Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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45話「それはどうかしら?」

 ガッギィィィ!! と拮抗する音が炸裂する。

 月下香の七支刀とカースドソウルの大剣が衝突した音だった。

 カースドソウルの大剣に傷が入り破片が散る。

 大技を放ったとはいえ、4回ものリブートをしたんだ。

 そう簡単には負けない。

 だが、長引けばあちらに分があるだろう。

 俺はリブートをやり過ぎて消耗しているが、紫炎にはほとんど疲労が見れない。

 俺はしばらくリブートできないが紫炎はいつでもできる状況だ。

 もし今リブートされたら、いくら月下香といえど負けるかもしれない。

 とりあえず今はクー子をしまおう。

 イグニッションし続けるのはつらい。

 

 「クー子、もど…」

 

 「ハッ! いいのか?

  そいつを出しておいた方がいいと思うぜ?」

 

 「なに?」 

 

 俺の消耗を狙っているのか? 

 するとクー子が俺の後ろに飛んでいった。

 

 「おい、クー子!」

 

 どうしたんだ、と続けようと思って気づいた。

 俺の後ろには2体のトワイライトアッシュがいた。

 

 「ハハハ、いいこと教えてやるよ!

  カースドソウルの破片は成長することでトワイライトアッシュになる。

  つまり、お前のゼクスがカースドソウルに攻撃を入れるたびにお前はピンチになっていくってことなんだよ!」

 

 「くっ!」

 

 そういえばトワイライトアッシュのフレーバーテキストにそんなことが書いてあったな。

 クー子はトワイライトアッシュを蹴散らしていくが倒すには至っていない。

 今まで倒したゼクスの数が多いからカースドソウルだけでなくトワイライトアッシュも強化されたんだろう。

 カースドソウルを一撃で倒すのが一番いいが、難しいだろう。

 

 「ハァァァァアアアアア!」

 

 月下香がカースドソウルに一撃を入れる。

 カースドソウルに傷が入るたびに破片がちり、それに紫炎がリソースを与えることで破片が急成長し、トワイライトアッシュが誕生する。

 カースドソウルを攻撃すればトワイライトアッシュが生まれ、トワイライトアッシュを倒せば死んだゼクスが多くなり、カースドソウルが強化される。

 トワイライトアッシュはカースドソウルが操っているのか、紫炎はイグニッションなしで使役できるため疲労が少ない。

 クー子を出しっぱなしにしているのでリソース回復も遅い。

 俺を囲むトワイライトアッシュは数を増す。

 

 

 

 「隊長! 我々も戦いましょう!」

 

 後ろで自衛隊の一人が叫ぶ。

 

 「うむ、我々も…」

 

 「いいのか? お前らにもゼクスが攻撃するかもなあ……。

  まあ、俺は構わないけどなあ!

  ハハハハハハ!」

 

 「く、隊長……我々はどうすれば……」

 

 紫炎は今のところ俺以外には攻撃していない。

 こっちから仕掛けたら紫炎の思うつぼだ。

 喜んで自衛隊だけでなく、一般人にも攻撃するだろう。

 

 「これでお前らの勝ち目はなくなったってわけだ!」

 

 ……悔しいが、紫炎の言う通りだ。

 どう頑張っても俺たちに勝ち目は……。

 

 「それはどうかしら?」

 

 俺の周りにいたトワイライトアッシュが爪で切り裂かれ崩れていく。

 この声は!

 

 「綾瀬!」

 

 「こんばんわ……どうしたの、ひどい顔よ?」

 

 「まあいろいろな……それよりなんでここに?」

 

 「それはズィーガーが強いゼクスの気配を感じるって言うから……」

 

 「こんな面白いことやってンのにほっとくなンてこと出来ねェだろ!」 

 

 ズィーガーは不敵に笑う。

 

 「そんなわけで加勢するわ」

 

 「助かる。

  だけど、戦うのもいいけど避難者もちゃんと護ってくれよ」

 

 「ンな心配しなくてもすぐ終わらせてやるよォ!」

 

 そう言ってズィーガーは次々にトワイライトアッシュを倒していく。

 

 「さあ、狩りの始まりだ!

  俺を楽しませてくれる奴はどこにいる!」

 

 完全にスイッチ入ってますわ……。

 だがこれで落ち着いてカースドソウルの相手ができる。

 

 「チィ……邪魔が入ったか……。

  だが、たかがプレデター一匹増えただけではカースドソウルは倒せない!」

 

 「たかがプレデター一匹?

  ハッ、いいぜ。

  久々に本気出してやるよ!」 

 

 ズィーガーは翼を広げ、カースドソウルに向かっていく。

 直後カースドソウルの頭が地面に衝突した。

 ズィーガーが頭上から前足で無理矢理押し崩したのだ。

 

 「舐メてると痛い目見るぜ?」

 

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