Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 ブロッコリー様 

 青の世界からはあづみとリゲルのシーツを販売するようですが、緑の世界はちーちゃんが代表ということで、ちーちゃんのイラストを描いたまな板を販売してくれませんかね?
 軍師の時は4倍カードにしたんだからいいですよね!
 まな板にしようぜ! まな板! ……おっと誰k…うわ何をs……助け……!


43話「裏切者」

 「俺たちの中に裏切者がいるだと……!」

 

 それは嘘でこいつが俺たちを疑心暗鬼にさせるつもりかもしれないし、本当かもしれない。

 だがその言葉を聞いた俺や近くにいた自衛隊の間には緊張が走る。

 みんな一歩引き、周りと距離を置く。

 俺たちはその言葉で動けなくなった。

 もしゼクス使いだったら?

 もし銃を持って俺たちを狙っているとしたら?

 疑いは深くなるばかりだ。

 この男にボコボコにされた俺のことは信用してくれていると思いたいが、カードデバイスに手を触れでもすれば俺に疑いの目は向くだろう。

 自衛隊も同様、銃に触れたり今持っている銃を持ち上げるだけでもその人に目がいく。

 俺たちは見事に疑心暗鬼に陥った。

 

 「……ぁ…………」

 

 俺は違うといいかけてやめる。

 俺は違うと言いたいが始めにそう言った奴も怪しまれるだろう。

 動けない。 

 縄を縛るのも止まる。

 もし、縄を縛るように見せて攻撃して来たら、縄をほどいたら?

 そんな考えがグルグルと頭の中を走る。

 

 「ふん! バカらしい。

  もし強敵が来てもアタシが倒せばいいだけだ!」

 

 そんな時言葉を発したのは月下香だった。

 月下香が言葉を発したおかげでみんなしゃべりやすくなった。

 

 「惑わされるな!

  これは敵の策略だ、全員持ち場に戻れ!」

 

 おお、今のは自衛隊の隊長だ。

 伊達に隊長やってるないな。

 みんな落ち着きを取り戻した。

 

 「さっきの戦いで死者はいない。

  それに我々には心強いゼクスもいる。

  いかなる敵が来ようと敵ではない!」

 

 「うむ、その通りだ!」

 

 月下香が腕を組んで頷く。

 まあ確かに月下香がいれば何とかなりそうだしな。

 俺も持ち場に戻ろう。

 

 「ククク……お前らすげえ面白いぜ。

  ……なあ、もういいだろ?

  出て来いよ」

 

 みんな持ち場に戻ろうとした時に、男が言った。

 こいつは誰に言ってるんだ?

 

 

 パチパチパチ……。

 ゆっくりと避難所の方から拍手しながらこちらに歩いてくる人影が見える。

 

 「……紫炎?」

 

 ゆったりと来る人影は紫炎だった。

 

 「すみません集さん。

  裏切者は僕なんです」

 

 紫炎は申し訳なさそうに苦笑いしながら言った。

 周りがざわめく。

 

 「紫炎、本当にお前が裏切者なのか?」 

 

 「ええ、そうです」

 

 「でもお前はこいつに騙されて怪我を……」

 

 「ああ、これですか?

  ただの血のりです。

  こうした方が信じてもらえるでしょう?」

 

 紫炎はポケットからメイク用のケースのようなものを取り出して血のりを見せた。

 

 「それにおかしいと思いませんでしたか?

  いくら僕がカトリック教徒だとしても、犯罪者と二人っきりにしてくれだなんて。

  それにどうやってこの男は仲間を呼んだんでしょう?

  呼んだ仲間は全員外から来た者達です。

  電話を使った? それはありえませんよね。だってあの時事件を起こした者達からは武器はもちろん、カードデバイス  や電話も取り上げたんですから」

 

 そういえばそうだったな。  

 あの時はテンパってたからどこかから奪ったんだろうと思ったが。

 ということはカードデバイスを渡したのも紫炎か。

 

 「それに何より、そこの男にあれだけの数のゼクスを使役できるわけないでしょう。

  ……あなたは2体目のゼクスをアクティベートするとき、イグニッションと言ってましたよね?

  でも、この男はなんて言ってましたか?」

 

 そうだ。

 あの時あいつは『アクティベート』って言ってたな。

 

 「……アクティベートか……」 

 

 「そうですよ。

  いやあ、あの時は少し焦りました。

  何もわかるように言わなくてもいいのに、叫んだりするからばれたんじゃないかと思いました」 

 

 紫炎はクククと笑う。

 どう見ても不利な状況でどうして笑ってられるんだろうか。

 冷や汗が流れる。

 ……不気味だ。

 

 「集さん、あなたには感動しました。

  避難者を護り、ボロボロになっても諦めず見事に勝った。

  どこからその強さが来るのか、確かめたくなりました。

  そこで集さん、勝負しませんか?」

 

 「……どう見ても不利なこの状況で?」

 

 「ククク……それはどうでしょう?」

 

 「何?」

 

 紫炎が指を鳴らすとトワイライトアッシュの死体が起き上った。

 

 「……!」

 

 「勝負するのは集さんと僕です。

  他の人は傷つけません。

  もちろん、他の人が僕を攻撃したらやり返しますが……。

  どうです? 

  やりますか? やりませんか?」

 

 「……ああ、やるよ」

 

 蘇ったトワイライトアッシュは10体以上いるだろう。

 俺が拒否したら他の人を攻撃するんだろう。

 やるしかない。

 

 「では始めましょう」

 

 蘇ったトワイライトアッシュが一斉に襲い掛かってきた。

 

 「来い!」

 

 「リブート!」

 

 月下香が叫び、幽鬼たちを待ち受ける。

 裏切者の紫炎との戦いが始まる。

 

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