Z/Xの世界で生き延びる!   作:よーと

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 前回のあらすじ
 外人の女の子に会ったと思ったら組織に勧誘された。


 食らえ! 連続投稿!


51話「組織員」

 「私はオーケルマン・愛姫(アリス)

  アリスは愛するの愛にお姫様の姫でアリス。

  そして私が組織の長よ」

 

 「ん、ってことはハーフか何か?」

 

 「いえ、両親はどちらもスウェーデン人で、結婚を反対されたから以前から憧れがあった日本に帰化したそうよ。

  で、日本で生まれたのが私ってわけ。

  だからスウェーデン人の血は引いてるけど、日本生まれの日本育ちの生粋の日本人よ」

 

 「だからってそれを英語の成績が悪い理由にするのはどうかと思うがな」

 

 俺の隣にいる前髪の両はじの方にメッシュを入れた男がハハハと笑う。

 茶髪に赤いメッシュを入れている。

 お前は相馬かと言いたい。まあ、あっちは黒髪だが。

 そしてニコニコしててやたらフレンドリーだ。

 

 「もう、それは言わないでよ」

 

 「悪い悪い。

  っと、次は俺か。

  俺は中川基樹(もとき)

  一応会計役になるのかな?

  よろしく」

 

 そう言って手を差し出す。

 

 「よろしく」

 

 俺も手を出すとグッと力強く握手された。

 ニコニコしててフレンドリーな奴ってなると紫炎を思い出すけど、たぶんこいつは大丈夫だよな。

 

 「で、こっちが矢島まなか。

  大人しいしあんましゃべんないけどいい奴だから仲良くやってくれ」

 

 俺の斜め前にいた小柄な女の子がぺこりと頭を下げる。

 黒髪を肩まで伸ばしていて赤いフレームのメガネをしている。

 てか、胸がでかい。

 D以上あるんじゃないか?

 

 「……よろしくお願いします」

 

 ポツリとキーの高い小さい声で言った。

 なんつーか、あんましゃべらない理由がわかった気がする。

 この子はアニメ声なのを気にしてんだな。

 俺は別に気になんないから普通に接しよう。

 

 「よろしく」

 

 彼女はコクリと頷く。 

 

 「それじゃ、今度はあなたの番ね」

 

 「え、みんな俺のこと知ってんじゃないの?」

 

 「知っているけどこういうのはやっといた方がいいのよ」

 

 「そーゆーもんか。

  じゃあ、知ってると思うけど俺は荒川集。

  よろしく」

 

 「おう、よろしく!」

 

 基樹は元気いいな。

 

 「それじゃあ、集も入ったことだし今後の話をしましょうか」

 

 「あー、そういえば青の世界に喧嘩売りに行くとか言ってたけどなにすんの?」

 

 「それな。

  実は俺たちゼクス持ってないんだよ」

 

 今明かされる衝撃の真実ゥゥ!

 

 「は? じゃあ、あのカードデバイスは偽物だったのか?」

 

 「いや、たぶん本物だ」

 

 「たぶん?」

 

 「俺たちはカードデバイスを巫女服の女の子に渡されたんだ。

  にゃいったーとか見るとそうやって渡された人が何人かいるらしいから、俺たちもたぶんそうなんだろ」

 

 ああ、竜の巫女さんか。

 

 「てことは何か?

  俺を使ってゼクスを捕まえようてのか?」

 

 「その通り!

  男ならやっぱりメタルフォートレスに憧れるよなあ」

 

 基樹は目をキラキラさせながら言う。

 

 「けど、たぶんメタルフォートレスだろうがバトルドレスだろうが、発信機とか埋め込まれてるぞ」

 

 「知っているわ。

  だから喧嘩を売ることになるって言ってるのよ」

 

 「えー、別にメタルフォートレスとかじゃなくてもいいんじゃねーの。

  メタルフォートレスが欲しいんなら青の世界につけばいいんじゃね?

  危険を冒してまでやる必要ねーよ」

 

 「何言ってんだ! お前にはロボットの魅力が、男のロマンがわからないつーのかよ!」 

 

 バッと隣にいた基樹が立ち上がる。

 

 「ど、どうした?」

 

 「俺は昔からロボットアニメに嵌っててな。

  そのせいかメタルフォートレスが大好きなんだ。

  だって考えてみろよ。

  現代じゃまず実現不可能なロボ……かっこよくないか?

  メタルフォートレスのほとんどは可変型だ。

  つまり秘密基地がロボに変形して戦ったりできるんだぜ?」

 

 「お、おう?」

 

 「他にもバトルスーツを纏うことによって戦隊ものよろしく、自分で戦ったりもできる。

  武器も実弾兵器はもちろんビーム兵器やオーバーテクノロジーを使った俺たちのまだ知らない武器が合ったりするんだ  ぜ? 燃えるだろ? てか男なら一度はロボットや戦隊ものに憧れるだろ! 最近はバトルヒーローとかがこの町をキ  ラーマシーンから護ってたりするんだ。ああ、てかキラーマシーンもなかなかに……」

 

 基樹はロボットについて熱く語って、心がどこかに行ってしまっている。

 

 「ごめんなさい。メカとかロボットのことになるといつもこんな感じなの。

  さっきの青の世界につくことについては私たちも考えたんだけど、そうすると私たちが組織を作った意味がないじゃな  い? 私はこの組織を人間を中心にした組織にしたいと思ってるの」

 

 「ふーん、人間中心ねえ……。

  そういえばこの組織って何する組織なんだ?

  今までの話を聞いてるとゼクスと戦うみたいなんだが」

 

 「あー……戦うつもりなんだけど、詳しいことは決めてないの。

  私たちカードデバイスを渡されたのが1週間前だから……」

 

 「あん? てことは何か?

  何するかも決まってないのに俺を組織に誘ったと」 

 

 「ごめんなさい」

  

 アリスはパンッと手を顔の前で合わせて謝る。

 

 「でもあなたは副長だから安心していいわよ?」

 

 「いや副長なのかよ。

  もしかして、組織ってここにいるので全員か?」

 

 「うん」

 

 「ダメじゃん。

  ハア……じゃあパトロンはいるのか?」

 

 「いない」

 

 「ダメやん」

 

 お話になりませんな。

 帰ろう。

 

 「あ、待ってよ。

  まだ組織名も決まってないのに」

 

 「そこからかい!

  俺は帰るよ、話にならない」

 

 「そう言わずにさあ……」

 

 「そうだぞ! まだロボの魅力について…」

 

 「基樹は黙ってなさい!」

 

 ショボーン(´・ω・`)

 基樹は悲しそうな顔をする。

 

 「待ってたって俺にメリットがないだろうが」

 

 「それは今から考えるからさあ。

  頼むよ~、君だけが頼りなんだよ~」

 

 アリスは俺の服をつかむ。

 

 「放せって、他をあたってくれ」

 

 「お願い、私たちだけだと絶対お父さんは認めてくれないと思うの。

  だから、ねっ?」

 

 早く探索に行きたいんだけどなあ……。

 

 「しゃーない。

  メアド教えるから今日は帰らしてくれ。

  また今度話そう」

 

 「そういって関西に行くんでしょ。

  二日後にここを発つことは知ってるんだからね」

 

 ばれたか……。

 

 「わかった、明日話をしよう。

  だから今は離してくれ」

 

 「……絶対だからね」

 

 「わーってるって」

 

 俺は3人とメアドを交換して店を出た。

 




 設定を考えてるうちに、番外編…というかなんか壮大なものが出来上がりそうです。
 (まだまだ先になりそう…というか完結後の話になりそうだが)
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