。

 

 「うまい、おかわり」

 

 「あ、ぼくもおかわり」

 

 「わたしも」

 

 子ども達はみんなおかわりしている。

 ……俺も貰って来ようかな。

 

 「しっかし、カレーってうまいよな。嫌いな人っているのか?」

 

 「さあ、私は見たことないですね。福神漬けとかトッピングで嫌いなものがある人は見たことありますけど」

 

 カレーはこういう大勢の人に出す料理としてはあたりだよな。

 嫌いな人なんてめったにいないし、老若男女みんな好きだろう。

 作るのもレトルトで済むし、サバイバルとかにはうってつけだと思うんだ。

 と、若葉ちゃんと話していたら誰かが話しかけてきた。

 

 「すいません、僕もご一緒してもいいですか?」

 

 「ん、いいですよ」

 

 話しかけてきたのは大人しそうな、俺と同じくらいの青年だった。

 ……この人、救助者の中に見たような。

 

 「もしかして救助者の中にいた人ですか?」

 

 「あ、わかりましたか。

  いやあ、先ほどは助かりました。

  これでも僕はゼクス使いなんですが、さっきはギリギリだったんですよ。」

 

 「ああ、あなたがこっちのゼクス使いだったんですね。

  無事で何よりです」

 

 「本当に助かりました。

  そうだ、自己紹介がまだでしたね

  僕は細谷 |紫炎〈しえん〉です。」 

 

 「俺は荒川集です」

 

 それから関東はどうなっているのかとか、自分たちのことなどを話した。

 

 おびただしい数のディアボロスが周辺地域の住民を一斉に殺戮し、

 高いビルや建物の残骸など街の面影を残しながらも、生気の感じられない死の世界となっている。

 とか、応戦した自衛隊は瞬く間に壊滅し、援軍に駆けつけた東北・中部方面隊も蹴散らされた。

 神奈川に駐留している米軍はアメリカ本国における対ゼクス戦の被害状況を聞かされており、沈黙。

 とか、そこらへんは原作と同じだな。違いがあると困るからな。

 

 他にも紫炎は今、高校三年生で俺と同い年だったことから話が弾んだ。

 同年代でゼクス使いってのは貴重だな。

 悩み事とか話せる友達って必要だし。

 

 「紫炎さーん」

 

 「あ、もうこんな時間ですか。

  同年代のゼクス使いと話せてうれしかったです。

  ではまた。」

 

 「はい、また」

 

 紫炎さんは人に呼ばれて行ってしまった。

 

 「集さん楽しそうでしたね」

 

 「まあね、同じような境遇だし、いい奴だったしな」

 

 「ふふっ、そうですね、確かにいい人ですね。

  黒のゼクス使いだっていうからもっと怖い人だと思いました」

 

 「そうだな、サイコな奴じゃなくてよかったよ」

 

 しゃべったのは30分くらいだけどいい奴だってのはよく分かった。

 気が聞くし良心の塊みたいな奴だったな。

 

 周りにいた人は食事が終わり動き始めている。

 俺もそろそろ、探索に出かけますか。

 

 

 

 

 

 さて、これから探索に行くわけだが俺に与えられた時間は2時間だ。

 移動は自転車を使うとして、どこに行くべきか……黒の世界にまともに話せる奴ってどんなのがいたっけ?

 う~ん、考えてみたけどソトゥ子かスケルタルセールスくらいしか思いつかない。

 ソトゥ子には会えるかわからないし、原作に介入していくのはどうも抵抗がある。

 スケルタルセールスさんを探すか。

 

 

 とりあえずクー子は常に出しておこう。

 スケルタルセールスさんを見つけるにはどうすればいいんだろう。

 あの人? は緑のBP周辺にも営業に行ったことあるみたいだし、もしかしたら見つからないかもな。

 

 

 BPにはあまり近づくなと言われたし、近づきすぎると帰るのが遅くなるからあまり遠出はできない。 

 ……ん、今ビルに誰か入っていったような……。

 ……追ってみるか。

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